EURO2024 グループA第3節(スイスvsドイツ)


Guten Tag!!!

我が親愛なるドイツ代表。

今節、フランクフルトはヴァルト・シュタディオンにて
開催国なのにアウェイ扱いでスイス(SUI)と対戦し、スイスに先制
されながらも試合終了間際に追いつき、1-1のドローで試合を終えて
グループ首位でのノックアウトステージ進出が確定しました。
※試合は現地時間6月23日(日)開催。

さて試合の方ですが、
グループA首位のドイツと2位のスイスで首位攻防戦となった訳ですが、
スコットランド、ハンガリーを撃破してきたドイツにとってスイスは
グループで最も手強い相手で、キックオフかドイツがボールを支配する
かたちにはなりますが、やはり中盤から最終ラインに下りてビルドアップに
参加するクロースをかなり警戒しているようで、まずエンボロがクロースの
ポジションを意識しながらプレスにかかわっており、
次にクロースにボールが渡ったとしてもスイスの誰かが必ず寄せに行って
クロースに自由なパスを出させず、そこでドイツの強みを消す巧さが
あるように映ります。

それでもドイツにゃあヴィルツやムシアラのように個でボールを運べる
選手がおり、立ち上がりには自陣右サイドでパスを受けた
ムシアラが相手のプレスを巧みにかわしてドリブルでスイス陣内まで
攻め入って最終的にスイスDF陣にクリアされますが、バイタルエリアで
ギュンドアンがパスを受けて相手にとって危険なシーンを作り出せる
実力があり…気づいたら序盤の15分が過ぎていて見ごたえのある
試合展開となっております。

そして中盤に入って前半17分、ドイツはスイス陣内左サイドでヴィルツが
パスを受けると大外から裏へ飛び出したミッテルシュテットへスルーパス。
このパスを受けたミッテルシュテットがゴール前へ低空クロスを送ると
ゴール前に飛び込んできたムシアラが狙うも先にアエビシェールに
クリアされてしまいます(この直後アエビシェールとムシアラは交錯)。
こぼれ球を拾った左サイドのヴィルツからアンドリッヒにパスが渡り、
PA外ながらアンドリッヒが右足を振り抜くと、巧みにGKゾマーの前で
ワンバンしたボールがゾマーのブロックを抜けてゴールネットを揺らして
ドイツが先制っ!…と思いきや、その前のプレーでアエビシェールと
ムシアラが交錯したプレーがVARによりファウルと判定され、
ドイツの先制とはなりませんでした…。

それでもドイツが試合の主導権を握り、スイスは5-3-2のブロックを組んで、
しかしながら高いライン設定でドイツのボールホルダーにプレスをかけて
パスを出させにくくして決定機を作らせない守備からスキを見て
カウンターを狙うもドイツがリュディガーとターと中盤のアンドリッヒを
中心とした守備陣が巧みに対応してスイス同様、相手に決定機を作らせない
守備で一進一退の攻防を繰り広げているといった展開であります。
しかし前半28分、スイスはドイツのビルドアップにてクロースからムシアラへ
出されたパスを読んでいたジャカがプレスに動くとこれがハマって
インターセプトするとそこから速攻に移り、リーダーのドリブルから一気に
バイタルエリアまで到達すると一度はドイツ守備陣に弾き返されますが、
こぼれ球を拾ったリーダーから左HSを抜けたフロイラーがスルーパスを
受けるとゴール前にクロスを送り、これを巧みにマーカーのターの前に
入ったエンドイェがダイレクトにゴールへ沈めて0-1とスイスが先制。

終盤、スイスに対してドイツは同点目指してスイスゴールを襲い、
リュディガーやハヴァーツ、アンドリッヒがシュートを放つ場面があるも
決定的なものにはならず、更には前半38分にターがエンボロに対する
ファウルにより累積2枚目のイエローカードを受けてしまい、
ノックアウトステージ1回戦を欠場しなければならない事態となり、
前半は0-1のままスイスリードで終了します。
後半へ続く…。

さて後半。
ドイツは選手交代なしのまま臨んで、プレーに修正を加えてスイスに
追いつくつもりなのか見ものな感じの立ち上がりとなりましたが、
後半5分にスイス陣内右HSで中盤まで下りてパスを受けたヴィルツから、
最前線で左HSからダイアゴナルに中央へ動いてスイスDFライン裏へ
巧みに抜け出したムシアラがスルーパスを受けると最終的にシュートは
GKゾマーが正面でブロックする結果となります。
ドイツは更に後半10分にも自陣左サイドでリュディガーからのロングパスが
前線に送られるとこれを巧みに収めたハヴァーツから左サイドを上がって
きたムシアラがボールキープしてタメを作りつつスイスDF陣を引きつけると
最後はPA外ながらフリーでパスを受けたクロースがシュートを放ちますが、
これは枠を外れてしまいます。
しかし、スタメンの質の良さから交代策はなくともスイスに追いつける
算段がこの時点でのドイツにはあったのだと思われます。
ただ、ここまででドイツはスイスの堅守をなかなか崩せずにいます。

そして中盤に入るとドイツは最終ラインのターに代えてシュロッターベック、
更にミッテルシュテットに代えてラウムを投入します。
一方のスイスもリーダーに代えてヴァルガスを、更にエンボロに代えて
ドゥアー、更に先制点のエンドイェに代えてアムドゥニを投入すると、
ドイツもアンドリッヒに代えてバイアーを投入して少なくともドイツは
スタメンの時と比べると攻撃的な布陣へ変更して終盤へ臨むこととなります。

するとドイツは後半20分にスイス陣内左サイドでバイアーが裏抜けした
ところにムシアラからスルーパスが入ると、パスを受けたバイアーが
ゴール前へクロスを送りますがこれは流れてしまってスイスにボールを
弾き返されてしまうも、こぼれ球を回収して再びスイスを押し込むと
右サイドでハヴァーツからのパスを受けたヴィルツがPA内で対峙した
アエビシェールを抜くとゴール前にクロスを送り、これをフリーで受けた
キミヒが振り向きざまにシュートを放ちますが、これは狭いスペース
ながらアカンジに巧みにブロックされてしまいます。
しかし、ドイツにとっては交代策で結果が出そうな攻撃でありました。

終盤に入るとドイツはヴィルツに代えてザネ、更にムシアラに代えて
フュルクルクを投入します。フュルクルクが入ることでそれまで最前線に
いたハヴァーツと場所を変更し、トップレスでなくなったドイツは戦い方を
変えて残り10数分に賭けることになります。
しかし後半39分、ゾマーからのロングフィードで一気にドイツ陣内へと
ボールを送ったスイスはこれをマイボールとすると中央のジャカから
左HSで裏へ飛び出してスルーパスを受けたヴァルガスが守護神ノイアーとの
1vs1を制してゴールを決めますが、これはヴァルガスがスルーパスを
受けたポジションがオフサイドであったとして無得点となり、
ドイツとしては絶体絶命のピンチを免れます。

しかしこの試合ゾマーのセーヴ…じゃあなくスイスDF陣の守備に
苦しめられてきたドイツは追いつけなければ敗戦でグループ2位で
終わってしまう流れでありましたが後半もA/Tに突入すると、
左右にボールを散らしながらラインを上げていってスイス陣内へ再び
侵攻します。そして左サイドでパスを受けたラウムが崩し切った訳では
ないものの、ゴール前にクロスを放り込むとこれを頭一つ抜け出た
フュルクルクがヘディングシュートを流し込むとこれがゴールネットを
揺らし、1-1とドイツが土壇場で同点に追いつきます。
その後2分ちょっとで試合が動くことはなく試合はドローで終了。
スイスに負ければ2位通過であったドイツは逆転を免れ、
グループ首位でのノックアウトステージ進出となりました。
そして、ノックアウトステージの対戦相手はダニッシュ・ダイナマイトこと
デンマークに決定しました。

★グループA最終順位

1位:ドイツ(勝ち点:7/2勝1分/得失:6)
2位:スイス(勝ち点:5/1勝2分/得失:2)
3位:ハンガリー(勝ち点:3/1勝2敗/得失:-3)
4位:スコットランド(勝ち点:1/1分2敗/得失:-5)

ゴール

▼ドイツ

後半45(+2)分:フュルクルク

▼スイス

前半28分:エンドイェ

▼出場メンバー

○ドイツ

GK:ノイアー
DF:キミヒ、リュディガー、ター、ミッテルシュテット
CMF:アンドリッヒ、クロース
OMF:ムシアラ、ギュンドアン、ヴィルツ
FW:ハヴァーツ

▽交代
ター→シュロッターベック、ミッテルシュテット→ラウム、アンドリッヒ→バイアー、ヴィルツ→ザネ、ムシアラ→フュルクルク

イエローカード:ター(累積2枚目)、

監督:ユリアン・ナーゲルスマン

〇スイス

GK:ゾマー
DF:シェア、アカンジ、リカルド・ロドリゲス
MF:ヴィドマー、フロイラー、ジャカ、アエビシェール
ST:リーダー、エンドイェ
FW:エンボロ

▽交代
リーダー→ヴァルガス、エンボロ→ドゥアー、エンドイェ→アムドゥニ、

監督:ハカン・ヤキン…じゃあなくてムラト・ヤキン

では、Tschuess!!!(V)o\o(V)

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