'24-'25シーズン チャンピオンズリーグ リーグフェーズ第1節(バイエルンvsディナモ・ザグレブ)


Guten Tag!!!

我が親愛なる
バイエルン・ミュンヘン。

'24-'25シーズン新フォーマットによるUEFAチャンピオンズリーグが開幕!
先だって8/29に行われた組み合わせ抽選により、リーグフェーズではPSG、
バルセロナ、ベンフィカ、シャフタル・ドネツク、ディナモ・ザグレブ、
フェイエノールト、ブラティスラヴァ、アストンビラとの対戦が
決まったバイエルンは初戦でクロアチアのディナモ・ザグレブ(DIN)を
ホームに迎え、何と9-2の大量得点で大勝しました。
※試合は現地時間9/17(火)に開催されました。

バイエルンの欠場者は以下の通りです。

■ダニエル・ペレッツ(ケガ)
■伊藤洋輝(ケガ)
■ヨシップ・スタニシッチ(ケガ)
■アリヨン・イブラヒモビッチ(ケガ)
■サシャ・ボエ(ケガ)

さて試合の方ですが、
新フォーマットでのリーグフェーズはかつてのグループは存在せず、
36の参加チームが1つのリーグで戦い、そこでの順位が最終的に
ノックアウトステージ進出へ影響することから、下馬評では格下相手の
ディナモ・ザグレブに対してはホームゲームていうこともあり、
キックオフ直後からボール支配率を高め、試合のイニシアチヴを握って
試合を進めるバイエルン。
試合直前の負傷により、おそらく右SBでの出場と思われたボエが欠場
しちゃったことから、キミヒが右SBのポジションを補い、中盤には
ラファエル・ゲレイロとパヴロヴィッチで固めています。

そのバイエルンは前半9分、自陣左サイドでキム・ミンジェからの縦パスを
受けたハーフスペースのデイヴィスがタッチライン際で待っていた
ニャブリへ落としのパスを渡すとニャブリから中央部のケインへ大きく
展開され、今度はワンタッチでそれがやや後方のゲレイロに渡されると、
左ハーフスペースで裏へ飛び出したムシアラへスルーパスが出されます。
これを受けてGKネヴィスティッチとの1vs1を制してゴールを決めた
ムシアラでしたが、スルーパスを受けた位置がオフサイドであった
として先制とはなりませんでした。
また、前半16分にはケインのロングパスを受けてディナモ陣内PA内へ
侵入したムシアラからパスを受けたパヴロヴィッチがドリブルを試みるも
ピエール・ガブリエルに倒されるも、こぼれ球を拾って最終ラインの
ウパメカノまでバイタルエリアまで上がってきて相手にプレスをかけて
右HSでディナモからボールを奪い返すとムシアラを経由して左サイドを
フリーで上がってきたニャブリがパスを受けてゴールを決めますが、
この前のプレーでパヴロヴィッチが倒されたプレーがVARにより
バイエルンのPKとなり、これをケインが冷静にGKネヴィスティッチの
跳んだ逆方向を突いて1-0とバイエルンが先制します。

ボールを支配するバイエルンに対してディナモ・ザグレブは自陣でも
バイエルンからインターセプトしたら速攻を仕掛けてゴールに繋げたい
狙いがありますが、ハイラインを敷くバイエルンもウパメカノや
デイヴィス等スピードのあるDFが揃っている為、ディナモにカウンターを
許さず、中盤でのボールの奪い合いがしばらく続いていましたが
前半33分、ディナモ陣内左サイドでボールをキープしたデイヴィスと
ケインのやり取りによりフリーとなったニャブリがパスを受けると
中央部で相手DF陣のギャップで待つムシアラへロングパスを送ると、
ここで珍しくポスト役になったムシアラが胸で落としたところに
後方から飛び込んできたゲレイロがPA外ながら左足でダイレクトに
抑えたシュートを放つとこれがゴール左に突き刺さるも一旦は
オフサイド?として取り消されますが、やはりゴールが認められ、
2-0とバイエルンがディナモを引き離します。

バイエルンは更に前半38分、ディナモ陣内中央部でゲレイロとニャブリが
巧みなワンタッチでのパス交換により相手の守備網を突破すると、
最終的にニャブリのシュートは相手DF陣に追いつかれ枠を外れてCKと
なりますが、素早いリスタートでのショートコーナーから巧みに相手の
ブロックを乱してキミヒが素早くゴール前にクロスを送ると、
ここにフリーで頭で合わせたオリーセがゴールを決めて3-0として
ディナモに対して更にリードを広げます。
前半A/Tに攻勢を強めたディナモ・ザグレブはよぅやくこの試合初めて
バイエルンゴールに向けてシュートを放ちましたがこれは枠へヒットせず、
前半はバイエルンがリードして終了します。後半へ続く…。

さて後半。
バイエルンは負傷の為か、守護神ノイアーに代わってウルライヒを投入。
一方、ディナモはログに代わってストイコビッチ(!)を投入します。
キックオフ直後もバイエルンがディナモ陣内へ攻め立てるところから
始まりますが、それを耐えきってボールをキープしたディナモは後半4分、
バイエルン陣内左サイドでペトコビッチがポスト役となりボールを
キープすると、その隙にポジションを上げた右サイドのストイコビッチを
経由してピエール・ガブリエルへ大きく展開すると、
パスを受けたピエール・ガブリエルがゴール前へクロスを送ります。
これをニアサイドでピアツァがワンタッチで流したところにファーサイドで
フリーとなったペトコビッチが押し込んで3-1とディナモ・ザグレブが
1点を返します。
ディナモ・ザグレブは更に後半5分、自陣左サイドでボールをキープした
荻原が味方とのワンツーでスペースへ飛び出すと今度は中盤のミシッチへ
渡した後も前へのランニングを続けると、ボールをキープしたミシッチ
からのスルーパスに対してスペースへ飛び出してパスを受けると
そのままGKウルライヒと1vs1となり、左足でウルライヒの股を抜く
シュートを決めて3-2としてバイエルンに一気に1点差に詰め寄ります。

ディナモに巧みにアウトサイドのスペースを突かれて短時間で2失点を
喫したバイエルンではありますが、再びボールをキープして自分達の
ペースでパスを繋いでディナモを攻め立てると後半12分、右サイドで
キミヒが崩しのスイッチとなる縦パスを入れると、今度はムシアラから
後方のオリーセを経由して左サイドへ繋ぎます。
そして左サイドでニャブリとデイヴィスがワンタッチで繋いだボールを
後方から上がってきたキミヒが受けるとPA外ながら強烈なシュートを
放ちます。これはGKネヴィスティッチが弾くもこぼれ球に反応した
ケインが落ち着いてゴールへ流し込み、4-2として再びディナモを
引き離します。
バイエルンは更に後半14分に再び局面でスピードを上げて縦パスを
繋いで最後はケインがゴールへ沈めるも、流れの中でニャブリが
オフサイドであったと判明し得点ならず。
しかし後半16分、再び自陣から巧みな繋ぎで前へとボールを運ぶと
デイヴィスが中央部をドリブルで持ち上がり、ケインへ縦パスを
送るとケインはこれを勢いを殺すようなタッチでスペースへ出すと、
そこに飛び込んできたムシアラがボールを拾うと飛び出してきた
GKネヴィスティッチにブロックされそうだった為、右サイドから
フリーで上がってきたオリーセへラストパス。
これをオリーセが無人のゴールへ流し込んで5-2としてディナモの
戦意を喪失させにかかります。

バイエルンは中盤に入るとキム・ミンジェに代えてダイアー、そして
ムシアラに代えてミュラー、そしてオリーセに代えてしばらくケガで
欠場していたザネを投入します。
この直後にバイエルンが右サイドからのCKにてプレー再開しますが、
キミヒがゴール前へ上げたボールを代わったばかりのダイアーが中央で
ランニングヘッドを放ちますが、これはミシッチがブロックした後、
ミシッチと接触したリストフスキが倒れ、一旦プレーが途切れますが、
何故か審判がVARと交信しており、リプレイ映像をよく見るとダイアーの
ヘディングをブロックしようとしたミシッチがハンドを犯していると
判定され、バイエルンにこの試合2度目のPKが与えられます。
これをケインが前半の時と同じ方向へ蹴ると、これを読んでいた
GKネヴィスティッチが横っ飛びするも届かずボールはゴールへ収まり、
バイエルンが6-2としてケインはドライアーパック達成となります。
この後、ディナモは荻原に代わってホッジャ、そしてピエール・
ガブリエルに代わってシュピキッチを投入します。

バイエルンは更に終盤に入って後半33分、キミヒもビルドアップに
加わりつつラインを押し上げながらディナモ陣内へ攻め入ると、
キミヒを追い越して左サイドからPA内へ侵入したデイヴィスが故意に
倒され、バイエルンがこの試合3度目のPKを獲得します。
これを三度ハリー・ケインがGKネヴィスティッチの飛んだ逆方向を
突いてゴールを決めてバイエルンが7-2とします。
※ちなみにケインは3度ともゴール左へ蹴ってます。

この後バイエルンはゲレイロに代えてゴレツカを投入します。
一方、ディナモはバトゥリナに代えてアデミを投入します。
そして後半40分、右サイドからキミヒが前線へロングパスを送ると、
これをミュラーがテオフィル・カトリーヌと競り合いながらもボールを
キープして後方へパスを落とすと、フリーで上がってきたザネが
拾ってPA外ながら左足を振り抜くとこれがゴールへ突き刺さり、
バイエルンが8-2とします。
この日のバイエルンのゴールショウの締めは後半A/T、
自陣最終ラインから右サイドのキミヒへ渡した後フリーランで一気に
ゴール前まで上がってきたゴレツカがそのキミヒからのクロスに
頭で合わせてゴールを決め、9-2と大会記録となる結果で試合を締めて
バイエルンが新フォーマットのチャンピオンズリーグで好スタートを
切ることができました。
次節はアウェイでのアストンビラ戦となります。

戦績:1勝(勝ち点:3)
得点:9/失点:2
順位:首位

ゴール

▼バイエルン

前半20分:ハリー・ケイン(PK)
前半34分:ラファエル・ゲレイロ
前半38分:オリーセ
後半12分:ハリー・ケイン
後半16分:オリーセ
後半28分:ハリー・ケイン(PK)
後半33分:ハリー・ケイン(PK)
後半40分:ザネ
後半45(+2)分:ゴレツカ

▼ディナモ・ザグレブ

後半4分:ペトコビッチ
後半5分:荻原拓也

■出場メンバー

◯バイエルン

GK:ノイアー
DF:キミヒ、ウパメカノ、キム・ミンジェ、アルフォンソ・デイヴィス
CMF:パヴロヴィッチ、ラファエル・ゲレイロ
OMF:オリーセ、ムシアラ、ニャブリ
FW:ハリー・ケイン

▽交代
ノイアー→ウルライヒ、オリーセ→ザネ、キム・ミンジェ→ダイアー、ムシアラ→ミュラー、ラファエル・ゲレイロ→ゴレツカ

イエローカード:

監督:ヴァンサン・コンパニ

○ディナモ・ザグレブ

GK:ネヴィスティッチ
DF:ピエール・ガブリエル、リストフスキ、テオフィル・カトリーヌ、ムマエ、荻原拓也
MF:ログ、ミシッチ、バトゥリナ
FW:ペトコビッチ、ピアツァ

▽交代
ログ→ストイコビッチ、ピアツァ→クレノビッチ、ピエール・ガブリエル→シュピキッチ、荻原拓也→ホッジャ、バトゥリナ→アデミ

監督:セルゲイ・ヤキロビッチ

では、Tschuess!!!(V)o\o(V)

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