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目覚ましの音にすると大好きな曲も少し嫌いになる。

10月。5年間ずーーっと聞けなかったアルバムを、ふとかけてみた。

涙が溢れて溢れて、止まらなかった。

誦じて歌えるほど繰り返し聞いていた。
メンバーの人によく可愛がってももらって、大好きだった。

友人から譲り受けた車にも偶然コピーされていて、2年間聞こうと思えばいつでも聞くことができた。
それなのに、不自然なほどにスルーしていたのは、人生で一番辛かった期間に失ってしまった、すごくすごく大切だったものが、その頃に詰まっていたから。


その曲がアラームだった頃があった。
大変だったけど、幸せだった。
思い出すことが辛いくらい、幸せだった。

泣けてよかったなと思う。
これはとてもとても よい兆し。

12月。帰省のドライブ中に、大声で楽しく歌えたことがうれしい。


✳︎
過去が昇華されると、止まっていた物語が動いた。
人生って不思議で面白いな。

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