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アートセラピーとは?

今年の5月からアートセラピストのファシリテータコースに通い始めて8か月が経過しました。何度か記事でも紹介していますが、アートセラピーについて説明したいと思います。


アートセラピーって何?


「アート」と聞くと苦手意識を持ってしまう方がいらっしゃるかもしれません。苦手意識のある方はセンスや上手い下手を気にされたり、美術などの成績が悪かったから…と思われる人もいらっしゃるのではないかと思います。
「アートセラピー」では、個人が自由に表現する中で、内側にあった自分の無意識を客観的にみることができます。
何か仕上がりをイメージして描くのではなく、その時に思いついたことや手や体を動かした結果など、アートワーク自体のプロセスを大切にします。
そのため、評価をされることはありません。

また、「セラピー」と聞くと病気の人などの治療に対するイメージがあって抵抗がある人がいるかもしれません。アートセラピーはもともと芸術療法のひとつとして医療現場でも使われていました。
健康な人にもアートセラピーは有効で、感情・感覚・思考やイメージなどをアートを通じて客観的にみることで自己理解や心のケア、創造性を呼び起こすような効果が期待できます。
リフレッシュ・癒しを目的にしたり、ビジョンをイメージしたり自己成長のためにアートを使うことも可能です

子ども向けにはどんな効果があるのでしょうか?


・自由に好きな表現で感情を発散することが心のケアに繋がります。
・自分の持っている世界やイメージを表現することで創造性を養います。
・評価の無い場で自分と他の人のアートワーク表現を通して、他者を認めることに繋がります。
・自分が好きな感覚を様々な素材を通じて体験することで、自分の「好き」な感覚を得て感性を磨いていくことができます。

私は子どものアートセラピー教室のサポートをしてきた中で、多くの子どもたちからアートワークを通じた自分なりの物語を聞く時間が好きです。
その物語を尊重していくことが、その子がその子らしくいられる場となり、自尊感情を育てることに繋がっていくのだと思います。

そんな体験を子どもから大人まで多くの人に届けていきたいです。


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