'23-'24シーズン ドイツ/ブンデスリーガ第30節(ウニオンベルリンvsバイエルン)


Guten Tag!!!

我が親愛なる
バイエルン・ミュンヘン。

今節はウニオンベルリン(FCU)のホームであるアルテ・フェルステライにて対戦。
'11-'12シーズン以来、他クラブの優勝が決まってからの国内リーグでの試合と
なってしまいましたが、結果はバイエルンが5-1で勝ってUCL含めた公式戦で
3連勝とシーズンの締めに向けてイイ結果が出てきました。
※試合は現地時間4/20(土)に開催されました。

バイエルンの欠場者は以下の通りです。

■ブナ・サール(ケガ)
■サシャ・ボエ(ケガ)
■セルジュ・ニャブリ(ケガ)
■リロイ・ザネ(ケガ)
■キングスレー・コマン(ケガ)

さて試合の方ですが、
'12-'13シーズンから続いてきた、国内リーグタイトルを失ったことは
非常に痛いことではありますが、まだ試合は残っていますし、
最低でも今の順位を維持しなければバイエルンにとって更に悪い結果となり、
それは避けなきゃあいけないこともあるのだと思われ、ケガ人を幾らか
抱えながらもバイエルンは現状で組めるほぼほぼベストメンバーを並べて
この一戦に臨みますが、一方ホームのウニオンもここ数試合無得点という
結果で終わっていることもあり、バイエルンに対しては珍しくシステムの
ラインを高めに設定して中盤でぶつかり合う立ち上がりとなり、
一進一退の攻防を繰り広げた結果、序盤は拮抗した戦いとなります。

ただ、パスワークのスキルではバイエルンにやや分がある為、
バイエルンの各選手がポジションを変えながらパスを回してウニオンの
守備をかわしながら相手陣内へ攻め入ることで次第に試合の主導権は
バイエルンが握ってウニオンを自陣へと押し込む展開へと変わって
いきますが、ウニオンも自陣ゴール前でスペースをガッチリ埋めて
バイエルンの攻撃に備えている為、バイエルンとしても決定的な好機を
生み出すには至らず…また、ウニオンもバイエルンからインターセプト
するとすぐさまカウンターを発動してハイラインを設定している
バイエルンDFラインの裏を狙っての先制を狙っており、
しかし、バイエルンDFラインもダイアーとキム・ミンジェを中心に
追いかけながらの守備とはなりながらも正確なカヴァーリングで
ここまで両チームともにゴールは生まれていません。

ここまでやや眠い試合展開ではありましたが前半29分、
バイエルンが自陣ゴール前でウニオンの反撃を食い止め、ノイアーと
キム・ミンジェとダイアーで繋いで右サイドのキミヒへ繋ぐと、
ウニオンの守備陣が整う前にキミヒがドリブルで持ち上がりウニオン
陣内まで侵攻します。
ウニオンのDFラインがゴール前に並んでいる状況ではありましたが、
右サイドでテルがパスを受けると縦に抜けるか内側へ切れ込むかの
選択肢があったかと思いますが、内側を選択すると対峙したDFを抜く
前にゴール前に低空クロスを送ると、ニアサイドで待っていたミュラーが
これをスルーした空きスペースにフリーで飛び込んできたゴレツカが
パスを受けるとそのまま右足でシュートを放ってゴールを決め、
バイエルンが1-0と均衡を破ります。

ただ、この日はバイエルンのボールポゼッションに対してやや
引き気味ではあるウニオンではありますが、自陣ディフェンシヴ
サードでボールをキープするとバイエルンに負けじとビルドアップの
精度の高さを披露し、巧みなワンタッチパスでバイエルンのプレスを
かわしながら繋ぐと左サイドから右サイドのトリンメルへ展開します。
これをトリンメルがバイタルエリアまで持ち運び、デイヴィスのマークを
かわしてゴール前にクロスを送ると、これに左足でダイレクトに
合わせたのは左サイドのゴーゼンスでした。
ゴーゼンスの強烈なダイレクトヴォレーがバイエルンゴールを
襲いますが、ここは守護神ノイアーが片手で枠外へ弾き出します。

しかしバイエルンは前半45分、ハーフウェー付近左サイドでウニオン
からインターセプトしたボールを右サイドへ展開すると、
スペースへ飛び出してパスを受けたパヴロヴィッチがPA手前で仕掛けると
ウニオンDF陣のファウルを受け、バイエルンがFKを獲得します。
これを普通はキミヒが蹴るであろうところをスルーして右サイドへ
駆け上がると実際に蹴ったのはハリー・ケイン。
キミヒのフリーランを気にしたウニオンDFドゥキが壁から少し離れた
隙間を突いて蹴ったケインのキックがゴールネットを揺らし、
2-0とバイエルンがウニオンを引き離して前半を終了します。
後半へ続く…。

さて後半。
キックオフ直後からウニオンの?ゴール裏から発煙筒が焚かれると
かなりの煙がピッチへ流れ、試合は短時間ではありますが一時中断。
気を取り直して再開した試合ですが、バイエルンが前半でリードした
流れをそのまま後半に持ち込むと後半8分、自陣で右サイドのキミヒから
左サイドへ展開されると前目のスペースでパスを受けたゴレツカが
相手DFライン裏へスルーパスを出すとこれに大外からチュポ=モティングが
飛び出して受けると、対峙したトリンメルからボールを守った後、
ゴール前にクロスを送ると、これにファーサイドでどフリーだった
ミュラーが至近距離からダイレクトに右足でゴールへ沈めて3-0とします。

逆にホームで3点のビハインドを負い、悪い流れを断ち切りたいウニオンは
中盤に差し掛かる頃、一気に選手を4枚代えさせます。
ホラーバッハに代えてフェルテセン、シェーファーに代えてライドゥニ、
トリンメルに代えてユラノビッチ、そしてディオゴ・レイテに代えて
カウフマンを投入します。
一方のバイエルンはキム・ミンジェに代えてウパメカノを投入します。
しかし、この直後に試合が動きます。
後半17分、バイエルンが自陣左サイドでボールをキープするもウニオンに
一時はインターセプトされるも、しつこくプレスに動いたチュポ=モティングと
ゴレツカの努力により再びボールを奪い返すと、手薄なウニオンDF陣の
隙間を突いてケインからゴール前のスペースに飛び出したマティス・テルに
パスが渡ると、あとはテルが右足でシュートを決めるだけで、
4-0としてリードを決定的なものとします。

引き続きウニオンを自陣に追いやるバイエルンは更に後半21分、
左サイドでデイヴィスがボールキープしてPA手前まで侵攻すると、
裏のスペースへ飛び出したチュポ=モティングがデイヴィスからの
スルーパスを受けてゴール前にクロスを送るもこれがウニオンDF陣にブロック
されてしまうも、ドゥキがクリアしたボールをゴレツカがカットすると
そのままゴール前へクロスを送ります。
ドゥキがクリアした時点でウニオンDF陣はラインを上げようとしていたのか、
このスキを突いてスペースに割って入ったミュラーが頭で流したボールが
ゴールへと吸い込まれ、バイエルンが5-0とウニオンから大量リードを奪い、
ミュラーはこの日ドッペルパックとなります。

これでバイエルンは試合がほぼほぼ決したと判断したのか、
チュポ=モティングに代えてサラゴサ、キミヒに代えてマズラウィ、そして
ゴレツカに代えてライマーを投入します。
一方のウニオンはフォラントに代えてクノッヘを投入してこの日の交代
カードを全て使い切ります。
バイエルンは更に残り時間10分を切ったところでミュラーに代えて若手の
ズヴォナレクを投入し、全交代カードを使い切ります。

あとは、バイエルン的には残り数分間ウニオンの攻撃を耐え凌げば良かった
はずなんですが…後半45分になる約15秒前にウニオンの攻撃からバイエルン
陣内左サイドでスローインを得ると、スロワーのフェルテセンから受けた
ライドゥニと…誰かがワンタッチでバイエルン守備陣がいないスペースに
流したところに抜け出したフェルテセンがPA内に侵入してパスを受けると、
ブロックに入ったダイアーの股を抜くシュートを打ってこれがゴールに収まり、
5-1とウニオンが一矢報いるかたちで試合は終了。
ダイアーやノイアーにとって最後の失点は悔しいものになってしまいましたが
それでも大量リードに守られ、貴重な勝ち点3を積みました。

戦績:21勝3分6敗(勝ち点:66)
得点:87/失点:37
順位:2位

ゴール

▼バイエルン

前半29分:ゴレツカ
前半45(+1)分:ケイン
後半8分:ミュラー
後半17分:マティス・テル
後半21分:ミュラー

▼ウニオンベルリン

後半45(+1)分:フェルテセン

■出場メンバー

◯バイエルン

GK:ノイアー
DF:キミヒ、ダイアー、キム・ミンジェ、アルフォンソ・デイヴィス
CMF:パヴロヴィッチ、ゴレツカ
OMF:マティス・テル、ミュラー、チュポ=モティング
FW:ケイン

▽交代
キム・ミンジェ→ウパメカノ、チュポ=モティング→サラゴサ、キミヒ→マズラウィ、ゴレツカ→ライマー、ミュラー→ズヴォナレク

イエローカード:

監督:トーマス・トゥヘル

○ウニオンベルリン

GK:レノウ
DF:ドゥキ、フォクト、ディオゴ・レイテ
MF:トリンメル、アーロンソン、トゥザール、シェーファー、ゴーゼンス
FW:フォラント、ホラーバッハ

▽交代
ホラーバッハ→フェルテセン、シェーファー→ライドゥニ、トリンメル→ユラノビッチ、ディオゴ・レイテ→カウフマン、フォラント→クノッヘ

監督:ネナード・ビェリツァ

では、Tschuess!!!(V)o\o(V)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?