'24-'25シーズン ドイツ/ブンデスリーガ第4節(ブレーメンvsバイエルン)


Guten Tag!!!

我が親愛なる
バイエルン・ミュンヘン。

今節はブレーメン(SVW)のホーム、ヴェーザー・シュタディオンに
乗り込んで対戦、リーガ開幕より3連勝の勢いそのままにブレーメンから
5得点を奪って結果的に5-0で快勝したバイエルンが開幕4連勝としました
※試合は現地時間9/21(土)に開催されました。

バイエルンの欠場者は以下の通りです。

■伊藤洋輝(ケガ)
■ヨシップ・スタニシッチ(ケガ)
■アリヨン・イブラヒモビッチ(ケガ)
■サシャ・ボエ(ケガ)
■マヌエル・ノイアー(ケガ)

さて試合の方ですが、
試合直前のスタメン発表時は確かにGKノイアーではありましたが、
試合前にウォーミングアップの時に、どちらかの大腿部?を痛めた
可能性があるようで、試合直前に急遽欠場が決まり、今節のスタメン
GKはウルライヒとなりました。
ただ、いざ試合が始まってしまえばバイエルンがボールを持ってラインを
上げ、ブレーメン陣内でプレーするハーフコートゲームが展開される為、
立ち上がりはあまりノイアー欠場の影響は強いように感じません。
また、バイエルンがブレーメンを自陣に押し込んでプレーする展開から、
ブレーメンがバイエルンからインターセプトすればそこからカウンターに
転じてバイエルンゴールを伺うというプレーも時折見られますが、
バイエルンDF陣としては追いかけながらの対応となるもここまで
ブレーメンの攻撃にはしっかり対応しています。

そのブレーメンですが、初期配置としては3-5-2ながらバイエルンが攻撃
する時は両WBが最終ラインまで引いて5-3-2とブロックを敷いている為、
バイエルンにとって局面でのスペースは狭く、ここまでバイエルンが
決定機を生み出すシーンはほとんど見られず、前半9分に右HSでライマーが
PA外からクロスバー直撃のシュートを放つ場面があったり、
中盤に入ってからはケインが直接FKを放ってブレーメンゴールを目指す
場面がありますが先制には至っていません。
おそらくブレーメンにとってここまでバイエルン攻撃陣を抑えている
ていうことはある意味狙い通りなところはあると思います。

しかし前半23分、ブレーメンがマイボールとして自陣ゴール前からの
ビルドアップを試みるも右サイドでボールを持ったヴァイザーの
縦パスをハイプレスを仕掛けたデイヴィス?がカットすると
バイエルンがブレーメン守備陣が整う前に速攻を仕掛け、
こぼれ球を拾ったケインが中央部をフリーで上がってきたオリーセに
ラストパスを送るとオリーセがダイレクトに左足で合わせたボールが
ゴールに収まり、1-0とバイエルンが先制します。
ブレーメンにとっては守備時は常にバイエルンのパスワークに対応
しなければならず、逆にボールを持った時はバイエルンのハイプレスに
晒されるプレッシャーに対して巧みに対応することは簡単では
なかったということだと思います。

ここでよぅやく試合が動きましたが、追いつきたいブレーメンがプレスの
強度を強めてバイエルンの最終ラインを襲うシーンがありますが、
バイエルンは引き続き落ち着いてボールをキープし、自分達のペースで
パスを繋いで再びブレーメン守備陣の綻び探すかたちとなります。
そして前半32分、ブレーメン陣内右サイドでオリーセ、ライマー、
ムシアラのパスワークで局面を打開しバイタルエリアまで達すると
パスを受けたオリーセがPA内へ侵入し、巧みなステップでブレーメン
守備陣4人をかわしてゴール前へ低空クロスを送るとここでフリーで
待っていたムシアラがダイレクトに右足で流し込み、2-0とバイエルンが
ブレーメンを引き離します。
これでニューカマーのオリーセは1G1Aしたことになります。
その後も巧みなパスワークでブレーメンを圧倒し、ロングボール等で
DFラインの裏を取られ、自陣への侵入を許すものの結果的に相手に
シュートを打たせず、前半はバイエルンがリードして終了します。
後半へ続く…。

さて後半。
ブレーメンは前半攻撃陣の先頭に立っていたドゥクシュに代えて
ケケ・トップを、そしてグリュルに代えてケーンを投入します。
おそらくシュートゼロで終わったことに対しての対策でありましょう。
ただ、立ち上がりは選手交代やポジションチェンジの効果が
あったのか、ブレーメンがバイエルン陣内へ侵攻するシーンはある
ものの、決定機どころかシュートに至るところまでは行きません。
そこはバイエルンDF陣のカヴァーリングや、ブレーメンの攻撃が
バイエルン守備陣の裏を取ったところまではイイが攻撃に厚みがなく、
ゴール前でバイエルンのDFに対応されてしまったところも
あるかと思います。

立ち上がりのブレーメンの攻撃を凌いだバイエルンは10分経った
くらいではありましたがコマンに代えてニャブリ、そしてライマーに
代えてゲレイロを投入します。
そして後半12分、バイエルン先制時と同様ブレーメンのビルドアップを
ピッチ中央部でキミヒが頭でカットするとこれを拾ったオリーセが
ムシアラへ繋ぐとケインを絡めた巧みなパス&ムーヴでブレーメン
守備陣を縦に揺さぶると最後はゴール前でオリーセからの落としの
パスを受けたPAライン上にいたケインが右足で狙いすましたシュートを
放つとこれがゴールに収まり、バイエルンが3-0とブレーメンを
更に引き離します。

ブレーメンを圧倒して更に圧力をかけるバイエルンは更に後半15分、
ブレーメン陣内右サイドでボールの奪い合いを制するとケインの
サイドチェンジにより左サイドでパスを受けたデイヴィスが中央部で
待つオリーセへパスを送ると、ここでPA内のスペースへ飛び出した
ニャブリへオリーセがスルーパスを出すとブレーメンDF陣に囲まれた
ニャブリの気転により後方へパスを出すとフリーのオリーセが左足で
ゴール左へ流し込み、4-0としてブレーメンを更に、更に引き離します。
ここまでオリーセは2G2Aと全得点に絡んでいます。

立て続けの追加点でブレーメンをだいぶ後ろ向きにしたであろう
バイエルンは更に後半20分、ブレーメンの攻撃を凌いで自陣右サイドで
ボールをキープして再び前を向いてラインを上げるとオリーセから
パスを受けた中央部のケインから更に左サイドのニャブリへパスが
渡ると、PA角付近からエリア内へ侵入して巧みなフェイントで
ブレーメンDF陣をかわしてシュートコースを作り、右足を振り抜くと
ボールはファーサイド側のネットを揺らして5-0とし、
試合時間がまだ20分以上残っていますが試合を決めにかかります。
この後ブレーメンはステイに代えてアルベロを投入します。
一方のバイエルンは4得点に絡んだオリーセに代えてザネ、
そしてパヴロヴィッチに代えてパリーニャを投入します。

そのザネは後半29分の攻撃でムシアラのスルーパスに懸命に走って
PA内でブレーメンDF陣の裏へ抜けてゴール前へクロスを送るも
これはパスを受けようとしたケインが相手DFのブロックに遭って
結果が伴いませんでした。そのケインは終盤になってミュラーと
交代となります。
一方ブレーメンはピーパーに代えてワラティーニを投入します。
残りの時間、ケインが下がったことでバイエルンの前線の脅威は
弱まってしまったのか、この後バイエルンに得点が生まれることは
ありませんでしたが、それでもブレーメンに最後までシュートを
打たせる場面はなく、単なるクリーンシートではない完封勝利を
収めました。

戦績:4勝(勝ち点:12)
得点:16/失点:3
順位:首位

ゴール

▼バイエルン

前半23分:オリーセ
前半32分:ムシアラ
後半12分:ハリー・ケイン
後半15分:オリーセ
後半20分:ニャブリ

▼ブレーメン

ゴールなし

■出場メンバー

◯バイエルン

GK:ウルライヒ
DF:ライマー、ウパメカノ、キム・ミンジェ、アルフォンソ・デイヴィス
CMF:キミヒ、パヴロヴィッチ
OMF:オリーセ、ムシアラ、コマン
FW:ハリー・ケイン

▽交代
コマン→ニャブリ、ライマー→ゲレイロ、オリーセ→ザネ、パヴロヴィッチ→パリーニャ、ケイン→ミュラー

イエローカード:ライマー(累積1枚目)、パヴロヴィッチ(累積1枚目)、ウパメカノ(累積2枚目)

監督:ヴァンサン・コンパニ

○ブレーメン

GK:ツェッテラー
DF:ピーパー、シュタルク、ユング
MF:ヴァイザー、シュミット、リネン、ステイ、アグ
FW:ドゥクシュ、グリュル

▽交代
ドゥクシュ→ケケ・トップ、グリュル→ケーン、ステイ→アルベロ、ピーパー→ワラティーニ、アグ→デマン

監督:オーレ・ヴェルナー

では、Tschuess!!!(V)o\o(V)

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