代表インタビュー│ひと味違う、IT企業へ【後編】

後藤社長へのインタビュー後編。今回は「IT業界で作作が目指す場所」についてお届けします。

作作のメイン事業は、企業の依頼を受けてシステムの開発・運用を手がけるシステムエンジニアリング。さらに最近では、後藤社長を筆頭にITコンサルティングも展開しています。

今、求められている“IT人材”とは

Q．まず、エンジニアってどんな仕事をするんでしょうか

一口に「エンジニア」と言っても、その職種は多岐にわたります。パソコン画面を見てコードを書くプログラマーを想像する人が多いかもしれませんが、それだけではありません。システム開発における企画や設計なども行うシステムエンジニア（SE）、プロジェクトの取りまとめまで担うプロジェクトマネージャー、サーバーなどのシステム基盤を構築するインフラエンジニアなど、さまざまです。

また近年、IT技術はかなり成熟しました。かつては複雑なプログラミング技術が必要でしたが、簡単な関数1～2行で出来上がるコードも増えています。またクラウドサービスやローコード開発も広まってテンプレート化が進み、手の込んだプログラミングをしなくても済むようになってきました。……つまり、コーディングが専門であるプログラマーの役割は、“技術”がカバーできるようになったんですよね。

Q．ですが、日本ではまだまだIT人材不足が話題になっていますよね

足りないのはSE、プロジェクトマネージャーなど、考えられるエンジニアではないでしょうか。手を動かして作業をするだけでなく、ITを全体的に理解し、クライアントに対して提案や交渉ができる存在です。中には、プログラマーを置かずにSEのみで進める案件もあるほどです。今後さらに技術が進んでも、おそらく彼らの需要がなくなることはないでしょう。

だからこそ作作でも、“これからの社会に必要とされるIT人材”を育てていくつもりです。

小さな組織を支えられる存在になりたい

Q．必要とされるIT人材を育てながら、作作はどんなIT企業を目指していますか

具体的に言えば、大手企業よりも中小企業を支えられる存在になりたいと考えています。

各企業のIT領域を支えられる人材はまだまだ稀少です。確かに大手企業では、社内にしっかりとした情報システム部を設けたり、SIerに任せたりすることも多いでしょう。ですが中小企業を中心に、ITをうまく活用できずにいる企業は少なくありません。「ITリテラシーの高い社員がいない」「IT化に充てる予算がない」など、聞いてみると悩みはさまざまです。

そのため、私たちの技術を駆使して、中小規模の組織にとって使いやすいシステムづくりやIT環境をサポートできたら……と考えています。今までなかった環境が整う分、クライアントもすごく喜んでくださるんですよね。お手伝いした私たちも「誰かを支えられている」とより強く実感できるはずです。

またそういった意味で、今後はITコンサルタントの役割も大きくなると予想しています。

Q．ITコンサルタントとはどんな仕事なんでしょうか

ひと言で言えば、「企業にITをどう根づかせるか」を考えることです。

システムエンジニアリングではクライアントのニーズを聞いてからシステム開発するため、はじめからある程度の形が決まっています。一方でITコンサルタントの仕事は、「御社の成長のためにはこんなシステムが必要です」といった提案から入り、IT環境を一緒に作っていくこと。クライアントを深く知らなければできませんし、ある意味では経営面にまで踏み込んでいきます。SEとはまた違った視点が求められますね。

現在は私が中心となって動いていますが、作作ではこのようなITコンサルティングにも力を入れていこうと考えています。これから入社される皆さんにも、一つの選択肢として、ITコンサルタントの道もご用意できるかと。

“人”で選んでもらうエンジニアへ

Q．現在の作作のメンバーは、どんな活躍を見せていますか

勉強熱心な人が多いため、未経験の領域や新しい技術にも積極的にチャレンジしている印象です。また、周りとのコミュニケーションも大切にしていますね。

システムエンジニアリングの世界って、「どの企業に任せても一緒」という声をよく聞きますが、作作は“人”で選んでもらっている気がします。真面目に取り組む姿勢はもちろん、相談しやすいキャラクターなどを評価していただいているんです。その結果、同じクライアントから「この案件も○○さんにお願いしたい」なんて声をかけてもらうことはよくあります。社長として、どこへ送り出しても恥ずかしくないメンバーばかりです。

Q．技術力と人間力で選ばれるエンジニア、かっこいいですね！

前回お話ししたように作作では、“無理のない働き方”を大切にしています。ですがその上で、IT人材として活躍するための努力は欠かせません。新しい技術をキャッチして、自分の力にしていく。ITの世界を自分なりに楽しみながら、それで社会貢献できたら素敵じゃないですか。作作は、そういったことができる場所であり続けたいと考えています。

「今まで無理をしたけれど、新しい場所でのびのびと頑張りたい」「イチからじっくりと自分の価値を上げたい！」――そんな方に、ぜひ入社してほしいですね。