'24-'25シーズン DFBポカール1回戦(ウルムvsバイエルン)
Guten Tag!!!
我が親愛なる
バイエルン・ミュンヘン。
'24-'25シーズン、ドイツ/ブンデスリーガとチャンピオンズリーグに先駆け、
3大コンペティションの1つ、DFBポカールが開戦。
そんな1回戦はレギオナルリーガ所属(4部)のSSVウルム(ULM)と
ドナウ・シュタディオンにて対戦し、バイエルンがウルムを4-0で
破って2回戦進出を果たしました
※試合は現地時間8/16(金)に開催されました。
バイエルンの欠場者は以下の通りです。
■伊藤洋輝
■レロイ・ザネ
さて試合の方ですが、
まずは新監督ヴァンサン・コンパニの下再出発を果たしたバイエルンの
最終ラインの並び…昨季まではウパメカノが右CBでキムが左だったと
認識していましたが、それが逆になっています。
これがビルドアップの時に差を生み出している訳ではないですが、
SBとの相性的な何かがあるのやもしれません…。
そのバイエルンのビルドアップは、ケインがベンチスタートになっている為
前線はトップ含めた攻撃的な選手がポジションを流動的に入れ替えて
相手守備陣にギャップを作らせ攻め立てるスタイルだと思われます。
予想フォメではテルはトップでしたが実際は左サイドに流れ、その時空いた
中央部では主にムシアラとミュラーが前後の関係を作ってプレー
しているようです。
立ち上がりはバイエルンが主導権を握り、ボール保持率を高めながらも
ウルムはインターセプトに成功したら手早くバイエルンのハイラインの裏を
突いてカウンターを狙い、時には決定的ではないもののシュートを放つ
ところまでいくことがありましたが(結果的に枠外)、
前半12分に試合が動きます。バイエルンは最終ラインでの組み立てから、
右HSでパスを受けたスタニシッチがウルムDFライン裏を狙ったスルーパスを
送るとここに飛び込んできたキミヒがムシアラと入れ替わりでパスを
拾うと相手PA内に侵入するも、相手DF陣との交錯プレーから、
ファウルではないものの倒れてしまうも、倒れながらゴール前にクロスを
送ったところにフリーのミュラーが右足でダイレクトに合わせてゴール
右隅へシュートを決めてバイエルンが1-0と先制します。
バイエルンは更に前半15分、ウルム陣内左サイドで相手の激しいプレスにより、
一旦守護神ノイアーまでボールを戻し今度は右サイドからの展開を試み、
相手のDFラインが上がっており、それを見逃さなかった大外のニャブリが
ダイアゴナルに裏のハーフスペースへ飛び出したところにキムがロングパスを
送ったところ、ニャブリが完全に裏を取ったかたちでパスを受け取りドリブルで
PA内まで持ち上がると、最終的にゴール前へクロスを送り再びミュラーが
ゴールへ流して2-0と短時間でバイエルンが加点しウルムを引き離します。
そのミュラーは中盤に入ると今度は左サイドにポジションを移してゲレイロと
テルのサポート役?になってビルドアップに加わったかと思へば局面では
中央部にポジションを移し、8~10年前のような神出鬼没なフリーランで
自由にプレーしているなていう印象があります。
また、バイエルンのビルドアップで注目したのは守護神ノイアーが比較的
頻繁にPAを飛び出してパス交換に参加していること、そしてCBのサポートに
キミヒではなくパヴロヴィッチが最終ラインまで下りてきてパスの起点と
なっていることでしょうか。
また、ゲレイロについても足元の技術がある為か、タッチライン際に
張りっぱなしではなく時にはSHと連携により内に絞ることもあるようです。
前半終盤はウルムのハードワークもあったのか、バイエルンにとって
序盤に比べ見せ場を作る場面は少なかったように映り、シュートも数本に
終わっているような気がしましたが、バイエルンリードで前半は終了。
後半へ続く…。
さて後半。
キックオフ直後におそらくバイエルンサポーター席(赤白なので…)から
花火?爆竹?的な何かがパパパ…と打たれ、煙で周りが見えず…
一旦プレーが中断され、約3分後に再開されます。
両チームともにハーフタイムを機に選手交代はないようなので、試合への
入り方としては前半同様と言ってイイのだと思われますが、
やはりバイエルンのビルドアップ時CBのサポートに入っているのは
パヴロヴィッチで、キミヒは中央部の比較的高い位置でパスを待つていう
スタイルに変わっています。まぁ、これも相手の対応を遅らせる効果が
あるのかもしれませんが、序盤は後半13分に中盤右サイドでウルムの
パスをカットしたバイエルンが速攻を見せるとニャブリからパスを受けた
テルがPA内に侵入してシュートを放つも相手DFのブロックに遭って
無得点に終わったくらいでした。
また、ウルムも時折バイエルンからインターセプトしてはカウンターから
バイエルンゴール前へ侵攻することがありますが、
そこはバイエルンDF陣がしっかり対応しフリーでシュートを打たせません。
中盤に入るとバイエルンはムシアラに代えてケイン、そしてテルに代えて
コマンを投入します。
一方ウルムはチェッサに代えてケラー、そしてクラッテンマッハーに
代えてマイアーを投入します。
ちと問題のシーンを流しちゃいましたが…度々ニャブリがPA内でハンド?
したような映像が流れてましたが、それ自体流れちゃったようです…。
それでも前半同様、バイエルンがボール保持率70%以上でウルムを
押していた試合はウルムDF陣のハードワークもあって追加点が挙げられず
終盤に入ったところでバイエルンがニャブリに代えて新加入オリーセ、
そしてパヴロヴィッチに代えて同じく新加入パリーニャを投入。
一方、ウルムはヒグルに代えてテラロヴィッチ、そしてブラントに代えて
コーレを投入します。
そして後半34分、バイエルンが自陣左サイドでボールをキープしてウルム
守備陣を引きつけると、パスを受けたケインが大きく右サイドへ展開し、
これが新加入オリーセに繋がり、オリーセがフリーで持ち上がって
PA内に侵入し右足でゴール前の空きスペースにクロスを送るとここに
飛び込んできたコマンがランニングシュートを放ち、これがゴール右隅に
決まって3-0とバイエルンに待望の追加点が入り、更にウルムを
引き離します。
この後バイエルンはウパメカノに代えてデイヴィスを投入します。
気づけば試合は後半A/Tに入っており、バイエルンもまだ本気でないとはいへ
レギオナルリーガ所属のチームに3点はちと少ないかな…と思っていた試合
終了間際、左サイドでコマンがケインやオリーセとワンツーを繰り返して
中央へ切れ込んでボールを運ぶも、ウルムDF陣のブロックに遭った為、
一旦右サイドでフリーのスタニシッチへボールを渡すとやや後方の右HSで
フリーのミュラーへパスが渡ります。
ミュラーがゴール前にクロスを送るとゴール前で待っていたケインが
マーカーのストロンプフ?に完全に競り勝ってフリーで放ったヘディング
シュートが決まって4-0として試合は終了します。
上述の通り、おそらくバイエルンは細かい部分ではいまだ発展途上中で、
未完成であるが故にレギオナルリーガ所属のチーム相手に4得点しか
できなかったのではないかな…ていふイメージではいますけど、
何はともあれ公式戦勝利はめでたいことですな。
ゴール
▼バイエルン
前半11分:ミュラー
前半15分:ミュラー
後半34分:コマン
後半45(+3)分:ケイン
▼ウルム
ゴールなし
■出場メンバー
◯バイエルン
GK:ノイアー
DF:スタニシッチ、キム・ミンジェ、ウパメカノ、ラファエル・ゲレイロ
CMF:キミヒ、パヴロヴィッチ
OMF:ニャブリ、ムシアラ、マティス・テル
FW:ミュラー
▽交代
ムシアラ→ケイン、マティス・テル→コマン、ニャブリ→オリーセ、パヴロヴィッチ→パリーニャ、ウパメカノ→デイヴィス
イエローカード:キミヒ(累積1枚目)
監督:ヴァンサン・コンパニ
○ウルム
GK:オルタグ
DF:ライヒェルト、ストロンプフ、コルベ
MF:ストール、ヒュリュライネン、ブラント、ロシュ
ST:チェッサ、クラッテンマッハー
FW:ヒグル
▽交代
オルタグ→ザイボルト、チェッサ→ケラー、クラッテンマッハー→マイアー、ヒグル→テラロヴィッチ、ブラント→コーレ
監督:トーマス・ヴェルレ
では、Tschuess!!!(V)o\o(V)
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