EURO2024 グループA第2節(ドイツvsハンガリー)


Guten Tag!!!

我が親愛なるドイツ代表。

今節、シュツットガルトはゴットリープ・ダイムラー・シュタディオンに
ハンガリー(HUN)を迎えて対戦し、2-0で勝って開幕から連勝を果たし、
更にこの勝利でグループ突破が確定しました。
※試合は現地時間6月19日(水)開催。

さて試合の方ですが、
キックオフはドイツだったものの、自陣右サイドの高い位置で猛烈な
プレスによりハンガリーがドイツからボールを奪って大きく前に出すと、
これをターがヴァルガと競り合い、弾き返すことができずにいると
ここに飛び込んできたR・サライがミッテルシュテットが拾おうと
したところに後ろから抜け出して、強烈な振り抜きではなかったものの
シュートを放つも一瞬の飛び出しで距離を詰めた守護神ノイアーが巧みに
ボールをクリアすることに成功しますが、試合開始からわずか1分未満の
出来事でハンガリーの奇襲攻撃がドイツ守備陣を脅かしたワンシーン
でありました。
ハンガリーは更に前半6分にも左サイドで得たCKのこぼれ球から
ショボスライがゴール前に上げたボールがファーサイドに流れると
これをフリーで飛び込んできたボッラが放った強烈なダイレクト
シュートをアンドリッヒが身体に当ててブロックするシーンがあり、
ハンガリーが強度のある押し上げで早めにドイツゴールをこじ開けたい…
そんな狙いが感じ取られます。

早い時間にドイツゴールを襲ったハンガリーに対して落ち着いてボールを
保持して全体的なラインを上げて相手を押し込みたいドイツは前半11分、
右サイドでリュディガーが出した縦のロングパスに合わせて裏へ
飛び出そうとしたハヴァーツをオルバンが抑えながら、でもハヴァーツも
PA内で巧みな身体の入れ替えからオルバンの前に出るとそのまま
GKグラーチと1vs1となったところで左足シュートを放ちますが、
ここはグラーチが片手一本でクリア、更にこの直後にドイツが得たCKから、
クロースがファーサイドへ向けて上げたボールをアンドリッヒがフリーで
合わせるもここはボッラが頭でクリアして、序盤からお互いのゴール前での
攻防が見られ、見ごたえのある試合展開となりますがここまで
スコアに動きは見られません。

ただ、ボールキープに関してはやはりドイツの方が一枚上手であり、
次第にポゼッションで上回るとハンガリーを自陣に追い込んで、
そこでインターセプトされて反撃に出られるも高い位置でのプレスバック
から早めに回収して再びハーフコートゲームに持ち込み、相手の守備陣が
整う前に仕留めてしまいたいところ…そんな前半22分、ハンガリー陣内
右サイドでボールをキープしたドイツはヴィルツからバイタルエリアで
フリーのムシアラへパスを送ると、ムシアラが相手守備陣を引きつけた
ことでPA内にスペースができるとここに飛び込んできたギュンドアンに
向けてパスを送ります。
これを一度はギュンドアンが受けてトラップするもオルバンのブロックに
遭って奪われますが、そのオルバンがギュンドアンとの接触プレーで
倒れるもそのままプレーは続行され、ボールを回収したギュンドアンから
後方でフリーのムシアラがパスを受けるとそのまま右足でシュートを放ち、
これが至近距離からフィオラのブロックをものともせずゴールネットを
揺らして1-0とドイツが先制します。
この後VARによりファウルの判断が問われるもドイツの得点が認められます。

一方、ハンガリーは前半26分にドイツ陣内左サイドPA手前でFKを得ると、
ショボスライが蹴ったボールはゴール左上隅を襲いますが、
ここは守護神ノイアーがさすがのセーヴィングでブロックし、その後
誰かが詰めに入ったもののシュートはヒットせず、ドイツはピンチを
乗り切ることに成功します。
ノイアーは厳しいコースに蹴られたシュートをパンチで弾くのではなく
キャッチしようとしてましたね。弾いたら誰かが詰めに来るのが
見えていたのでしょうね。

ドイツが先制してペースを掴み、気持ち的にも余裕のあるプレーができる
ようになって終盤を迎えると次第にハンガリーを自陣ゴール前に押し込み、
どこで崩すかを探るプレーが続き、前半44分には中央突破を図ったドイツが
クロース→ヴィルツとつないで最後は相手ブロックのギャップにいた
ムシアラが右足を振り抜くもこれはサイドネットを揺らして残念ながら
ドイツとしては無得点…。
一方、A/Tに入ってハンガリーは攻勢に出てドイツ陣内左サイドでFKを
得ると、ショボスライの上げたボールをニアサイドで誰かが頭で流した
ボールを守護神ノイアーが弾くもこぼれ球に詰めていたR・サライが
頭で押し込んで1-1の同点かと思いきや、その前のプレーでオフサイドと
VARで判定されたことによりハンガリーの得点は認められず…
前半はドイツがリードして終了します。後半へ続く…。

さて後半。
前半にビハインドを負い、同点に追いつきたいハンガリーは立ち上がり
から攻勢に出てドイツの守備ブロックが整う前に仕留めてしまいたい…
狙いは感じ取られますが、そこはドイツ守備陣も巧みに対応して
奪い返すと再びハンガリーを押し込みに移ります。
すると後半10分にはハンガリー陣内右サイドでボールをキープしたドイツ、
PA内でスペースへ飛び出したギュンドアンがキミヒからのスルーパスを
受けるとゴール前にクロスを送ります。
これはGKグラーチがパンチングにより弾き返したこぼれ球に反応した
クロースがPA外ながらダイレクトに右足でシュートを放つとこれは
オルバンに当たってコースが変わるも再びグラーチがセーヴします。
この後(中盤に差し掛かった頃)、ドイツはヴィルツに代えてザネを、
更にハヴァーツに代えてフュルクルクを投入します。

ハンガリーは繋いでのビルドアップを試みるもドイツのカウンタープレス
に対して有効な打開策がない為か、ドイツのハイラインの裏を狙った
ロングパスからの侵攻を試みると後半15分には左サイドで自陣からの
フィードを受けたR・サライがキミヒのマークをかわすとゴール前へ
クロスを送り、これをターと競り合ったヴァルガがヘディングシュートを
放つもヒットせずボールはクロスバーの上を越えて行きます。
それでもこの試合ドイツのプレスを掻い潜って自分達で組み立てて
フィニッシュまで持っていったのは初めてということです…。
この後、ハンガリーもこの試合最初の交代策に動き…ナジ・アーダームに
代えてクレインヘイスレルを投入します。

しかしドイツは後半22分、ムシアラの独力突破からのファウルからの
FKからの攻撃で再びハンガリー陣内へ侵攻すると右サイドで裏へ
飛び出したザネのクロスは一旦左サイドへ流れてしまいますが、
こぼれ球を拾ったムシアラから再びドイツが作り直すと中央でクロースから
縦パスを受けたムシアラがPA手前でハンガリー守備陣を引きつけると
左HSでフリーでPA内へ抜け出したミッテルシュテットがムシアラからの
パスを受け、ダイレクトに左足でゴール前に低空クロスを送ると
ゴール前でどフリーのギュンドアンが左足で流し込んで2-0とここで
ドイツが追加点を挙げます。
ここでドイツはアンドリッヒに代えてエムレ・ジャンを、更にムシアラに
代えてフューリッヒを投入します。

リードを広げて更に交代策によりSHとSBのポジション入れ替えによる
連携が可能となったドイツは後半29分に右サイドで大外へ開いたザネが
カットインで切れ込むとPA内でフリーのキミヒへパスを送ると
キミヒが左足でシュートを放つもこれはGKグラーチにセーヴされ、
更に後半30分には今度は内側へ絞ったザネがギュンドアンとの連携から
右足ながらPA外からシュートを放つも再びグラーチに抑えられて
しまいます…ただ、試合はだいぶドイツペースになっています。
流れを変えたいハンガリーはケルケズに代えてM・アーダーム、
そしてボッラに代えてナジ・ジョルトを投入します。

終盤も終盤になってドイツはギュンドアンに代えてウンダフを投入、
一方ハンガリーはヴァルガに代えてガズダグが、そしてR・サライに
代えてチョボトが投入されます。
試合終了間際にドイツ陣内でFKを得たハンガリーはゴール前への放り込み
からのフィニッシュを試みるとM・アーダームと競った守護神ノイアーが
ボールをキャッチできずに落とすとここにチョボト?がジャンピング
ヴォレーを放つもカヴァーに入ったキミヒがシュートをブロックする
ファインプレーを見せてハンガリーに一矢報いらせることすら
許さなかったドイツが開幕から連勝を果たし、更にはこの後行われた
スコットランドvsスイスの結果により、グループA突破が確定しました。

★グループA戦績

1位:ドイツ(2勝/勝ち点:6/得失:6)
2位:スイス(1勝1分/勝ち点:4/得失:2)
3位:スコットランド(1分1敗/勝ち点:1/得失:-4)
4位:ハンガリー(2敗/勝ち点:0/得失:-4)

ゴール

▼ドイツ

前半22分:ムシアラ
後半22分:ギュンドアン

▼ハンガリー

ゴールなし

▼出場メンバー

○ドイツ

GK:ノイアー
DF:キミヒ、リュディガー、ター、ミッテルシュテット
CMF:アンドリッヒ、クロース
OMF:ムシアラ、ギュンドアン、ヴィルツ
FW:ハヴァーツ

▽交代
ヴィルツ→ザネ、ハヴァーツ→フュルクルク、アンドリッヒ→エムレ・ジャン、ムシアラ→フューリッヒ、ギュンドアン→ウンダフ

イエローカード:リュディガー(累積1枚目)、ミッテルシュテット(累積1枚目)、

監督:ユリアン・ナーゲルスマン

〇ハンガリー

GK:グラーチ
DF:フィオラ、オルバン、ダールダイ
MF:ボッラ、N・アーダーム、シェーファー、ケルケズ
ST:R・サライ、ショボスライ
FW:ヴァルガ

▽交代
N・アーダーム→クレインヘイスレル、ケルケズ→M・アーダーム、ボッラ→ナジ・ジョルト、ヴァルガ→ガズダグ、R・サライ→チョボト

監督:マルコ・ロッシ

では、Tschuess!!!(V)o\o(V)

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