'23-'24シーズン 親善試合(バーゼルvsバイエルン)


Guten Tag!!!

我が親愛なる
バイエルン・ミュンヘン。

シーズン後半戦を間近に控えたテストマッチはスイスのバーゼル(FCB)と、
彼らのホームであるザンクト・ヤコブ・パルクに乗り込んで対戦し、
この親善試合はバーゼルと1-1の引き分けに終わりました。
※試合は現地時間1/6(土)に開催されました。

バイエルンの欠場者は以下の通りです。

■ブナ・サール
■セルジュ・ニャブリ
■コンラート・ライマー
■ヌサイル・マズラウィ(モロッコ代表招集)
■キム・ミンジェ(韓国代表招集)

さて試合の方ですが、
負傷者数人に加え、アフリカ・ネーションズカップに出場のモロッコ代表に
招集されたマズラウィとアジアカップに出場の韓国代表に招集された
キム・ミンジェを欠き、最終ラインが手薄となるバイエルンはキミヒを右SBに据え、
中盤にはゲレイロと若手のパヴロヴィッチを配します。
ベンチにもユース上がりの若手が比較的多く控えています。
そんな立ち上がりはバイエルンがいつも通りのプレーということか、ボールを保持して
各選手が動きつつ巧みにパスを回してバーゼル守備陣を走らせる感じとなります。
そして前半2分にはバーゼル陣内で押し気味にプレーするバイエルンが相手のクリアを
素早いプレスバックで奪い返すとPA内に抜け出したケインにムシアラからの
スルーパスが通ると、ケインが右サイドからクロス気味にゴール前へボールを送ります。
これが放っておくとネットを揺らしそうだったのか、GKヒッツがジャンプしながら
片手で弾き出してバーゼルがピンチを脱するかたちとなります。

バイエルンは更に前半16分、バーゼルのハイプレスに苦労させられ、なかなか自陣から
ボールを押し出すのに苦労しますが左サイドでボールをキープしたゲレイロが対角線の
ロングボールを逆サイドのスペースめがけて蹴り出すとそこに飛び込んできたミュラーが
パスを受け、ダイレクトにクロスのようなシュートを放つもこれもGKヒッツがブロックし
バイエルンの先制とはなりません。
更に前半18分には再び左サイドから、バーゼル守備陣の裏へ飛び出したデイヴィスに
対してゲレイロからスルーパスが送られるとPA内に侵入したデイヴィスからゴール前で
フリーのケインにマイナスのクロスが送られ、これをケインが右足シュートを放ちますが
ボールは惜しくも左側ポストの更に外へいき枠をとらえられません。

中盤以降もほとんどの時間帯でバーゼルを自陣に追いやり、ほぼほぼハーフコートゲームを
展開するバイエルンではありましたが、やや引き気味にブロックを構えるバーゼル守備陣が
ゴール前ではがっつりスペースを埋めてバイエルンに自由にシュートを打たせないように
守る為、バイエルンに点が入りそうで入らない時間が続きます。
一方のバーゼルは、バイエルンがボールを持っている時は基本的にやや引き気味では
あるものの、インターセプトに成功すると素早いポジティヴトランジションにより一気に
カウンターに持っていこうていう狙いがあるように見えます。
ただ、当然ながらバイエルンもそこは認識済みと思われ、ボールをロストすれば逆に
素早いネガティヴトランジションによりバーゼルにカウンターさせまいと動きます。
しかし前半37分、センターサークル付近でバーゼルがバイエルンからのインターセプトに
成功すると手薄なバイエルン守備陣のスキを突いてカウンターを発動させたバーゼル。
コロリがドリブルで持ち上がり、右HSをフリーで上がってくるヨヴァノヴィッチとの
ワンツーでバイエルン守備陣を揺さぶりながら決定機を作るとPA内フリーで右足シュートを
放ちますが、ここは守護神ノイアーの正面に飛ぶにとどまり、
バーゼルの得点とはなりません。

前半はバイエルンがボールポゼッションでバーゼルを圧倒して明らかに試合の主導権を握り、
流れは完全にバイエルンといっても過言ではありませんでしたが、前述のとおり
バーゼルはやや引き気味に構えていたこともあって自陣ゴール前までバイエルンに
攻め込まれてもがっつりスペースを埋めてバイエルンに自由にシュートを打たせないような
状況を生み出していたことやGKヒッツの好セーヴもあり、
また、バイエルンとしてもほとんどの時間バーゼル陣内でプレーしていたが数回は
カウンターを許す機会があったものの、決定的なシュートを打たれることはなく、
結果的に両チームスコアレスにて前半は終了。
後半へ続く…。

さて後半。
バイエルンは守護神ノイアーに代えてウルライヒ、そしてデ・リフトに代えてゴレツカを
再びCBとして交代させ、ミュラーに代えてコマンを投入します。
一方バーゼルはヒッツに代えてサルヴィ、カデに代えてアカレ、コロリに代えてオニェグブレ、
バリシッチに代えてブレーメン、ラングに代えてアヅェテイ、ベネイに代えてガウト、
ヨヴァノヴィッチに代えてバリーを投入します。
一部のメンバー変更にとどまったバイエルンと、一気に7人交代とメンバーをガラリと代えた
バーゼルで前半に比べて若干の変化が発生します。
バイエルンのプレースタンスは基本的に前半に比べ変化はありませんが、バーゼル側の
メンバー交代によりマークの受け渡し等で多少の誤差が生じるようになったのか、
少しずつではありますがバーゼルがバイエルン陣内へ攻め入るケースが増えているような
気がします。

そして後半14分、バイエルンのプレスを受けながらもピッチを幅広く使って巧みにパスを
繋いで左サイドでフリーのシュミットへ渡すと中央部へ低空クロスが入ります。
これをPA手前ながらフリーで飛び込んできたフライがワンタッチで右サイドへ流すと、
やはりフリーでパスを受けたガウトが右足でシュートを放つと、ブロックを試みた
GKウルライヒが身体に当てるもボールはゴールに吸い込まれ…0-1とバーゼルが先制します。

バーゼルは後半19分にも左サイドのシュミットからクロスをアカレがダイレクトに
ヘディングシュートを放つも枠外となってしまい、
続く後半20分には右サイドでおそらくは不慣れであろうCBでプレーするゴレツカが
バリーと競るもボールを奪われてスペースへ抜け出され、GKウルライヒが1vs1となるものの
ここは守り勝ってゴールをセーヴすることに成功します。
一方、試合を押し気味に進めながらも相手に先制されてしまったバイエルン。
ここでケインに代えてチュポ=モティング、ザネに代えてズヴォナレク、
ムシアラに代えてマティス・テル、そしてゲレイロに代えてエンキリを投入します。
バーゼルもこの機にヴェイガに代えてカヨンボ、アブドゥラフに代えてライターを投入。

すると後半24分、代わったばかりのズヴォナレクが右サイドでスルーパスに対して裏抜け
してからのプレーからCKを得ると、一旦は弾かれてPA外にボールがこぼれますが、
これを拾ったエンキリがダイレクトに左足で放ったシュートがボールを避けようと?した
オニェグブレに当たって軌道が変わるとそのままゴール右隅に収まり、
1-1とバイエルンが幸運にも同点に追いつきます。

バイエルンはこの後ウパメカノに代えてヴィマー、デイヴィスに代えてクレツィヒ、
そしてプレー中に負傷してしまったパヴロヴィッチに代えてアズノウを投入。
一方、バーゼルはブレーメンに代えてヴイヨ、そしてフライに代えてイスマイリを投入。
終盤は両チームともにスタメンからほぼほぼ全員が入れ替わったような状況となります。
ゴールを決めたエンキリ同様、若手のズヴォナレクがポスト直撃の惜しいシュートを
放つ等見せ場があったバイエルンではありますが、結果的にバーゼルとの試合は
1-1のまま終了し引き分けに終わりました。

負傷者以外にもマズラウィやキム・ミンジェのように代表招集で離脱するメンバーも
いる為、今冬の補強があるかもしれないバイエルンですが、今日のプレーも含めて
出来るだけ万全の体勢でシーズン後半戦に臨んで欲しいものです。

ゴール

▼バイエルン

後半25分:エンキリ

▼バーゼル

後半14分:ガウト

■出場メンバー

◯バイエルン

GK:ノイアー
DF:キミヒ、デ・リフト、ウパメカノ、アルフォンソ・デイヴィス
CMF:パヴロヴィッチ、ゲレイロ
OMF:ザネ、ミュラー、ムシアラ
FW:ケイン

▽交代
ノイアー→ウルライヒ、デ・リフト→ゴレツカ、ミュラー→コマン、ザネ→ズヴォナレク、
ケイン→チュポ=モティング、ムシアラ→マティス・テル、ゲレイロ→エンキリ、
ウパメカノ→ヴィマー、デイヴィス→クレツィヒ、パヴロヴィッチ→アズノウ

監督:トーマス・トゥヘル

○バーゼル

GK:ヒッツ
DF:ラング、バリシッチ、フライ、シュミット
MF:ベネイ、アブドゥラフ、ヴェイガ、カデ
FW:コロリ、ヨヴァノヴィッチ

▽交代
ヒッツ→サルヴィ、カデ→アカレ、コロリ→オニェグブレ、バリシッチ→ブレーメン、
ラング→アヅェテイ、ベネイ→ガウト、ヨヴァノヴィッチ→バリー、ヴェイガ→カヨンボ、
アブドゥラフ→ライター、シュミット→アカホメン

監督:ファビオ・セレスティーニ

では、Tschuess!!!(V)o\o(V)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?