'23-'24シーズン ドイツ/ブンデスリーガ第17節(バイエルンvsホッフェンハイム)


Guten Tag!!!

我が親愛なる
バイエルン・ミュンヘン。

シーズン後半戦再開のブンデスリーガ、今節はホッフェンハイム(TSG)を
ホームに迎えて対戦し、試合はバイエルンが3-0でホッフェンハイムを破りました
※試合は現地時間1/12(金)に開催されました。

バイエルンの欠場者は以下の通りです。

■ブナ・サール
■ヌサイル・マズラウィ
■キム・ミンジェ
■セルジュ・ニャブリ

さて試合の前に1月7日(日)に逝去したドイツサッカーそしてバイエルンのレジェンド、
皇帝ことフランツ・ベッケンバウアーに哀悼の意を捧げ、
選手全員が喪章を着け、胸に"DANKE FRANZ"と書かれたユニを纏って試合が始まります。
アフリカ・ネーションズカップでマズラウィを、そしてアジアカップでキム・ミンジェが
欠場するバイエルンは右SBはライマー、そしてCBはデ・リフトが出場して穴を埋めます。
それでもウィンターブレイク中に負傷者が復帰して戦力も揃っているバイエルンが
立ち上がりはホッフェンハイムに対して試合を優位に進めているように映ります。
ホッフェンハイムも高い位置からプレスをかけてはバイエルンのビルドアップを阻んで
きますがバイエルンも巧みなパスワークを駆使して相手のプレスをかわして相手陣内へと
侵攻していきます。

そして迎えた前半18分、バイエルンは右サイドでCKを得るとショートコーナーで
繋いでホッフェンハイム守備陣を揺さぶると、元々PA内でムシアラについていた
カデラベクがパスを受けたザネを抑えに行った瞬間フリーになったムシアラにパスが渡り、
クラマリッチがマークに向かうも角度の厳しいところながら既にシュート体勢に入って
いたムシアラが右足を振り抜くと、ボールは逆サイドのポスト内側に当たってネットを
揺らし、1-0とシーズン後半戦最初の試合でバイエルンが先制します。

年明けのテストマッチのバーゼル戦でも相手より優位に試合を進められていたバイエルン。
この試合でもポゼッションで相手を上回り、半分以上の時間帯で相手陣内でパスを回し、
相手にインターセプトされても俊敏なプレスバックでボールを奪い返して再び攻撃を
再開するていう流れができており、この辺のストレスはないよぅな試合運びであります。
ただ、引かれた相手に対してなかなか崩すのが難しいのもいつも通りであります…。
ここまでシュート数では効果的でないものも含めてホッフェンハイムより少ないこともあり
押し込むのはイイがあとはどぅやって決定機を生み出すかがポイントとなります。

終盤に入って前半37分にはホッフェンハイム陣内で相手の横パスを右サイドでミュラーが
カットすると後方から上がってきたムシアラ→ザネ→ケインと左にパスをつなぎ、
最後は大外から上がってきたゲレイロがスルーパスを受けてPA内まで侵入するも
クロス?をGKバウマンにブロックされてしまいます。
また、前半41分にもラインを上げつつホッフェンハイム陣内へ侵攻し最後は中央部で
PA付近まで上がってきていたウパメカノがフリーでシュートを放つもこれは枠外となります。
そんなこんなで終了間際にホッフェンハイムに対してシュートを浴びせたバイエルンでしたが
追加点はなく…前半はバイエルンが1点リードで終了。
後半へ続く…。

さて後半。
立ち上がりから前半は引き気味だったがホッフェンハイムがアグレッシヴにプレーを始め、
両チームともにお互いのゴール前でのプレーが増えるようになり、バイエルンも度々
守護神ノイアーが仕事せざるを得ないような状況となります。
ただ、ポゼッションでもカウンターでも攻撃の精度ではホッフェンハイムを上回る
バイエルンが後半11分、ホッフェンハイムが自陣ゴール前からのビルドアップを試みるも
右サイドでケインがグリリッチュにプレスをかけてボールをインターセプトすると、
こぼれ球を拾ったミュラーからスペースへ抜け出したケインにスルーパスが渡り、
パスを受けたケインがゴール前に低空クロスを送るとここにフリーで待っていたザネが
右足でダイレクトシュートを放ってこれがゴールに収まりますが、
この前のプレーでスルーパスを受けたケインの位置がオフサイドであったとしてバイエルンに
得点は認められません。
バイエルン更に後半13分、ホッフェンハイムが自陣右サイドでパスを繋ぐもカデラベクからの
パスを受けたシュタッハがゲレイロのプレスを受けてボールをロストします。
こぼれ球を拾ったムシアラがスペースをドリブルで持ち上がると左HSでPA外からでしたが
右足で強烈なシュートを放ちますが、これはゴール右ポストに弾かれてしまいます。

しかし、バイエルンに負けず劣らず攻勢に出るホッフェンハイムも後半18分、
右サイドで得たCKからクラマリッチの上げたボールを最終的にバイアーが至近距離から
ヘディングシュートを放つも巧みにシュートコースを塞いだ守護神ノイアーがビッグセーヴを
見せてバイエルンはピンチを逃れます。
更に攻勢を見せるホッフェンハイムは後半19分、GKバウマンからの前線へのロングボールが
スペースへ抜け出したクラマリッチに直接渡り、ウパメカノとデ・リフトの追走を受けながらも
フリーでシュートを放つも、飛び出してきた守護神ノイアーがまたもブロックに成功し、
ホッフェンハイムに流れを渡しません。
ホッフェンハイムは更に後半20分、右サイドで前線へのロングボールが出されると、
これをクラマリッチが頭で中央部へ流し、ここにフリーで待っていたバイアーがヴォレーを
放つもボールはクロスバーに当たってゴールとはならずスコアは変わりません。
ただ、バイエルン的には度々失点のピンチを迎えてしまった為、流れが悪いようです。

ここまで押され気味であったバイエルンですが後半25分、
自分達のペースでボール回しをして落ち着いたこともあるのか、再びラインを上げて
ホッフェンハイムを自陣に押し込んで侵攻するとウパメカノの縦パスを受けたムシアラが
もはや密集地帯とも呼べるスペースの狭い守備網を巧みなタッチで抜け出してPAへ侵入すると
左サイドのザネへ一旦渡し、ザネからのクロスを再び受けるとワンタッチで右足でゴールへ
流してバイエルンが2-0とよぅやく追加点を決めてホッフェンハイムを引き離します。
この後バイエルンはミュラーに代えてコマンを、ザネに代えてマティス・テルを投入します。

そしてホッフェンハイムは後半29分、交代で入ったテルに対してチャージを試みたプレメルが
遅れて足を踏んでしまった為、この日2枚目の警告を受けて退場となってしまい、
逆にバイエルンとしてはこれで数的優位に立ってプレーすることが可能となりました。
しかし、ホッフェンハイムもやや疲労の見えるバイエルンに対して自陣でインターセプトすると
即座にカウンターを発動して反撃を試みますが、後半31分の攻撃はバイエルン陣内にキミヒが
残っており、周りの守備陣も間に合った為、バイアーは効果的なシュートが打てず、
守護神ノイアーが正面でキャッチングします。
この後バイエルンはライマーに代えてパヴロヴィッチ、ゲレイロに代えてゴレツカを投入。
そしてホッフェンハイムはヴェホーストに代えてベブー、ビュルターに代えてスコウ、
クラマリッチに代えてトフムクを投入します。

両チームともにフレッシュな選手が入ってからも1人少ないホッフェンハイムに対して試合は
ほぼほぼバイエルンが主導権を握ってプレーする展開となり、
後半45分、バイエルンがホッフェンハイム陣内左サイドでデイヴィスがシュタッハから
インターセプトに成功するとゴレツカにパスを送り、ゴレツカがドリブルで持ち上がり
相手のラインを下げさせつつパスのタイミングを伺い、ケインがスペースでフリーになった
ところでゴレツカからのパスを受けると左足を振り抜き、GKバウマンの手に当たるもボールは
そのままゴールに収まり、バイエルンが3-0と試合を決定的にします。

そんなこんなでシーズン後半戦初戦はバイエルンが快勝して引き続きレバークーゼンを追走。

戦績:13勝2分1敗(勝ち点:41) ※降雪により第13節のみ未消化。
得点:52/失点:15
順位:2位

ゴール

▼バイエルン

前半18分:ムシアラ
後半25分:ムシアラ
後半45分:ケイン

▼ホッフェンハイム

ゴールなし

■出場メンバー

◯バイエルン

GK:ノイアー
DF:ライマー、ウパメカノ、デ・リフト、アルフォンソ・デイヴィス
CMF:キミヒ、ゲレイロ
OMF:ミュラー、ムシアラ、ザネ
FW:ケイン

▽交代
ミュラー→コマン、ザネ→マティス・テル、ライマー→パヴロヴィッチ、ゲレイロ→ゴレツカ、ムシアラ→チュポ=モティング

イエローカード:パヴロヴィッチ(累積2枚目)

監督:トーマス・トゥヘル

○ホッフェンハイム

GK:バウマン
DF:オザン・カバク、グリリッチュ、エンソキ
MF:カデラベク、クラマリッチ、シュタッハ、プレメル、ビュルター
FW:ヴェホースト、バイアー

▽交代
ヴェホースト→ベブー、ビュルター→スコウ、クラマリッチ→トフムク、バイアー→ベッカー

※後半29分、プレメルが2枚目の警告を受けて退場。

監督:ペッレグリーノ・マタラッツォ

では、Tschuess!!!(V)o\o(V)

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