【模型日誌】HGUC ヅダ・ファントム
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突然ですが、ヅダ、好き?
僕はヅダが出てくるMSIGLOOが展開されていたころに青春時代を過ごしていたこともあり、「ヅダかっけぇ…」とここ十云年思い続けており、それなりの思い入れがある機体です。
そんなヅダのキットが久しぶりに再販されたので、作りました。鉄は熱いうちにうて!
制作コンセプト
制作コンセプトというか、今回は設定遊びをしてみました。あんまり設定遊びをしないのですが、やってみると楽しい…
一年戦争終了後、ジオン残党兵となったヨーツンヘイム(ヅダの母艦)。ヅダを主戦力とするヨーツンヘイムは、かねてより問題であったヅダの強度不足の解消を試みる。結果、強度不足の原因は主推力を土星エンジンの大型ノズルに頼っていることによる機体負荷のバランスの悪さに起因することが判明。土星エンジンを拡張しプロペラントタンクおよび中型ノズルを追加することでバランスを保ちつつ、長距離航行を可能とした。
また、ミノフスキー粒子によりセンサーが使用できない有視界戦闘が前提となる空間戦闘において、宇宙空間に溶け込む迷彩効果を期待しカラーリングを暗色に変更。加えて暗色のマントを装着することとなった。
改修後のヅダは表舞台に現れることはないものの着実に戦果を挙げ、その姿を見た艦長から”ヅダ・ファントム”という名を与えられる。
「もはやこのヅダはかつてのヅダではない、ましてやゴーストファイターなどではない。かつてヅダを信じ、共に散っていったジャン・リュック・デュバル少佐に敬意を表し、当機体をヅダ・ファントム(ヅダの幻影)と呼称することとする」
というか、ヅダ初登場の話のサブタイトルが「軌道上に幻影は疾(はし)る」で、ここでいう幻影はヅダなわけで、本編中はヅダはゴースト(=幽霊)ファイター扱いでしたが実際はゴーストじゃなくファントム(=幻影)なんじゃ!と制作側も言ってるんじゃ?という妄想もあります。
ヅダ・ファントム
ファントムというからには幽霊っぽいポーズじゃなきゃダメだろ!ということで逆さにしました。宇宙だから上も下もないのでヨシ!
マントで本体がほぼ隠れてますが、それが狙いなのでヨシ!
マントのクリア塗装で妖艶さを演出しました!
実は走り高跳びのポーズを参考にしてます。
マントからチラッと見える脚や武装もかっこいい!
このポーズだと足裏もバッチリ見える。
追加したプロペラントタンクもよく見える。
台座の小惑星も自作。小惑星感出てるかな!?
固定してないので機体単体でも飾れます。
かっこいいな!!!
ヅダといえばスプリッター塗装なんだけど、今回はあえて普通の迷彩で。
追加のプロペラントタンクもわりとしっくりきてかっこいい!
この金属色(カッパー)めっちゃ好き。
黒鉄色もいい感じ。
やっぱヅダはかっこいいな!
ランドセルには台座の接続用の穴がありますが、パーツで塞げるようにしてあります。
後ろ姿もかっこいい!
対艦ライフルも作ってます。デケェ!
この対艦ライフルがまたかっこいいこと。これ単体で売って欲しいくらい。
工作
ヅダ本体の方は特にプロポーション変更とかはしませんでした。合わせ目消しと一部のスジの彫り直しくらいです。
プロペラントタンク
追加したプロペラントタンクの基部は100円ショップの仕切り板を使いました。
これを
折ってばらして
接着して
3mmの穴を開けて
プロペラントタンクを
つけて完了!
この100円ショップの仕切りは手軽に手に入って色んなところで使えそうなクセの無い形をしているので役立ちそう。テストピースとしても良さそう。
マント
プラモとかだとマントは布とか紙とかがよく使われるんですが、今回はポーズ的に重力に負けそうなので透明プラ板を使いました。透明だとクリア塗装で幽霊っぽさとか妖艶さも出せそうですし。
使ったのはタミヤの透明プラ板(0.2mm)。これ↓
これを15cm四方くらいに切って、ヅダ本体に被せて
ライターでプラ板を軽く炙る。引火すると危ないので弱火で。わりと危ないので自己責任でね。
慎重に炙っていくとこんな感じでマントっぽい形ができます。形はあまり思い通りにできないけど、かえってそのランダムさが味になっていい、ということで。
塗装は一旦クリアブルーを塗り、フチを残してスモークグレー。その後クリアーでトップコートしました。
小惑星
今回台座にした小惑星はスタイロフォームで作りました。
これ↓
といってもデカいので切って
ノコギリでがんばって小惑星っぽい凸凹を作ります。
そしてモデリングペーストをペインティングナイフでペタペタ塗っていき
乾いたら黒色を塗ります。
続いて灰色をドライブラシして
仕上げにウェザリングをして完成!
意外と簡単に作れます。
カラーレシピ
今回はお試しで水性ホビーカラーをメインで使いました。リニューアル後の水性ホビーカラーはラッカーとまでは行かないまでもそれに近い使い心地だったので、今後は水性ホビーカラーでもいいかなと思いました。
F→ファレホ H→水性ホビーカラー X→タミヤカラーアクリル
下地(金属色):F サーフェスプライマー グロスブラック(77.660)
下地(その他):HCD07 ブルースター
濃青:H-42 ブルーグレー
灰色:H-57 エアクラフトグレー
黒:H-32 ダークグレー(フィールドグレー)
武器:H-18 黒鉄色
銀:H-8 シルバー(銀)
バーニア:H-8 シルバー(銀)の上にH-76 焼鉄色をグラデーション
カッパー:H-10 カッパー(銅)
土星エンジン大型ノズル:X-34 メタリックブラウン
マント(青):H-93 クリアーブルー
マント(黒):H-95 スモークグレー
モノアイ:H-90 クリアーレッド
スミ入れ(エナメル塗料)
黒:X-19 スモーク
白:X-2 ホワイト
トップコート
マント:X-30 クリアー
それ以外:Mr.Hobby プレミアムトップコート つや消し
マスキングねんどによる迷彩塗装
今回迷彩塗装をするにあたり、前々から気になっていたクレオスのマスキングねんどを使ってみました。
これ↓
こんな感じで貼りつけて
塗って
剥がして終わり。簡単。
一部ねんどが残ることがあるけど、エナメルの薄め液などを綿棒につけて擦れば取れます。
まとめ
ということでヅダ・ファントムでした。
マントや小惑星を作ったりと色々チャレンジしましたが意外といい感じに作れました。
やっぱ、ヅダ、かっこいいな!!!
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