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人を喜ばせるいたずら

なんで知ったのか覚えていないのだけど、小学校に上がって誕生日の同じ子が自分を含めて3人いました。一人は二年生に上がるときに転校してしまってそのままになり、中学校に上がるともう一人同じ誕生日の子が見つかって3人に。九月三十日生まれなので「くさまる」と呼んでいます。

くさまるを中心にして、小学校から3人、中学校から4人、加えた7人が自身すべての「友達」。内訳は女子5人、男子2人。

自身にとってこれ以外の人たちは「知り合い」。

中学校を卒業してから別々の道を進んで、再会したのは二十代半ばになってから。最近ちょっと間が開いてしまっているけれど、食事会も東京に集まって開催していたり。

食事会も楽しみだけど、一番楽しみにしているのは「いたずら」。

・誕生日にお祝いのお手紙を全員から同じ便箋で送りつける。
・誕生日に年齢分の本数で赤いバラの花束を連名で送りつける。
・「ホテルの宿泊券が当たったから。」と呼び寄せて、ホテルの一区画を借りて全員でサプライズの誕生会。
・エイプリルフールに「食事会強制参加券」を全員で送り付ける。
・エイプリルフールに「ブランド立ち上げたから商品送る」の会社役員名がすべて仕掛け人。(ホームページまで用意しました)
・「近くに海がないでしょ?」と高級海産物と高級地酒を送り付けられる。

自分が仕掛ける側にいると思ったら、標的になっているなんてことは初中後で、エイプリルフールとそれぞれの誕生日前には緊張が走る。

今回は思うことあって自身単独での実行。くさまるの一人に自身たちが生まれた年に作られたワインを誕生日に旦那さんと一緒に飲めるように手配しておきました。
『地球に着任してそろそろ半世紀。もう笑うしかないね。』って。
古いものだから、お腹を壊さなければいいけれど。

『人を喜ばせるいたずら。』

友達の内輪のいたずらも年を重ねる毎に大胆になっていくけれど、根底にあるのは2012年に観た、放送作家の小山薫堂氏の製作する『東京会議』で副社長の軽部政治氏に「場に合った、普通のスーツを着て欲しい。」という想いを伝えるためだけに、社員、取引企業、親交を総動員して実行された創大な誕生日サプライズのミルフィーユ作戦。

アラブの金融の王子(役)からKarl Lagerfeld氏のお弟子さん(という設定)でCHALIE VICEが誕生する、この65回と66回の2回が今までに観たどんな番組よりも大好きで、動画をDVDにして持っているくらい。

サプライズの一番大切なこと・・・
それは、サプライズをされた人が、何かに気づく。

東京会議:小山薫堂

この番組を観た方が、誰かのために、みんなで何かを思い、ひとつになって、それを実現するということの楽しさなどをちょっとでも感じてもらって「うちでも何かやってみようか」と思っていただければ、番組として使命もあるかなと。

東京会議:小山薫堂

会社企業の予算を用意したプロジェクトとは違って、その時々にできることしかできないけれど、楽しみながら仲間に愛されてるんだなって、いたずらする側も、された方も伝わってくれたらなって。

これからもずっと。


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