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マーリンと双子の「妹」、そして「プリテンダー」

お久しぶりです、いかがお過ごしでしょうか皆様。
バレンタインデーイベント、楽しんでいらっしゃいますか?
ルーラーが人理に防がれたのに早々に今年のバレンタインではヨハンナが実装され、エレシュキガルに継ぐネタキャラ化が止まりませんが、楽しんでいますでしょうか。

かくいう私は南米主従の沼に堕ち、Twitter凍結が1日も経たずに復帰したのをいい事にガチャを回したらローランドテスカトリポカが来てしまい、ククルカンに二万五千もぶんどられ、トラロック神は五柱も来られる珍事態に陥っています。どうしてこうなった。
祝福チョコはテスカトリポカとククルカンに献上しました。周回やろうぜ!

前回を含む考察まとめについてはこちらを

動画についてはこちら

さて今回取り上げますのは「花の魔術師マーリン」とその妹を名乗る不審者こと「レディ・アヴァロン」について。

2人の関係性と、何故レディ・アヴァロンがプリテンダーのクラスで召喚されたのか、について考察、というより仮説をたてていきます。対戦よろしくお願いします。

今回も憶測仮説妄想のオンパレードですが、それでもお付き合い頂けたらなと思います。いいですね!!
では恒例の諸注意です。読んでからお進み下さい。

  • Fate/Grand Order最新話までのイベントを含む全面的なネタバレ

  • 各サーヴァントのmaterialネタバレ

  • 幕間のネタバレ

  • Wikipedia、TYPE-MOONWiki、攻略サイトからの引用

  • 個人的な考察であり解釈。これが正しいというものではない

  • 恒例行事ガーバーガーバー推論

以上が大丈夫な方だけ進んで下さい。ネタバレを喰らったなどの苦情は一切合切受け付けませんのでそのつもりで。ご理解、ご協力の程、お願いします。






はじめに

さて、まずどうしてこんな考察(仮説)が生まれたかですが。
冒頭でも話しました通り、今年のバレンタインデーイベントが始まりましたよね。
当然、レディ・アヴァロンは去年の夏実装されたわけですから、今年が初バレンタイン。私も楽しみにしていたわけです。

そんな中、レディ・アヴァロンの発言にこんなものがありました

バレンタインストーリー スイート・ブーケ・アヴァロン
バレンタインストーリー スイート・ブーケ・アヴァロン
バレンタインストーリー スイート・ブーケ・アヴァロン

「気に入った子の前ではいい様に見られたい」「特別な日とくれば贈り物がしたい」
この言葉を聞いた時、私はひっくり返りました。
「あのマーリン(自称妹)が自分がどう見られているか気にしている……だと?!?!」
​───────と。これは我々の知るマーリンの挙動ではありません。

マーリンといえば。
自分勝手で、ハッピーエンド至上主義で、自分がどう見られているかなんてどうでもいい観劇者であり傍観者。積極的に介入してきたら碌なことにならないと自他共に認める。そんなグランドロクデナシキャスターです。

そんな「マーリン」が人がどう自分を見ているかを気にする。並行世界のマーリンであれ、マーリンである以上は気にしないとだろうなHAHAHA、とタカを括っていた私、椅子から落ちました。ウッソだろお前?!?!?!

エッ待って、マーリンはバレンタインどうだったっけと見直せば、自分にチョコレートが贈られるなんてつゆ知らずに廊下を徘徊し、フォウくんパペットを手作りしてマスターに渡すなんていう、こう、人慣れしてないのかな?みたいな内容だった訳ですが。

さらに衝撃だったのが、贈り物の内容。
男マーリンが渡してきたのは「フォウくんパペット」という「自分に似た別存在を模したモノ」だった訳ですが、レディ・アヴァロンはというとですね、

バレンタイン礼装 スイート・ブーケ・アヴァロン

「花の魔術師」という、ずばりマーリンの代名詞を模した「花のチョコレート」なんですねコイツが。まぁ目を剥きました。
なんでって、マーリンとレディ・アヴァロンは何もかもが真反対ともいうべき在り方をしていると示しているからです。

先ほども言った通り、我々の知るマーリンは「自分のこと」よりも「人類の創り上げる織物」、すなわちは「全体」を優先する性質を持っています。だから個々人となると途端に対人能力が死滅してロクデナシ呼ばわりされている訳です。
それに対してレディ・アヴァロンは「個人として良く見られたい」という願望を持っています。そのためなら自発的に贈り物をするし、ちょっかいを掛ける性質があると見受けられます。

また「物語に対するスタンス」も反対です。マーリンは「終わりを良しとし、できるなら美しい良い終わりを」と願いますが、レディ・アヴァロン(プロトマーリン)は「物語は続けられるだけずっと続けばいい」と考えています

神ゲー攻略 マーリン ゲーム内materialより
プロトマーリン arcade版material

対極な2人を見て私は思いました。「なんだコイツら陰陽玉みてぇだな…」と。
互いが互いの欠けたものを持っているかの様な関係性に見えたのです。そしてそれが連想ゲームの様に連なり、あることを思い出しました。
「双子が一つのモノから生まれた、みたいな俗信あったよなぁ」と。


マーリンと「双子の姉妹」

さて、マーリンは「マルジン・ウィスト」という狂人呼ばわりされてる可哀想な預言者を元に作られたとされます。

この「マルジン」はラテン語では「メルリヌス」と呼ばれ、双子であり姉妹にあたる「ガニエダ(グウェンジーズ)」が居ます

詳しい伝承についてはこちらから。今回しょっちゅう引用することになると思うので是非一読下さい。

上記のサイト様によれば、この様にあります。

詩の中でグウェンジーズはマルジンを「双子の兄弟”twin brother”」と呼んでおり、二人が双子であったことがわかる。また、「私は兄弟(マルジン)と離れるたびに思い焦がれる”I pine every time I leave my brother,”」「あなたの頬に涙が見えるけど” Though I see tears on your cheeks”」など彼女はマルジンを何かと思いやり、敬意を持って接していることが伝わる。

また、妹と訳されることが多いが、マルジンを指して「わたしが優しく養ってきた人――” Whom I have tenderly nourished–”」 という年長を思わせるグウェンジーズの言葉もある一方、マルジンも「私も私の罪のない姉妹に命じる” I too command my blameless sister”」と上位にあるような言い回しをしていて、姉と妹のどちらなのかは必ずしもはっきりしない
​───────オンライン世界史事典より引用

はい、一応ではありますが元ネタを探ると「マーリンは双子」であった訳です。発見した時マジかぁと思いましたこの「ガニエダ」はどうやら「妹」であるか「姉」であるかは正確には分かっていない様です。
そのため、レディ・アヴァロンが「妹」を名乗っていたとしても「ガニエダである」というのは一応仮説として通ると思います。

(この仮説上「妹」名義を使用しているのはレディ・アヴァロンが「マーリンに似ている」と言われた際、咄嗟にだろうと思いますが「妹なんだよ!」と言った事が理由です。プーサーとはどちらかというと「姉と弟」的な関係性だと感じていたので個人的には「なんで妹?」になったのがこの考察のキッカケだったりします。つまり「妹」と名乗ることに意味があるんじゃないかという邪推ですね)

アークティック・サマーワールド 第1節 ひみつのアヴァロン

じゃあ妹を名乗られたマーリンはどう思ったかというとですね、レディ・アヴァロンが初登場した夏イベ「アークティック・サマーワールド」ではこの様に話しています。

アークティック・サマーワールド エピローグⅠ「宴の後始末」
アークティック・サマーワールド エピローグⅠ「宴の後始末」
アークティック・サマーワールド エピローグⅠ「宴の後始末」

「妹なんてありえない」「あんな悪趣味な身内が居るとか思われたくない」というのがマーリンの主張です。どの口とどの面で言うとんねんコイツ
これを信じるならば、レディ・アヴァロンはプロトアーサー世界のマーリンであり、並行世界の彼であり性別違いの同一人物であるということになります。

​───────ですが、おかしいと思いませんか?
何故って、すでにアーサー・ペンドラゴン〔プロトタイプ〕がいるのだから、彼女もarcadeと同じ様にマーリン〔プロトタイプ〕と名乗ればいいクラスもキャスターでなんの問題もない筈です。

それなのに事実として彼女は「クラス:プリテンダー」「レディ・アヴァロン」としてカルデアにやってきています。プロトアーサーから逃げ回ってでも「マーリン〔プロト〕」と名乗るのを避けている
私には、これに理由がある様に思えて仕方がないのです。けれども作中では明かされていません。なら考えるしかないよな!というのが考察者のサガ。

私は、この疑問を解決することができる要素、すなわち概念こそが「双子」の概念だと考えた訳です。

日本において「双子」というものは歓迎されるものではありませんでした。何故か、というと諸説あるので確かなことはいえませんが、ザックリ説明すると、

・1人の人間が分かれて生まれてきた
・複数子を産むのは動物のすることで、人間のすることではない(畜生腹)

なんていう理由があるので、あんまり好まれないわけです。

ではイギリスではどうなのでしょうか。実はイギリスでも同様に双子に関しての俗信があります。今回は小泉直氏の『英米の俗信(4)』より一部引用して紹介させて頂きます。

小泉 直『英米の俗信(4)』より引用

「妊婦の夫がうっかりコショウをこぼしたら、自分の肩越しにコショウを撒かないと双子が生まれる」​───────このような対策法が生まれるということは、双子を厭うている証拠であると私は捉えています。
また「男性は一度に1人の子供の父親になれない」というのも、それを後押ししていると考えられます。
日本と同様「一つのものが二つに分かれた」という俗信もあるようです。

神ゲー攻略 マーリン ゲーム内material

​さて。マーリンは型月世界においてはウェールズ王女と夢魔の間にできた「父なし子」です。そこにさらに「双子の妹」がいたとしたらどうなるでしょうか。
そうだね、どうあっても助からないね。碌でもない結末になるのは見えています。

その上で、型月世界における「マーリンの妹」についての描写を振り返ってみましょう。

アークティック・サマーワールド 第1節 ひみつのアヴァロン
アークティック・サマーワールド 第1節 ひみつのアヴァロン

「伝説などでは確認されている」「ガレスは初耳」
すなわちは主だった伝承が薄く、認知はほとんどされていないようです。ガレスで初耳なくらいです、円卓勢は存在すら知らないと考えるべきでしょう。

「エッじゃあ、いないって考えるのが自然じゃないの?」

そう思われるのは必然的なことです。ですが、ここにきて。
「クラス:プリテンダー」というクラスが掛かってくるわけです。

「クラス:プリテンダー」、その理由

さてプリテンダーといえばみんなだいすき過労死枠奈落の虫ことオベロン・ヴォーティガーンに、事件簿コラボのフェイカーことへファイスティオン・ムネーモシュネー
トンチキハロウィン出身の九紋竜エリザ、トラロックかと思ったらウィツィロポチトリでもなく月の湖ことテノチティトランなど、人員はそこそこに増えました。

ここで改めて、去年のTYPE-MOONエースvol.14で公開された「プリテンダーの定義」について振り返ってみましょう。

TYPE-MOONエース vol.14収録Reminiscenceより 59頁

「何かを偽ったまま英雄になった者」
「志半ばで倒れたAの死を隠して、Bが彼の代わりに文を描き、コメントを残し、最後までAとして振る舞うことですべての名声がAに集まった。その一方で、中身であるBには一切スポットが当てられず、あくまでも英雄になったのはガワであるAだけ」​
───────これが概略です。純正品のプリテンダーはこう!って奴ですね。

このプリテンダーというクラスについて考察されている方は沢山いて、その中でもニコニコ動画に考察動画を投稿されている餅。さんという方の解釈がわかりやすいと思います。(ので宣伝します)

本来なら他者の既説は疑ってかかるべきなのだろうとは思いますが、私は使えるものは全部使って楽をするタチこれ以上の解釈を生み出せなかったので申し訳なく思いつつ、引用させていただこうと思います。
(不都合あれば申告お願いします。すぐに消します)

さて、餅。さんは動画内にてプリテンダーのクラス定義をこう結論づけました。
英雄ではない存在が、生前に英雄の役を羽織って活動していた者あるいは、サーヴァントでないものが、サーヴァントの役を羽織った者」と。
これに関して、私は全面同意しています。みた時は目から鱗でした。

これを各プリテンダーに置き換えて考えてみましょう。

オベロン・ヴォーティガーンは汎人類史のオベロンという「英霊」のガワを被った奈落の虫。「島の自滅機構」としてヴォーティガーンの名を加えて、オベロン・ヴォーティガーンと名乗っています。

へファイスティオン・ムネーモシュネーは、生前から影武者の影武者をしていたため「天然物プリテンダー」としての素質があり、その上で「観測用システム・ムネーモシュネー」が自らの身を分解し組み込んでまで事件簿コラボにて召喚しました。
それ故どちらの条件もクリアしているとして、「プリテンダーの二重適正」であるわけです。

九紋竜エリザは「英霊エリザベート・バートリーになる前のエリザベート」に「九紋龍史進」のガワを羽織らせたもの。英霊になる前まで年齢を遡らせることで、「サーヴァントでないものがサーヴァントのガワを被る」という条件をクリアしたと考えられます。

テノチティトランはそもそもが「湖の精霊」。その精霊が「トラロック神」「ウィツィロポチトリ神」の代役をこなしていたことから「生前から英雄でないものが英雄のガワを被る」の条件をクリアしたと考えられます。

では、レディ・アヴァロンはどちらなのでしょうか。プリテンダーのクラスが宛てがわれたことについて、プーリンことレディ・アヴァロンはマイルームボイスでこのように述べています。

神ゲー攻略 レディ・アヴァロン マイルームボイス より

「心当たりがなくもない」。後半の「夢魔なのに人間のふりしてるからさ!」はマーリンも当てはまるので無視するプリテンダーである理由ではないと考えます。
心当たりがある、ということは必然的に先ほどから述べているプリテンダーのクラス定義である

1、英雄ではない存在が、生前に英雄の役を羽織って活動していた者
2、あるいは、サーヴァントでないものが、サーヴァントの役を羽織った者

このどちらかに当てがあるはず
です。
果たしてレディ・アヴァロンはどちらに当てはまるのでしょうか。

まず「サーヴァントの役を羽織った者」としての可能性ですが、この場合被っているサーヴァントとして考えられるのは当然の権利のように「マーリン」であるはずです
妹である彼女がそれと明かさず「フリができる」のはマーリンであると考えるのが自然であるはず。ではそもそも、「マーリンはサーヴァントになれるのか」という問題があります

神ゲー攻略 マーリン ゲーム内material

嫌無理やんけ。そもそも死なんやんけ。
サーヴァントは死んだ英雄の一側面。そもそも本体ごとカルデアに引っ越ししている男でした。ナンテコッタイ(絶対魔獣戦線バビロニアでは生まれる前=実質死んでるの脱法召喚)
故にこちらの線は無くなります。(なんだったらプーリンも単独顕現持ってるから死んでない)

では残りの前者「英雄ではない存在が、生前に英雄の役を羽織って活動していた者」はどうでしょうか。マシュによれば「マーリンの妹」は「伝説には存在している」ことが確定しています。

しかし。彼女(ガニエダ)に英雄らしい逸話はありません。戦ったりといった逸話ではなく、どちらかというとマーリンを諌めたりやりこめたりする逸話が中心です。
「英雄」の言葉の定義は「才知・武勇にすぐれ、常人にできないことを成し遂げた人」それを踏まえると、英雄とは言い難い。
少なくとも「英霊」として祭り上げられるレベルではないと考えます。
(ここにおいての「英霊」はわかりやすい「英雄」の指標として用いています)

ましてや同僚とも言える「円卓の騎士」ガレスですらその存在を認知していません。
つまり「ガニエダ」は理論上「英雄ではない」と考えることが出来ます。すくなくともその可能性は否定しきれません。事実として認知していない同時代の人物がいる訳ですから。

では、その「ガニエダ」が「世界を騙すこと」が出来るくらいに「被れるガワたる英雄」は誰なのか。
それは当然「マーリン」である筈です。なぜなら彼はバビロニア特異点において「逆説的に(死ぬことが出来たら)英霊である」と脱法召喚にて証明されたから。
英霊になれると証明された以上、逆説的に「英雄である」とも言える筈です。

つまり。レディ・アヴァロンをプリテンダーのクラス定義に当て嵌めて考えるなら。「生前花の魔術師マーリンのガワをかぶっていた誰か」でしかあり得ないのです。
真名はレディ・アヴァロンではなく、「マーリン・ガニエダ」だろうと思われます。

別たれた理由の推論

※ここから先は根拠、証拠なき推測です。注意※

であるなら、何故。「妹はない」とマーリンは言ったのか。それは、偏に「2つで1つである双子」だったからではないでしょうか。どちらも「自分」だと勘違いするほど、世界を騙すほど似ているのです。
「1人を分割したもの」である双子だからこそ、「世界を騙す」ことが出来、なおかつ陰陽玉のように性質が真反対なのではないでしょうか。

次に、どうして「レディ・アヴァロンはマーリンと名乗れない」のか
これは、偏に「FGO世界においてマーリンはまだ生存している」から。マーリン[プロトタイプ]と名乗ることすらできないのは、偏にFGO世界では「双子の妹」として生まれたから。

何が言いたいのかわからなくなってきましたか?(実は私もです)
そも「マーリンの妹がマーリンの代役をする」ことができるのはどんな状況か考えてみましょう。

マーリンは物理的に死ぬことができません。これは「英霊(サーヴァント)」になれないという所で申し上げたとおり。
代役が出来るのは偏に「そもそもマーリンが居ない世界」だけでです。

ですがそんな世界存在するのでしょうか。プロトタイプ世界であれどんな世界であれ、アーサー王伝説が史実である以上はマーリンは生まれる必要があります。そうでなければアーサー王伝説が成立しないからです。

アーサー王の時代は「妖精の時代」から「人間の時代」へと移り変わる、一種の神秘の転換点です。であるなら、人理定礎に選ばれていても何らおかしくはない。妖精たちの時代が終わらなければ、人類の時代は来ないわけですから。

もしも。そこに「マーリンが生まれなかった世界」があったなら。いいえ、そんな世界探す必要すらないかもしれません。
「人理定礎」にはそこまでに至る間に不祥事があった際「辻褄合わせ」がされます。つまり本来その定礎に必要な人間がいなかった場合、似たような功績を残した人間が生える​───────そんなイメージです。

なら。「マーリンにそっくりな妹」を、「マーリンが生まれる前の時代、並行世界」に送り届けられたならどうでしょう。
彼らは双子で、こなしてきた役割も同じ。「辻褄合わせ」が起きたとしても「おかしな異物」と認識されて修復されなかったとしたら。

そうすれば、この仮説は(一応)成立します。
根拠なき推測で申し訳ないのですが、そうだとすればマーリン視点妹が居ない認識であることも、レディ・アヴァロンが素性を問われて咄嗟に「妹」と名乗ったことにも、説明がつけられると思うのです。

「2つで1つ」でありながら、こうも性格が違うのも、互いが知っている「真実」が異なるせいなのかもしれない、そんな推論でした。

終わりに

最後の最後でガーバーガーバーしていくのはご愛嬌。許してな!!

テノチティトランが登場して、プリテンダーの定義的に合うんかなぁと組み立てたら寧ろ彼女より前になんでプリテンダーなんだコイツって奴が出てきて笑いました。

そんでまぁ、プーリンの発言を洗い直してたらマーリンとの関係を疑われて咄嗟に出てきた言葉が「姉」でも「同族」でも「親戚」でもなく「妹」で「ん??」になりました
クッソ些細なことですけど、こういうところってクセが出ると思うんですよね。バレンタインでも「妹」を強調してましたし。

つまり彼女にとって、「妹である」というのは「アイデンティティ」なのかな?と。そう考えたら誰の妹だろうな〜〜オメェだよマーリン。

マーリンの発言からして、ひとりぼっちなんだろうなと考えると嗚呼なるのもわかるんですが、プーリンはびっくりするぐらい自己肯定感強いんですよね。なんでだろうなと思ったら、自分はひとりぼっちじゃないから、なのかなと。
マーリン視点では妹はいないけど、別世界に流された彼女だけは知っていて覚えているのかな、と。

アークティック・サマーワールド エピローグⅠ「宴の後始末」

ここのシーンのマーリンが、背景アヴァロンなのを考えるとカルデアに居る個体ではないと思うんです。

なんでかってカルデアのマーリンは「召喚されているフリをしている」だけなので、実質徒歩でカルデアに来た!状態なんですよ。本体ごとカルデアに引っ越ししてるみたいなモンです。
だからこのシーンのマーリンがカルデア産の場合、ストームボーダーとアヴァロンを徒歩で全力疾走で往復してることになるのでダメです(愉快すぎる)

となると、レディ・アヴァロンが避けているのは「カルデアに居るマーリン」と言うことになるわけです。また、アーサーから逃げるのも「正体」が関わっているからと明言されている。

神ゲー攻略 レディ・アヴァロン ゲーム内material

しかも「楽園から来たのは本当だったとしても、妹ではない筈だ」って別に完全否定してるわけじゃないんですよね、妹の可能性おっそろしいことに
アーサーが「マーリン」と言っている以上、「マーリン〔プロトタイプ〕」なのは確定してる筈なんですが、別に「マーリンの妹でない」と否定されたわけでもないという。

そのせいで最後の妄想がうまれた訳ですが。私は悪くありませんハッキリしない公式が悪いんです

楽しんでいただけましたでしょうか?1時の暇つぶしにでもなれば幸いです。
次考察をする日はいつになるのか。全くわかりませんが、どうぞよろしくお願いします。

コメントとかご指摘とかイイネとかめちゃ下さい私が元気になります。是非是非お願いします!マシュマロやTwitter垢にどうぞ!

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