見出し画像

買い物の回数を減らすということ

コロナ禍になり、食料品や消耗品を宅配等(生協、通販、ネットスーパーなど)で買う人が増えているようです。
実は我が家はコロナ禍の前から買い物に行く回数を減らす工夫をしてきました。そのため今も大変助かっています。
 なぜ、買い物の回数を減らすようにしたのかその理由を書いてみたいと思います。


理由その①
 冬は雪が降るから。

 我が家は北東北にあり、冬はかなり降雪します。ただ雪が降るだけならいいのですが、厳冬期(12月末からだいたい2月頃まで)は時折、強い風雪により視界が非常に悪くなるホワイトアウト状態になります。
 気候変動によりこのホワイトアウトが起きる回数も増えている中、2013年に北海道で運転中にホワイトアウトし、立ち往生した人が亡くなるという痛ましい事故も起きました。
そのため、ずっと暮らしている地域ではありますが、昔より真冬に車で外出することの恐ろしさを感じるようになりました。
また、私も毎日、車で仕事に行くのですが、通勤時間帯は車が連なっているので比較的安全であるのに対し、家にいる60代と70代の親が、日中の車通りの少ない時間に買い物に行くことが今後、年齢を経るごとに危険が増す、とも思いました。

理由その②
 インフルエンザに罹りたくないから

 5年ほど前ですが、当時小学生だった息子たちがインフルエンザに罹患し、60代の私の母もそこからインフルエンザに罹りました。
 その際に母はアナビルという抗インフルエンザ薬を投与されたのですが、これがどうも合わなかったようで、急激に体調不良になり、精密検査を受けたところ、肝数値が入院の必要なレベルまで下がっていました。(この治療薬が悪いというわけではなく、あくまでも稀な副作用だと思われます。)
 幸い、その後徐々に回復したのですが、それ以来、インフルエンザ自体が怖くなりました。次に罹ったら他の抗インフルエンザ薬を使用するかどうか非常に悩ましいですし、使わなかった場合も使った場合も重症化するリスクがあることに変わりはありません。
 そのため、我が家ではこの出来事以降、必ずシーズン前には予防接種をし、大勢の人がいるところにはなるべく行かないようにし、行くときはマスクを必ずして(そのマスクも使い捨てをマメに交換)、外出するときはアルコールスプレーを持ち歩き、店を出た後、車に乗った後などに適時、消毒することにしました。
(ここまで書いていて気づいた方もいるかと思いますが、実は我が家はコロナ禍の前から感染症対策に取り組んでいたのでした。この対策をするようになり、我が家ではそれ以来ほとんど風邪もひかなくなりました。)


理由その③
 節約したいから

 ①と②の理由から買い物をなるべく減らしたいので「まとめ買い」をするようになりました。ちょうどその頃、コストコの会員にもなったりして、冬場にあまり買い物に行きたくないため日持ちする食品や消耗品などを大量に購入するようになりました。(今はコロナで行けないのでコストコオンラインで注文しています)
また、生協にも加入し、トイレットペーパーやティッシュペーパーなどの嵩張る消耗品は定期購入にして家にいても無くなった頃に勝手に届くようにしました。
 すると、財布から出ていく金額が減ったのです。まとめ買いしているので一回にかかるお金は大きいものの、それ以外の支出が減りました。
 これはお店に行く機会を減らしたのが大きいようでした。私も母もスーパーに行くと、買い物リストにない予定外のものでも「特売」だからとついついカゴに入れたりしていました。またスイーツなどの嗜好品も目につくと余計に買ってしまっていたようでした。
 それ以来、欲望に弱い私たちのような人は「商品を見る機会=買い物に行く回数を減らすと節約になる」と気づいたので、ますます買い物の機会を減らすようにしました。


 このような3つの理由から、買い物の回数を減らすことにした我が家ですが、必然的にまとめ買いすることになるので、冷蔵庫のほかに冷凍専用のフリーザーを買いました。
これは今でも大活躍しています。夏にたくさん採れる野菜を冷凍していますし、コストコや生協でまとめ買いした食材を保存しています。
また築100年以上の古民家で家自体は広い我が家ですが、ますます不用品の断捨離を進め、まとめ買いしたものを置くスペースを確保しました。

 ここまで紹介した買い物の回数を減らす、という取り組みによって我が家ではこのようなたくさんのメリットを得られました。
・交通事故などのリスクが減る
・ガソリン代などの交通費が減る
・感染症に罹りにくくなる
・買い物に費やす時間を有効に使える
・お金が節約になる
・食品も冷凍だから新鮮だし、賞味期限を気にしすぎなくて済む
・定期宅配により買い忘れがない


今後もコロナ禍の中で配達してくれる宅配さんや生協さんに感謝しつつ、この仕組みを維持しようと思っています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?