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【音楽】The Strokesのアルバム【勝手にランキング】

高齢者の腰痛の原因の3分の1は骨粗鬆症。

どうもこんにちは!
普段は整形外科医として働きながら、音楽活動していますThe SplendidのSAKUです!

本日は僕が愛して止まないバンドThe Strokesの全アルバムをランキング形式で紹介したいと思います。

■はじめに

2002年デビュー、アメリカはニューヨーク出身の5人組ロックバンドです。

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(左からニコライ、ファブ、ジュリアン、アルバート、ニック。みんな割とお金持ちのお家柄)

引き算の美学を持ち合わせたクールなロックバンドです。レトロなロックサウンドにも再び光を照らさせ、現代まで続くインディロックブームを牽引するバンドと言ってもいいかもしれません。

ファッションもどこかレトロで、音楽性にとても合ってました。

■第6位 Angles

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彼らの通算4枚目に当たる本作は、メンバー間のテンション、ピリつきがMAXの時の作品。個々のインタビューでお互いの悪口を言い合うくらい仲が悪くなってしまった彼らは、今作から共同で作曲するようになったそうです。(それまでのアルバムは、全曲ボーカルのジュリアンが書いていました。)

ジュリアンはメンバーと顔を合わせることなく、ボーカルだけ入れにスタジオに来ていたとか。よっぽど仲が悪くなっていたのでしょう。

あまり評判のよくないアルバムですが、好きな曲もあります、特にこれ。

名曲です。このビデオのジュリアンの動きは真似したくなるくらいかっこいいです。

あと1曲目のMachu Picchuというレゲエのナンバーも最高にクールです。2011年のサマソニ 、レッチリと共にヘッドライナーだった時のライブの幕開けはこの曲でしたが、カッコ良さすぎてちびりました。笑 ロックバンドのやるレゲエってやっぱかっこいいよなぁ。

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(どうでもいいけどジュリアンのサングラスの趣味が好き。80sっぽくて)

Anglesは、ファンから「ジュリアンが全部曲書いてれば良かったのに…」と言われてしまった残念な作品ではありましたが、この時ジュリアンがメンバーにレコーディングを拒まれた楽曲がそのままソロ作としてリリースされ、こちらは中々のヒットをします。

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■第5位 Comedown Machine

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このアルバムはプロモーションゼロでリリースされた作品で、タワレコ行ったら突然リリースされててめっちゃびっくりしたのを覚えてます。

僕が好きなのはこれ。

ジュリアンが日本人の女の子とイチャこいてたことを歌った曲だと記憶しています。(日本女性を歌詞の中でlotus(蓮)と例える辺り、センスあります。)

ラストのFast Animalsしかり美メロも多いし、作り込まれてて好きなんですが、まだ仲の悪さの名残りがあり、本作はAngles同様アルバム単位で聴くと楽曲にあまりまとまりがない印象(作曲者が異なるせい?)で、好きな曲以外あまり聴いていないです。

■第4位 First Impressions Of Earth

このアルバムはいいですよ!寧ろStrokesを聴いたことのない人に、僕が最初にどれか勧めるなら、このアルバムです。

何故なら、癖のある1枚目と2枚目のサウンドを現代的な音にしたのが本作だから。

でもだからこそ「音が普通になってしまった!」とリリース当初は評判が悪かったです。普通にけっこうラウドなアルバムです。(Strokesのシグネチャーサウンドはクールでミニマルなサウンドです。)

アレンジ面においてギターの主張が強くなり、ギター同士がケンカしているように聴こえるという総評もありました。(Strokesはツインギターの織りなすハーモニーが評価の高いバンドです。)

ちなみに1曲目”You Only Live Once”はインディロックのクラシックと言われています。(海外サイトとか見るとYOLOと略されて良く取り上げられています。)

Juiceboxは大学生の時に何度かコピーしたなぁ。

このジュリアンのナポレオンジャケットの着こなしに痺れた男子は多かったハズ。(現在は僕含め、男子とは呼べない年齢になってると思うけど。笑)

ちなみにCatfish And The Bottlemenは、このアルバムのサウンドを参考に自分たちの音を作っていったらしいですよ。Catfishはインディなのにうるさいですもんね。Catfishもオススメなので聴いたことない人、是非聴いてみてくださいね。

■第3位 The New Abnormal

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去年リリースされた最新のアルバムです。

なんと、あの名プロデューサーで元Def Jam(ヒップホップレーベルの名門です)社長リックルービン(Ed Sheeran、Beastie Boys、レッチリ、Eminem)がプロデュース。

このアルバム、やばいです。

仲の悪さを乗り越え、それぞれソロ作をリリースしたメンバー同士が、持っている力を最大限に引きだしながら、協力しあって作られた本作は、初期Strokesを思い起こさせる出来です。

まだまだ聴き込めてない部分もありますが、どうも歌詞もかなりカッコ良さそう。(Eternal Summerは地球温暖化についての曲らしい)

ていうかやっぱリックルービンってすごいですよね。極限まで音を削ってカッコよくするならこの人って感じです。特に本作のボーカル録りが斬新です。目の前でジュリアンが歌っているような聴こえ方がする。

個人的にリックルービンっていうと、やっぱレッチリのイメージが強いなぁ。レッチリとリックは名コンビだと思います。

■第2位 Room On Fire

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2位と3位がめっちゃ僅差なのですが、後世に与えた影響を考えると本作が2位でしょう。

何故ならライブで絶対に盛り上がるReptiliaが入っているから!ビデオも超絶カッコよくてもはや泣けるレベルです。

Is This Itの延長のような本作品。プロデューサーが一緒なのも納得です。(後述のGordon Raphaelという人です。)

■第1位 Is This It

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文句なしで本作が1位でしょう。

The SmithsやRaincoatsなどポストパンクの名門イギリスはRough Tradeからリリースされた本作はアメリカではなく、まずはヨーロッパで火がつきました。(ちなみにあまり知られていないかもしれませんが、Nirvanaやジミヘンもアメリカ出身に関わらず、まずはイギリスで火が付いています。)

今のロックの流れは、完全にこのアルバムが作りました。当時メインストリームだったLimp Bizkitなどを代表とするヘビーロック勢を一蹴した本作は、ヘアメタルを一蹴したNirvanaのNevermindを思い起こさせます。

限界まで音を削ぎ落としたサウンド。それを可能にさせる洗練されたソングストラクチャー。2本のギターを重ねた時に初めて1つのコードになるようにしていたり、展開によってパートを極限まで抜いていったりするアレンジは、まるでアート作品のようです。現在のミニマルなロックの火付け薬と言って過言ではないでしょう。

細かい話ですがギターは全編、軽い歪みがかけられているだけで、その他のエフェクトを排していたり、ドラムサウンドは時にドラムマシンのような音に変化させられていたり、当時無名だったプロデューサーGordon Raphaelの手腕が光っています。

Peaveyのギターアンプから鳴らしたと言われているジュリアンの歪んだボーカルが、非常にプリミティブで内なる怒りを抱える彼の心情を良く表現しています。

デビューしたばかりのStrokesはメンバーの見た目、ファッション、若さ、タイミング…全てが完璧でした。泣けてきます。(すごすぎる😭)

(この映像見ると当時の盛り上がりがわかると思います。Strokesはデビュー時女性ファンが多かったんだなぁ。)

ちなみに過去のロッキンオンのジュリアンのインタビューを読むと「医者になるには6年が必要だろ?ミュージシャンだってそれくらい長く、一生懸命音楽を勉強して曲を書かなきゃいけないんだ。」と言っていたのが、医師である自分に刺さりました。

こちらのラジオでも話した通り、今無人島に一枚だけ持っていくならIs This Itです。

■まとめ

厳密に言うと最新のアルバムの前にEPがあるのですが本ランキングから抜きました。

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思い出話になるのですが、Is This Itはヘビーなロックが好きだった時分に、高校時代の親友から「このバンド、最近デビューしたんだけどすごいよ」と言われ、休み時間にクラスルームで聞かされたのを覚えています。

正直その瞬間は全然良さがわからなくて、でも「なんだこの音は?なんだこのボーカルは?」と衝撃だったのを鮮明に覚えています。

その後ほどなくして彼らの魅力にどっぷり。大学の時にコピーできたのが最高に嬉しかったのを覚えています。

(この曲もやりました👆)

次のThe Splendidの新曲は、結構Strokesを意識しています。楽しみに待っていてください^ ^

本日も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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