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【模型日誌】パックマン HJプラモデルコンペ ゲームキャラクターフェスティバル参加作品

(この記事は最後まで無料でお読みいただけます)

突然ですがみなさん、ゲームって好きですか?
私なんかは最近でこそゲームから離れ気味ですが、そもそもプログラミングを学ぼうと思ったきっかけがゲーム(RPGツクール)だったりと、ゲームに人生を変えられたような人間です。

そんな感じなのでゲームについて思い出話を語り始めると長くなるので割愛するのですが、そんな思い出を共にした「ゲームキャラクター」たちをテーマにした「ゲームキャラクターフェスティバル」が月刊ホビージャパンにて開催されました!以前のこちらの記事のコンペですね。

私もこんな記事を書くくらいなので、もちろん作品を応募しました。応募したのは…

パックメェェン!!!
※スマブラのキャラクター選択ボイス

なんとこの『パックマン』ですが、残念ながら入賞は逃したものの、おかげさまで一次審査を通過し、HJ編集部員イチオシ作品でも紹介いただきました。ありがとうございます。(ちなみに応募作品数は259作品)

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作品は月刊ホビージャパン2020年7月号に掲載されています。お求めはお近くの書店または各種通販サイトまで。

君の眼で確かめろ!!

制作コンセプト

先ほどの記事の中では「キットそのままで応募できるのはこちら!」と紹介しておきながらも、心中は「いうても手ごわい相手ばかりのコンペで正面から勝負しに行っても負け確やし、ここはアイデア賞狙いで行くか!!」と、プラモデルが発売されていないキャラで参戦しようと考えました。

とはいえ時間も限られる中でガッツリとキットを改造してキャラクターを再現するのも厳しい。

「できるだけ単純な形状でみんなが知っているキャラクターってなんだ…?」と悩んでアキヨドのプラモコーナーをウロウロしていたところ、目に飛び込んできたのが…

これ、モビルハロの手足をハロにくっつけたらパックマンになるんじゃね…?ついでに余ったモビルハロはモンスターにして…

というわけでパックマンを作ることに決めました。

実はパックマンは世代を外しているのですが、中学時代に友人宅でゲームキューブでみんなでやっていました。私はパックマンが初見で、自宅にゲームキューブが無いこともあり、負けまくっていた思い出があります。

パックマン

というわけで早速ですが完成品です!

メカメカしさはあるものの、「パックマン」と言われればそう見えてこないでしょうか。

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ちなみに一番苦労したのがマスキングです。そこそこ広い範囲で、しかも球面にマスキングテープを貼ることになったので何回か塗装をやり直しています。マスキングの方法は記事の後の方で紹介します。

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モンスターももちろん作っています。本当は4色そろえたかったのですが、モビルハロの品薄により赤色しか作れず…。4色そろえたら圧巻だったろうな。

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2体並べるとより「パックマン」感が出ますね!

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パックマンといえばこのポーズ!

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先ほども書きましたが、HJプラモデルコンペ ゲームキャラクターフェスティバルに応募しました。模型誌のコンペに参加したのは初めてでしたが、「お題を念頭に何か作る」という新しい経験ができました(ボークスのV.K.Mコンは塗料縛りはあるもののお題はほぼ無いので)。

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今回は第3回目のHJプラモデルコンペということで、第4回もタイミングが合えばぜひ参加したいと思います。

工作

前述の通り、使用キットはハロとモビルハロです。

ハロとモビルハロでどうやってパックマンとモンスターを作ったかですが、意外と写真が残っておらず…所々ではありますが、紹介します。

まずはモビルハロの股間パーツの軸が邪魔なのでバッサリ切り離します。

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で、股間パーツに新しく3ミリプラ棒で軸を作り、ハロの下部中央にポリキャップを仕込み、接続できるようにします。

するとこんな感じに。全体のバランスを見るために腕も両面テープで仮付けしています。腕パーツはモビルハロから持ってきています。

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モビルハロの残りパーツはバックパックだけ取り除いてそのままモンスターにします。ちなみに一番右に写っているのは全く関係ないですがワンフェス2020冬で一目惚れして買ったPOPMARTのYUKIです。かわいい。

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肩パーツですが、このままだとハロとの接続ができないので、少し加工します。モビルハロのときに本体に接続する方の、太い軸をバッサリ切ります。

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バッサリ切った方に2mmのプラ板を貼って土台を作り、直径3mmのランナーを軸として接着。内径3mmのプラパイプを根本に付けることで軸の強度を上げています。

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で、ハロを正面から見た際に両端になる箇所にポリキャップを仕込み、先ほどの肩パーツのランナーの軸を接続するようにしました。ここら辺は写真が残っておらず…。

鼻パーツはWaveのプロペラントタンクをぶった切って貼り付けました。

また、足裏パーツは裏が思いっきり肉抜きがされているのでエポキシパテで埋めています。パックマンはジャンプポーズを取ると思いっきり足裏が見えるので、そこのケアです。

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カラーレシピ

いつものごとく、ファレホをメインで塗っています。

下地・黒色:ブラックプライマースプレー(28012)
黒色(リタッチ):ブラック(70.950)
黄色:ムーンイエロー(72.705)
赤色:SZ レッド(69.009)
オレンジ色:オレンジ(69.007) + オフホワイト(69.003) →1:1の割合
トップコード:ポリウレタンマットバーニッシュ

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で、今回鬼門だったマスキングです。マスキングにあたっては、幅広のマスキングテープを自作のテンプレートで切り取ることで対応しました。

自作のテンプレートですが、1mm程度のプラ板にフリーハンドで形を書き、デザインナイフで切り取って作成しました。今回のように左右対称のマスキングが必要になる場合、テンプレートを反転するだけでいいので比較的簡単に対応できます。

これは右目のマスキングテープを切り取る際の写真です。

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テンプレートを反転すれば、左右対称に左目を切り取れます。

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これはかなり楽ちん!

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ちなみにテンプレートを使っているとはいえ、曲面のカッティングは難しいものです(そもそもテンプレートを自作する際も難しい)。そこで役に立つのがWaveから発売されているHG刃先回転カッターです。

これは名前の通り、刃先がクルクル回転するもので、曲線やフリーハンドでカットしたいときに非常に役に立ちます。使いこなすまでに少しだけコツをつかむ必要はありますが、慣れればクセになりマスキングやプラ板のカット作業を力強くサポートしてくれますので手元に1つ置いておくといいです。

通常は隠ぺい力の低い色から塗っていくのがセオリーなので、黄色→黒色の順で塗ると思います。ですが、今回はマスキングをできるだけ少なくするために逆の黒色→黄色で塗っています。

で、実際にマスキングしている写真です。黄色→黒色で塗った場合、逆のマスキングが必要になります。しかも球体相手に。想像しただけでゾッとします。

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黄色は一般的に隠ぺい力が弱いのですが、そこは流石の我らがファレホ。問題ない隠ぺい力です。

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マスキングを剥がすといい感じにパックマン感が出てますね!
ですが球面にマスキングしたこともありはみ出しが気になるので、この後ファレホのブラックでリタッチしています。

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口のマスキングも似たように自作のテンプレートを作成してマスキングテープをカットして行っています。

ちなみにモンスターの眼ですが、これは百均で売っていた目玉パーツを接着剤でくっつけています。

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そのまま接着するだけでは黒目が重力に負けてしまうので、ピンバイスで裏側に穴を開けて瞬間接着剤を注入し、黒目を固定しています。意外と手が込んでいるんです。

まとめ

ということで、パックマンでした。

HJプラモデルコンペ ゲームキャラクターフェスティバルにて一次審査通過だけでなくイチオシ作品として紹介いただいたのはとても光栄で嬉しい限りです。月刊ホビージャパンとナムコ(現バンダイナムコエンターテインメント)に感謝です!次回、HJプラモデルコンペの第4回のテーマが何になるのか、今から楽しみです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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