'23-'24シーズン チャンピオンズリーグ準々決勝1stレグ(アーセナルvsバイエルン)


Guten Tag!!!

我が親愛なる
バイエルン・ミュンヘン。

準々決勝に進出したチャンピオンズリーグ。
バイエルンの次なる相手は日本人選手の冨安健洋を擁するイングランドの
アーセナル(ARS)ですが、相手のホームであるエミレーツ・スタジアムに
乗り込んだ一戦は2-2のドローに終わり、バイエルンのホームで行われる
2ndレグに向けて突破の可能性を十分に残す結果となりました。
※試合は現地時間4/9(火)に開催されました。

バイエルンの欠場者は以下の通りです。

■ブナ・サール(ケガ)
■サシャ・ボエ(ケガ)

さて試合の方ですが、
まずバイエルンにとって1stレグはアーセナルのホームで試合なのは
従来通りではあるのですが、準々々決勝ラツィオ戦でバイエルンサポが
暴徒化した罰を受けて、この試合ではバイエルンサポーターは誰一人入場できず、
バイエルンにとっては完全アウェイで臨まざるを得ない一戦となりました。
そんな試合の立ち上がりは、お互いに主導権を握りたいのでしょうけど、
ボールを持ったとしても相手の素早いプレスバックにより自由にビルドアップを
させず、中盤でボールの奪い合いとなるケースが目立ちますが前半7分、
バイエルンが自陣左サイドでの組み立てを試みたところ、サカが猛然と
プレスを仕掛けてデイヴィスからインターセプトすると手早く中央へ
パスを送り、PA手前でハヴァーツがポスト役になりキープすると、
後方でフリーのウーデガルトを経由してPA外ながら中央でフリーの
マルティネッリが受けると前方のコースはバイエルン守備陣に塞がれて
いながらも左足でシュートを放ちます。
しかし、これは右ポストの更に右に外れていきます。

ただ、このプレーもあってか、アーセナルが試合を優位に進めるようになると
前半12分、自陣からのビルドアップではありましたがサカとベン・ホワイト、
ハヴァーツの3人が右サイドで連携してバイエルン守備陣の意識を向けさせると、
スペースへ飛び出したサカに向けてウーデガルトがスルーパスを送ります。
これを一旦はデイヴィスがカットしますが取り切れないところに
ハヴァーツがこぼれ球を拾ってベン・ホワイトに渡すとPA内へ侵入した
サカにラストパスが送られます。
これを受けたサカが左足でカーヴのかかったシュートを放つとボールは
ゴール左下隅に突き刺さり、0-1とホームのアーセナルが先制します。

更にアーセナルは前半16分にもやや後方のプレスのかからない位置で
やりたいようにプレーするウーデガルトの裏へのロングパスに対して
一旦はニャブリが頭で跳ね返しますが、こぼれ球を拾ったハヴァーツから
前に残っていたベン・ホワイトがパスを受けてどフリーで守護神ノイアーと
1vs1になりシュートを放ちますが、これはノイアーが正面で抑えます。

そして大ピンチを乗り切ったバイエルン。
国内リーグでのいつもの試合とは異なりビッグクラブ相手に引き気味に
試合を進めざるを得ない状況ではありますが、カウンターの強度も併せ
持っていることを示すシーンになったのが前半18分、自陣左サイドで
サカ、ベン・ホワイト、ウーデガルトに攻め立てられるも何とか奪い
返してムシアラが大きく逆サイドの前方へクリアすると、
こぼれ球を追ったガブリエルがケインのプレスによりボール処理を誤り?
前のキヴィオルに渡そうとしたボールがパスミスによりスルーされると
これを拾ったザネが前を向いたところでバイエルンが攻撃のギアを上げます。
アーセナル守備陣の意表を突いて中央を猛然と上がってきたゴレツカが
ザネからのパスを受けると、同じく左サイドからダイアゴナルにゴール前の
スペースへの飛び出しを試みたニャブリへスルーパスを送ります。
これをニャブリがスライディングしながらシュートを放つと、ボールは
GKラヤの股を抜いてゴールに収まり、バイエルンが1-1と同点とします。
バイエルンはこの日ファーストシュートが得点となっています。

そして終盤に差し掛かる前半30分、バイエルンは守護神ノイアーから
始まるビルドアップで右サイドへ展開すると、デ・リフトが大きく前へ
出したボールをザネがキヴィオルと競り合いながらも巧みに身体を
入れ替えてスペースへ抜け出ると、ハーフウェー付近のタッチライン際から
でしたがドリブルでアーセナル陣内へ侵入しカットインしながら中央部の
PA内へ侵入するとサリバに倒され、即刻ファウルの判定が下り
バイエルンがPKを獲得します。
これをケインが冷静に、GKラヤの飛んだ逆方向のゴール右へ沈めて
サポーターがいない、更にはアウェイで先制されたバイエルンが
2-1とアーセナルから逆転することに成功します。

アーセナルは執拗にバイエルンの左サイド…特にデイヴィスとライマーと
ニャブリの間にあるスペースを狙い続け、比較的押し気味に試合を
進めましたが残りの時間でスコアは変わらず、前半はバイエルンが
リードして終了します。後半へ続く…。

さて後半。
アーセナルは左SBのキヴィオルに代えてジンチェンコを投入します。
ジンチェンコは本来?中盤の選手でパスワークに絡むことができる為、
アーセナルのビルドアップ時はより中央寄りにポジションを移して
組み立てに参加することで、前半に引き続きアーセナルがボール保持に
関する主導権を握り、それに対してバイエルンはブロックを整えて
引いて構えてアーセナルからインターセプトするとザネ等のスピードを
生かしたカウンターを狙うていう立ち上がりとなります。
ただ、アーセナルのパスワークも素晴らしいがバイエルンもプレスの
強度や相手のパスをカットするポジショニングによりアーセナルに
決定的なチャンスを作らせず、逆に反撃に移っても相手の守備に
苦戦し、ここまでは両チームともに決定機を作るところまでは…
ていう感じです。

中盤に入ると今度はバイエルンが交代策に動き、ザネに代えて同じく
スピードが強みのコマンを投入します。
一方のアーセナルはマルティネッリに代えてトロサールを、更に
ジョルジーニョに代えてガブリエル・ジーザスを投入します。

バイエルンは後半23分に守護神ノイアーが起点となった右サイドでの
パスワークからキミヒとケインの壁パスから右サイドのスペースへ
飛び出したコマンが持ち上がると、最後はPA外ながら中央部でパスを
受けたケインのシュートがブロックに入ったライスに当たってCKと
なって一旦プレーは切れますが、ここでバイエルンにアクシデントが
発生し、ニャブリが足を痛めてゲレイロとの交代を余儀なくされます。
ノイアーにボールが渡る前、左サイドでニャブリがパスを出した後の
ことだと思いますが何か足を気にしているように見えました。
※ニャブリは試合後、ハムストリングの負傷と診断され、
 しばらくの間欠場ということになってしまいました…。

そして、アウェイのバイエルンがリードしたまま試合は終盤を迎え、
後半31分、バイエルンが左サイドでのスローインからのリスタート
でしたが両チーム頭での競り合いからライスがマイボールとすると、
トロサールからサカへとワンタッチで繋ぎ、更にワンタッチでパスを
受けたガブリエル・ジーザスが仕掛けてPA内へ侵入してバイエルンの
守備陣を引きつけると中央部をフリーで上がってきたトロサールに
横パスを出し、これをトロサールがダイレクトに右足のシュートを
決めて2-2とホームのアーセナルが同点に追いつきます。

追いつかれてしまったバイエルンではありますが、
それでもまだアウェイで同点である為、焦ってプレーしているようには
映らず、逆にホームゲームである為に勝ち越したいアーセナルの
ハードワークに対して簡単にボールキープすることができません。
ただ、この日の試合展開として基本的に守勢であったバイエルンとしては
ムリして攻める必要はなく、アーセナルの虚を突いて反撃できれば
良かったのだと思いますが後半終了間際にハヴァーツに代わって入った
トーマスのパスミスにつけ込んでアーセナル陣内左サイドでケインの
パスに裏へ抜けたムシアラがドリブルでPA内に侵入してゴール前に
クロスを入れるとニアサイドでコマンが右足アウトサイドでダイレクトに
放ったシュートがGKラヤの股を抜きますがボールは何とポストに
弾かれてバイエルンは最後の勝ち越しのチャンスを逸してしまいますが、
今度はアーセナルがA/Tにバイエルン陣内右サイドでトーマスの縦パスが
裏へ流れるとこれに反応したサカがPA内に侵入して守護神ノイアーと
1vs1になるとノイアーとサカが接触してサカが倒れてしまいます。
しかし、プレーは続行されA/Tにて設定された時間が経過した為、
試合はここで終了となります。
おそらくノイアーとサカが接触した際、止まったノイアーの足に
突っ込んだサカの足が当たったということでファウルではなかったの
かもしれません…。
そんなこんなでバイエルンにとってはアウェイでドローていう
まずまずの結果でアーセナルとの1stレグを終えました。

ゴール

▼バイエルン

前半18分:ニャブリ
前半32分:ケイン(PK)

▼アーセナル

前半12分:サカ
後半31分:トロサール

■出場メンバー

◯バイエルン

GK:ノイアー
DF:キミヒ、デ・リフト、ダイアー、アルフォンソ・デイヴィス
CMF:ゴレツカ、ライマー
OMF:ザネ、ムシアラ、ニャブリ
FW:ケイン

▽交代
ザネ→コマン、ニャブリ→ラファエル・ゲレイロ、

イエローカード:デイヴィス(累積3枚目)、ケイン(累積1枚目)、

監督:トーマス・トゥヘル

○アーセナル

GK:ラヤ
DF:ベン・ホワイト、サリバ、ガブリエル、キヴィオル
MF:ウーデガルト、ジョルジーニョ、デクラン・ライス
FW:サカ、ハヴァーツ、マルティネッリ

▽交代
キヴィオル→ジンチェンコ、マルティネッリ→トロサール、ジョルジーニョ→ガブリエル・ジーザス、ハヴァーツ→トーマス・パルティ

監督:ミケル・アルテタ

では、Tschuess!!!(V)o\o(V)

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