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日本の男女格差は想像以上に酷かった

昨日の新聞(2019/04/21)

時代の風 地位の男女格差変わらぬ日本 
長谷川眞理子総合研究大学院大学長

世界経済フォーラムが毎年出しているデータに男女格差指数というものがあり、2018年の日本の総合評価は149か国中110位であった。
国会議員の女性割合は19年で13.8%、191か国中144位であり、サウジアラビアよりも低い。
私はこの結果に衝撃を受けた。
日本は男女格差が大きいという認識はあったが、まさかイスラム教の国・サウジアラビアよりも低いとは想像だにしていなかったからだ。

日本では、物事を決める立場にある地位の女性の数が圧倒的に少ない。
先に例に出した国会議員、企業・公務員における管理職、上場企業における役員などの役職には、ほとんどの場合男性が就いている。
また、長谷川さんが述べていたように、女性の地位向上に関する問題として議論されるのが「子どもを産みやすい社会をどうつくるか」というものであり、「社会の動向を決める決断をする女性を増やそう!」とは全く考えていないように見える。
現在の男女格差は「去年よりもマシになった」程度で、欧米には到底届かない。
現状に決して満足せず、もっと女性が活躍できるように子育て支援以外の方法も考えなければいけないと思った。
女性への選挙権が遅かった国でも男女格差は縮まりつつあるので、日本が欧米のようになるのも決して夢物語じゃない。

感謝感激雨あられ!