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ジャニオタが生まれて初めて宝塚を観た話

タイトル通りです。ジャニオタ歴20年超えの30代が生まれて初めて宝塚歌劇(以下、ヅカ)を観に行ってきました。
ちなみにジャニーズでの自担は去年「ジャニーズJr.」から「ジャニーズ所属タレント?俳優?ダンスユニット?」になったふぉ〜ゆ〜の松崎祐介くん31歳です。
そもそも私のヅカに対する知識と言えば、はるな檸檬さんの「ZUCCA×ZUCA」、お知り合いでジャニオタ兼ヅカオタの方が何人かいるのでそこから聞いたお話、後は先日の悪友ナイトでゲストだったヅカオタの方のお話(お隣歩きというワードが衝撃的だった…)とか、そんな感じです。フォロワーさんのご贔屓さんのお名前は知ってるけど、その方がどんな方だとか現役のトップさんのお名前とかも全然詳しくありません。
Twitterで「今年はヅカデビューしたいなあ〜」とかふわふわした気持ちで呟いたら先人が色々教えてくれてカード枠でサクッとチケットを取りました。とりあえずどの組がいいとか分かんないな〜って感じだったので、フォロワーさんのご贔屓のキキちゃんさんこと芹香斗亜さんがいらっしゃる宙組の「天は赤い河のほとり」が私のヅカデビューの演目に決まりました。

さてさて来たる4月7日、ちょっと朝から色々ありまして行けなくなるかもしれない危機に陥りつつも何とかたどり着いた宝塚駅。
駅前にある像?オブジェ?をとりあえず写真に収めるミーハーです。
そしてヅカ観に行くならここ行っとけみたいによく紹介されてるルマンに行きました。名物のエッグサンドはもちろんだけど、野菜サンドがおいしかったです。紅茶もティーバッグだけどポットサービスありがたい。
ルマンでお腹も満たしていよいよ宝塚大劇場に足を踏み入れました。
すごい!きれい!レストランとお土産屋さんいっぱい!が第一印象です。あと、入った瞬間にめちゃくちゃおいしそうな甘い匂いがすると思ったらお土産屋さんで焼きたての人形焼売ってました。今度買います。
開演まで時間あったので色々散策してみようとお店を一通り見ることにしました。
事前にHP見てて「カレルチャペックのコラボと西光亭のくるみクッキー(大劇場限定パッケージ)は絶対買う!」って決めてたので迷うことなく購入(カレルチャペックコラボのは紅茶を2種類とチケットケースを)あと先人に「パンフは1000円だから開演前に買って予習しとくといいよ!」って教えてもらったので購入。
まだ時間もあったのでキャトルレーブへ。スターさんの写真とかグッズとか色々置いてます。ここで私はめちゃくちゃ感動しました。お店の隅に分厚いファイルが何冊か置いてあって「こちらの写真(2001年以降)は予約となりますが購入可能です(お渡しまで2週間)」って書いてあるんですよ!!!え、すごくない?!17年前まで遡ってお写真買えるとかすごくない?!ジャニショなんて撤去されたら終わりなのに?!だって退団されてるスターさんのお写真とかも買えちゃうんでしょ?!え、ヅカやさしい!!!ってなりました。キャトルレーブでは何も買わなかったんですけど、終演後にまたここに来ることになるとは…。

なんやかんやしてたら開場時間になったのでチケットもぎってもらって劇場内へ。
これが!あの赤階段!とテンション上がりつつエスカレーターで3階へ。

今回は3500円のB席です。
後ろから数えた方が早いけど、わりとセンター寄りだったので全体は観やすそう。え、オケピある!すごい!3500円なのに!ってなりました。オケピのとこにせり出してる?通路?花道?が珍しいなーって思いました(後に銀橋と呼ぶことを知る)席について、購入したパンフをパラパラ見て、フォロワーさんのご贔屓のキキちゃんさんの役名をチェック(役柄的にチェックしなくても大丈夫だった)あとフォロワーさんがかわいいかわいいって言ってた峰里ちゃんの役名をチェック(でも何の役かよくわかってない)
そんなことをしてたら始まりました。毎年SHOCKを観劇するオタクはオケが音合わせする時点でめちゃくちゃテンションが上がりました。

1幕のお芝居は「天は赤い河のほとり」
少女マンガが原作です。ちなみに私の原作知識はWikipedia先生で調べたことのみです!女子高生が古代エジプトのあたりにタイムスリップしてなんやかんやする、ぐらいの知識で観に行きました。細かい感想を書くと長くなるとはしょりますが、とにかく展開が早い!全28巻あるお話を90分にまとめてるのでまあ当たり前っちゃ当たり前なんですけど、展開が怒涛すぎて途中で「あの人とあの人はどういう関係?」とかちょくちょく頭がこんがらがりました。でもそういうの抜きにしても原作が少女マンガなのでわりと全編通してラブコメ要素たっぷりで少女マンガ育ちの私は楽しかったです。
フォロワーさんのご贔屓がラムセス役のキキちゃんさんなのでわりと重点的に観てたんですけど、そういうのを抜きにしてもラムセス様超かっこよかった!です!役柄的にはヒーローのライバル役だけど、ヒロインを助けてくれる立場でもあり、ヒロインとのラブコメ要素もたっぷり詰まってて、特に「俺の嫁になれソング」がかわいくてかっこよくて最高でした。かしましいお姉ちゃんがたくさんいるのも個人的に好きなポイントでした。
あとヒロインのユーリの侍女になる三姉妹のお姉ちゃんが普通にめちゃくちゃかわいくて「あの子かわいいな〜」って観てたら途中で名前で呼ばれてて「あ!あの子が峰里ちゃん!!」ってなりました。峰里ちゃんめちゃくちゃかわいい。可憐という名の元に生まれてきた感がすごい。顔がとにかくかわいい。ヅカメイクって濃すぎて元のお顔よくわかんないじゃんって思ってたけど、峰里ちゃんは元々のお顔立ちを活かしたメイクでめちゃくちゃかわいかった。
双眼鏡も持っていってて、キキちゃんさん観るときとかにちょくちょく使ってたんですけど、後はふんわりと全体を観てて。そしたら、妙に目につく人を見つけてしまいました。カイルの側近の騎士の5人組のうちのひとりで(途中で2人いなくなってしまうけど)金髪で笑顔がかわいくて、やたらと動きが軽くて滑らかな人を。ほとんど名前で呼ばれないし、初心者の私にはよくよく見分けもつかないし。とりあえず今分かるだけの情報を頭に叩き込んで後で調べよう!って思って後半はわりと必死にその人を追いかけてました。
1幕終わって「楽しかったなー」って思いながら、とりあえずさっき見つけた彼(厳密にいうと彼女)のことを知りたくてパンフを開いたけど、役名がまずわかんねえ、っていう。あと出演者一覧を見るけどいまいち自信がない…。あ、フォロワーさんが確かすでに宙組観劇してた!Twitterにつぶやいたら教えてくれるかも!(他力本願)となってとりあえず特徴羅列してTwitterに投げました。
幕間の間にそれが誰かは謎は解けず、2幕へ。
2幕は「シトラスの風」
宙組発足時に上演したレビューらしいのですが、初心者詳しくありません。色んなジャンルのダンスや歌が詰まっててただただ楽しかったです。ジャニオタ大体すきな感じだからみんな行けばいいよ!ちなみに峰里ちゃんはちょくちょく見つけられたけど、さっきの彼の姿はほとんど見つけられずに終わりました。しょぼん。
2幕も終わってTwitterを開いたらフォロワーさんから答えきてたーーー!!ありがとうございます!!!
私が気になった彼の名前は和希そらくんでした。
ちなみに一度このお名前聞いてた。
私が夏のバウホール公演(そらくんの記念すべきバウホール初主演)についてちょっと触れた時に(SONG&DANCEというワードにPZみを感じた)、それこそ同じフォロワーさんに「それに主演する和希そらくんちょっとJr.みがあるんですよー」って聞いてた。自らフラグ立ててた。恐ろしい。
ちなみにそのままキャトルレーブに行き、そらくんのお顔確認しようと思ってお写真観たら買わずにはいられなくて、天河のお写真(いわゆる混合)とシトラスのお写真を持っていつのまにかレジに並んでました。レジに置いたらこれまた感動しました。
「2点で660円です」
え、安くない?いわゆる2L版ですよ。SHOCKのステフォと大体同じ大きさですよ。あっちは1枚500円ですよ。え、1枚330円?大丈夫?宝塚大丈夫??ってなりました。
帰り道はひたすら和希そらくんのことを検索しながら帰りました。
気持ちはまさに「こ〜いしちゃったんだ〜〜♪」みたいな感じです。調べれば調べるほどちょっとぽんこつな感じだったり、上級生の方に弟キャラみたいにかわいがられてたりするとこだったり、でもダンスはめちゃくちゃ上手なとこだったり好きになるなって言われる方が無理では?!みたいな気持ちにさせられてます。

最近の日課はTwitterで「和希そら」って検索することです。
ヅカを観たらハマっちゃうんだろうな〜とは思ってたけど、まさか初見でここまで気になる人を見つけるとは思ってなかったです。見つけたというか見つけさせられたというか。
しばらくは劇場に足を運べそうにないし、まだ彼を「ご贔屓」と呼ぶのは私のぺーぺーさ加減から躊躇してしまうけど、とりあえず可能ならば初主演となる夏のバウホールには足を運びたいです。
和希そらくん、出会ってくれてありがとう!

ジャニオタに刺さるのはお芝居部分よりいわゆるレビューと呼ばれる2幕のショー部分だと思うんですけど、宝塚の世界ってもちろんジャニーズとは違う特殊さがあって、それが何となく敷居を高くしている原因でもあると思います。
ストレートプレイが好きな、純粋な演劇が好き!って人には取っつきにくい世界観かもしれないけれど、華やかなミュージカルとかそれこそジャニーズ特有のトンチキ舞台(褒めてる)が好きな方は一度ヅカを観に行っていただきたい。客層は断然女性の方が多いけど、ご夫婦だったり家族連れだったり親娘3世代だったり、客層もジャニーズと似通ってる部分も多いです。あと何より新規に優しい。「今」好きになっても公式で過去のお写真だったり映像を手に入れることができるのはとてもありがたい。
ちなみに私は今回のチケットをJCBの貸切公演枠で取ったんですけど、エポスカードでも貸切公演や先行販売があったり、私は他のクレカを持ってませんがセディナとかでも取れるみたいです。何より一番安いB席なら3500円(当日券の2階最後列なら2000円)で観れるのが「ちょっと行ってみたいな〜」みたいなノリでも行きやすい価格設定なのが初心者にもリピーターにも優しい。
私のジャニーズの自担のグループのふぉ〜ゆ〜は基本的に舞台メインの活動で、最低でも1公演7000〜8000円はします。そうすると「ふぉ〜ゆ〜担じゃないけど舞台観てみたい」っていう層にはチケット代ちょっと高いなってなってしまうのが実情なわけで。この舞台はぜひ観て欲しい!ってなっても人のチケット代を負担できるほどの稼ぎはないし、ちょっと値段的に誘うのを躊躇してしまう価格設定なんですよね。
その点、3500円なら「ちょっと行ってみたいな」が実現してしまうめちゃくちゃちょうどいい価格設定だとしみじみ感じました。
宝塚は今年で104周年。100年を越える歴史にはそれを裏付ける理由がたくさんあるなあって思ったヅカ観劇でした。

刺さるか刺さらないかは個人にもよるけど、ジャニオタなら一度観に行ってみればいいと思うよ!(というシメ)