'23-'24シーズン ドイツ/ブンデスリーガ第23節(バイエルンvsライプツィヒ)


Guten Tag!!!

我が親愛なる
バイエルン・ミュンヘン。

今節はライプツィヒ(RBL)をアリアンツ・アレーナに迎えて対戦。
試合はバイエルンが2-1でライプツィヒを破り、連敗をストップしました。
※試合は現地時間2/24(土)に開催されました。

バイエルンの欠場者は以下の通りです。

■ダニエル・ペレッツ(ケガ)
■ブナ・サール(ケガ)
■セルジュ・ニャブリ(ケガ)
■キングスレー・コマン(ケガ)
■アルフォンソ・デイヴィス(ケガ)
■ヌサイル・マズラウィ(ケガ)
■ダヨ・ウパメカノ(出場停止)

さて試合の方ですが、
その前に63歳で亡くなった元西ドイツ代表アンドレアス・ブレーメに
哀悼の意を表し、黙祷を捧げた後キックオフとなりますが選手達は
全員喪章を着けてプレーします。
さぁ、改めて試合の方ですが国内リーグ/UCL含め3連敗中のバイエルンは
相手が強豪ライプツィヒということになりましたが前半5分、
自陣左サイド深くでシャビ・シモンズがドリブルでPA内に侵入、
パヴロヴィッチが股抜きで抜かれそうになるもこれをストップすると
手早く縦パスを送ると右サイドでパスを受けたミュラーがマーカーの
オルバンと巧みな入れ替わりで前を向いてスペースへ出ると、
中央のケインを経由して左サイドをフリーで上がってくるゲレイロに
パスが渡ります。そしてゲレイロがGKとDFラインの間に巧みな
アーリークロスが入れられると、これにケインがフリーでヘディング
シュートを放つもGKブラスヴィッヒがナイスセーヴでストップします。

今日は珍しくやや引き気味のライプツィヒに対してバイエルンは
いつも通りラインを高く設定してこの一戦に臨んではいますが、
バイエルンの最終ラインのメンバーは出場停止のウパメカノと
コンディションを見てベンチスタートとなったキム・ミンジェではなく
デ・リフトと今冬新加入のダイアーという、いつもとは異なる
CBコンビとなります。
普段とは異なる組み合わせにはなりましたが、ここに両SBのキミヒ、
ゲレイロや中盤のゴレツカ、パヴロヴィッチも絡んだ守備はここまで
危なげなく機能しているように映ります。
また、やや引き気味の守備とはいへ、相変わらずハードなプレスで
ここまでバイエルンに対してシュート1本に抑えているライプツィヒの
頑張りもあって両チームスコアレスの展開が続きます。

終盤になって前半34分、バイエルンが最終ラインでのビルドアップから
パヴロヴィッチ→ムシアラと巧みに縦パスが渡り、ムシアラがスペースに
抜け出てドリブルで持ち上がると右サイドのザネがダイアゴナルに
中央のスペースに飛び出したところでムシアラからスルーパスが出ます。
しかし、ここでもライプツィヒのGKブラスヴィッヒが巧みなブロックで
ザネにシュートさせず、パスを出させるとこの後ライプツィヒはボールを
クリアしバイエルンのチャンスを潰すことに成功します。

ただ、この日攻撃にスピードの変化を巧みに加えてライプツィヒの守備網を
掻い潜っているバイエルンは前半42分には左右にライプツィヒ守備陣を
揺さぶりながらボールを縦に運ぶとラインを下げさせたところで後方の
パヴロヴィッチに返し、それを再びパヴロヴィッチがゴール前に浮き球の
ロングパスを送るとミュラーがシマカンと競り合いながら頭でフリーな
スペースにボールを落としたところにケインがオーヴァーヘッドシュートを
放ちますがこれはヒットせずGKブラスヴィッヒに抑えられてしまいます。

そんなこんなで両チームともにある意味締まった展開となった前半は
スコアレスで終了します。後半へ続く…。

さて後半。
両チームともに交代なしで前半に引き続きある意味締まった試合展開が
予想されますが、立ち上がりはバイエルンがパスワークスキルで
ライプツィヒを上回り、相手を自陣へ引かせて押し気味にプレーします。
また、ここで注目なのはバイエルンがラインを高めに設定していることに
反してライプツィヒのカウンターが恐ろしい懸念点にはなりますが、
この日はパヴロヴィッチの巧みなポジショニングから巧みにライプツィヒの
反撃の芽を摘むシーンが度々見られ、連敗脱出を目論むチームの気合の
強さを感じられます。
それでも1部昇格以降ここ数年は常にUCL出場しているライプツィヒも
バイエルンに負けず劣らずな攻撃力を見せ、
後半7分8分にはシマカンがPA外ながら強烈なミドルシュートやCKに
ダイレクトに合わせたヴォレー等でバイエルンゴールを脅かしますが、
ここは守護神ノイアーのセーヴ等でバイエルンがピンチを切り抜けます。

しかしバイエルンは後半11分、ライプツィヒの攻撃を守り切った直後の
自陣でのビルドアップから、左サイドでパスを受けたゲレイロがドリブルで
攻撃を加速させると相手DF陣のギャップに入り込んだムシアラがパスを
受けて左HSを持ち上がると、ここに寄せに入ったシュラーガーにボールを
奪われしまうものの、このボールがケインの足元に転がってしまい、
そのままPA内に侵入したケインが左足でシュートを放つとこれが
ファーサイド側ネットを揺らし、1-0とホームのバイエルンが先制します。

ここから試合がエキサイティングに動きます。
逆に先制されたライプツィヒは後半16分、バイエルンのビルドアップから
中盤右HSでミュラーがゲレイロに向けた横パスに対して読んでいたヘンリヒスが
カットするとこぼれ球を拾ったシェシュコがそのままデ・リフトとダイアーの
間を抜け出して守護神ノイアーと1vs1になってシュートを放ちますが、
これを何と間を詰めたノイアーが神セーヴで守り切り、絶体絶命の大ピンチを
無失点で切り抜けます。
後半19分にもシュラーガーからの縦パスをスペースで受けたシャビ・シモンズの
スルーパスを受けたシェシュコでしたがゲレイロの寄せもあってシュートが
ヒットしなかったのか、ここも守護神ノイアーが抑えて無得点。
そしてバイエルンはミュラーに代えてケガから復帰したライマーを、
ザネに代えてマティス・テルを投入します。

しかし諦めないライプツィヒは後半25分、
バイエルン陣内深くまで侵攻して一旦はインターセプトされてしまうも、
素早いプレスバックでバイエルンからボールを奪い返すと巧みなパス&ムーヴで
バイエルンのラインを下げさせると、バイエルン陣内まで侵入してきた
最終ラインのオルバンからの縦パスを受けたダニ・オルモから横パスを受けた
フリーのシェシュコがシュートを放つと、これをブロックしようとした
ゴレツカが足に当てるものの、コースが変わるも運悪く守護神ノイアーの
逆を突くかたちでゴールネットに収まってしまい、
バイエルンの懸命の守備もむなしくライプツィヒが1-1の同点に追いつきます。

終盤に入って両チームとも勝ち越しを目指して一進一退の攻防を繰り広げる
バイエルンとライプツィヒ。バイエルンはパヴロヴィッチに代えて
キム・ミンジェを投入し、キミヒを右SBから中盤に上げて、更に空いた右SBの
ポジションにはデ・リフトを移します。
更にはムシアラに代えてチュポ=モティングを投入したバイエルンに対して
ライプツィヒはシャビ・シモンズに代えてエルマスを投入します。
お互いにハイレヴェルな攻防を繰り返す一方で締まった試合となっている為、
一向にスコアが変わらず時間だけが過ぎていく感じです。

しかし、このまま1-1の引き分けかと思われた後半A/T、
この日再三良質な縦パスを送り続けていたダイアーから裏へのロングパスに
オフサイドトラップをかわして抜け出した左サイドのチュポ=モティングが
PA内に侵入したところで対峙したヘンリヒスをかわす浮き球パス?を中央に
送ったところにケインが左足で巧みなヴォレーシュートを放つとこれが
ゴールネットを揺らし、2-1と勝ち越しに成功します。
トゥヘルの今季終了を以ての退団という残念な決定に、きっとチーム全員が
奮起したのだと思います。それに対して強い反応を示した試合でした。

戦績:17勝2分4敗(勝ち点:53)
得点:63/失点:26
順位:2位

ゴール

▼バイエルン

後半11分:ケイン
後半45(+1)分:ケイン

▼ライプツィヒ

後半25分:シェシュコ

■出場メンバー

◯バイエルン

GK:ノイアー
DF:キミヒ、デ・リフト、ダイアー、ゲレイロ
CMF:パヴロヴィッチ、ゴレツカ
OMF:ザネ、ミュラー、ムシアラ
FW:ケイン

▽交代
ミュラー→ライマー、ザネ→マティス・テル、パヴロヴィッチ→キム・ミンジェ、ムシアラ→チュポ=モティング、

イエローカード:デ・リフト(累積5枚目)、ムシアラ(累積2枚目)、

監督:トーマス・トゥヘル

○ライプツィヒ

GK:ブラスヴィッヒ
DF:ヘンリヒス、シマカン、オルバン、ラウム
CMF:ハイダラ、シュラーガー
OMF:ダニ・オルモ、シャビ・シモンズ
FW:オペンダ、シェシュコ

▽交代
オペンダ→ポウルセン、ハイダラ→カンプル、シャビ・シモンズ→エルマス、ラウム→リュケバ、シェシュコ→バウムガルトナー

監督:マルコ・ローゼ

では、Tschuess!!!(V)o\o(V)

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