チビ猫ちゃんの死
ツイッターでも何度かツイートしたことがあるんだけど、家の周りをウロウロしてたチビ猫ちゃんが、4日前に交通事故に遭って亡くなった。
去年の11月に出会ってからほぼ毎日のように遊び、私を見つけるとトコトコ近寄ってきては足にスリスリしたり膝に乗ってきたりして、ここ数ヶ月はベランダに入ってきてたまに家にも入れていた。
猫好きな私はこんなにも自分になついてくれるチビ猫ちゃん(チビと呼んでいた)が本当にかわいくて毎日の癒しで、朝はカーテンを開ければベランダの塀の上に座ってこっちを見ておはようと言うようにニャーと鳴き、家に入れたらひとしきりくつろいで「回りに気をつけるんだよ」と思いながら外に出て行くのを見送る日々だった。
台風が接近していた17日、雨の日は必ず来ていたチビが朝も夜も姿を見せずにおかしいなと思っていたその翌日、仕事に行く途中に道路の端に横たわる猫を見つけた。
運転中、青信号だったので止まることはできず一瞬しか見えなかったけれど、それでもわかるほど無惨な姿だった。
チビによく似た柄で背丈のその猫を認識した瞬間サッと血の気が引き動悸がした。
チビかもしれない…チビだったらどうしよう…
職場についてから母に確認してと電話して、チビをお世話していたお宅の方にも連絡するように言った。チビじゃないことを祈るしかなかった。
チビは去勢していた為、左耳に切れ込みがあったのだが、数分後に母から来たLINEには「チビかもしれん耳に切れ込みがあった」と書かれていた。
仕事中もチビのことが頭から離れず、完全に動揺していた。
帰ってから母の口から出た第一声は「チビはもういない」だった。
死んでいたのはやっぱりチビだった。
チビをお世話していたお宅の方と一緒に死体を見に行き、その方が死体を回収してくれたらしい。
顔の片側は潰れ、内臓はお腹と背中から飛び出ていたとのこと。
つい2日前にもベランダに来たばっかりだったのにチビはこの世からいなくなってしまった。受け入れられなかった。
野良猫とはいえ近所の人から可愛がられる猫だった。
おてんばで木登りをしたり車のタイヤで爪を研いだりお腹を見せてゴロゴロしたり一挙一動が可愛く、チビと遊んでいる時間がずっと続けばいいのにと思っていた。
チビを飼ってあげられないのが心苦しかった。
チビと出会ってからずっと私の癒しになってくれた。
でももうチビはいない。私の癒しがいなくなってしまった。
お世話していたお宅の方によると去年の9月に産まれたらしくて、まだ1歳だった。
よく走り回る子でこれまでも何度か車と接触し、鼻血を出しながら帰ってきたこともあったらしい。
あんまり短かったよ。
もっとチビと遊びたかった。
大きくなったチビを見たかったな。
食いしん坊でおてんば娘なチビがかわいくてかわいくて大好きだった。
天国でいっぱい遊びなね。
遊んでくれて、癒してくれてありがとう。バイバイ。
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