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8/9 生理の諸々がなくなれば私はもっと楽しい人間になれる気がする

私の名前は漢字で「朔」と書き、「ついたち」とも読める。1日生まれというわけではないが、両親にとって1番初めの子というのが名前の由来だ。(この名前は結構気に入っている)

月の初めという意味の漢字がついたワタクシであるが、月初はほぼ確実にすこぶる調子が悪い。おそらく、生理前のホルモンバランスの乱れが原因。身体も心もしんどくなってしまう。

現在、まさに絶賛乱れ中につき、昨日の夜なんて気分が落ち込みすぎてなかなか寝つけなかった。

「私は昔から本当に自分の力で何かを成し遂げたこともないし、きっとこれからもそうなんだ。頭悪いし要領も悪い。それにかわいくもない。テキトーに切った前髪が変だし(それは自業自得)、毛量が多いボブなのでランジャタイの伊藤みたいになってる。自分嫌い。誰からも好かれる資格ない。なんもうまくいかないし、うまくいったことなんてない。マジ生きてるのツラ!!!」

急に過去の嫌なことを思い出すわ、今の自分も否定するわ、容姿にも自信がなくなるわ、こんな調子で自分を全否定してしまう日がやってくる。例えばたまたま見返してた何でもない昔の写真とかをきっかけに、自分の中でネガティブをふくらましていってしまう。

さらにはなんか下腹部が痛かったり、なんか顔や足が浮腫んでたりする。だりぃし、気持ちわりぃし、だけど仕事も身の回りのこともしなきゃだし。いっぱい泣いていっぱい寝てたい気持ちを抑えて頑張るけど、ときどき頑張れないのでいっぱい泣いていっぱい寝たりもする。

生理がきたら、(私の場合は)心は少し軽くなる。だけど次は血が出てくる。股から。不快だし、腰も痛いし、会社員時代は「私、こんなに血を流しながら仕事しているんですけど」と心の中で泣きながら、やり場のない怒りとイライラをパソコンのキーボードに叩きつけた。

この前、『射精責任』という本を読んで、驚きの事実を知った。ピル服用中、休薬期間にやってくる生理は、正しくは「生理のようなもの」だったのだ。ピルという避妊方法を、「自然の生理周期の延長としてローマ教皇が受け入れることを促す試み」として、私たちは偽物の生理で血を流していたらしい。

低容量ピルを服用していたことがあるけど、あのとき、シートの最下列の3錠目でぴったりとやってきていた生理は、本当は生理じゃないし、不必要な血だったんだって。キーボードに叩きつけた怒りはローマ教皇への怒りだったのかもしれない。

あとどのくらい、生理ちゃんが持ってくる諸々の問題と付き合わなきゃいけないんだろう。生理がなければ私ってもっと楽しい人間になれると思うんだよな、なんて考えた。

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