'23-'24シーズン ドイツ/ブンデスリーガ第31節(バイエルンvsフランクフルト)
Guten Tag!!!
我が親愛なる
バイエルン・ミュンヘン。
今節は、今季限りでの現役引退を発表した、日本人選手の長谷部誠擁する
フランクフルトをアリアンツ・アレーナに迎えて対戦。
アウェイでのリーガ前半戦は1-5と大敗を喫した相手でしたが、
ホームでの今節は2-1で勝って雪辱を果たしました。
※試合は現地時間4/27(土)に開催されました。
バイエルンの欠場者は以下の通りです。
■ダニエル・ペレッツ
■ブナ・サール(ケガ)
■サシャ・ボエ(ケガ)
■セルジュ・ニャブリ(ケガ)
■リロイ・ザネ(ケガ)
■キングスレー・コマン(ケガ)
■ジャマル・ムシアラ
さて試合の方ですが、
リーガ前半戦、アウェイで大敗を喫した相手に対してホームでの
バイエルンの出方はやはりボールを保持して…主導権を握って相手の
陣内へ攻め入るかたちとなりますが、立ち上がりにいきなりチャンスを
迎えると前半6分、バイエルンはハーフウェー付近左サイドでボールを
キープするもフランクフルトに奪われてしまいますが、
相手のバックパスをカットしたケインがすかさずスピードを上げて
飛び出したゲレイロへパスを送ると、ゲレイロの持ち上がりから一気に
バイタルエリアまで上がってPA内中央部のチュポ=モティングへパスを
送ります。そしてチュポから右サイドでフリーのミュラーに渡ると、
どフリーでありましたがミュラーが放ったシュートは、残念ながら
ポストの右へ外れてしまい、バイエルンは先制機を逸してしまいます。
試合の入り方が良かったバイエルンではありますが、
前半7分にアクシデントが発生してしまいます。
フランクフルトGKトラップの左サイドへのロングキックに反応した
デ・リフトがディナ・エビンベと競り合いながらヘディングでボールを
弾き返すも少し遅れてヘディングを試みたディナ・エビンベの頭が
まだ空中にいるデ・リフトに頭突きするかたちとなってしまい、
おそらくこの時点でデ・リフトは脳震盪を起こしてしまったのか、
両ヒザを曲げたまま地面に着地するかたちとなり、頭と両足を医療
スタッフに診てもらうかたちで一旦ピッチを離れます。
フランクフルトに対して1人少ない状態となったバイエルンでは
ありましたが前半9分、ゲッツェのロングボールを自陣ゴール前で回収
するとGKノイアーから右サイドへ展開されたボールをミュラーが
奪い返されてしまいますが、ここでフランクフルトのパチョが中の
ゲッツェに向けて出した横パスの勢いがなく、これをすかさず奪いに
飛び出したライマーが巧みにパスカットに成功すると、
ガラ空きのフランクフルト陣内をドリブルで駆け上がります。
フランクフルトもコッホ等3人の選手が追い上げますがPA内に侵入した
ライマーに追いつく前に逆サイドをどフリーで上がってきていた
ケインにパスが渡ると、あとはケインがワンタッチでゴールへ流し込む
だけでバイエルンのショートカウンターは完結し、1-0とバイエルンが
先制します。
※一旦ピッチを出たデ・リフトどぅなった?と思いましたが、
気づいたら復帰していましたね…。
前半23分にはフランクフルト陣内左サイドでFKを得ると、
ゲレイロがゴール前に上げたボールをダイアーが巧みに頭で合わせた
ものの、これは右ポストを更に右に外れてしまい、バイエルンは
追加点のチャンスを逃してしまうとその直後の前半24分、
GKノイアーが左サイドのゲレイロめがけてフィードを送るもののこれが
やや外れた方向に飛んでしまい、ブータがパスカットするとここで
フランクフルトが攻撃のギアを上げます。
ブータからスヒリを経由して上がってきたコッホがパスを受けると
左HSで縦パスを受けたエキティケが巧みなステップでバイエルンDF陣
3人のチェックをかわしてフリースペースへ抜け出すと、
中央部PA手前からでしたがエキティケが右足を振り抜きます。
ボールは横っ飛びの守護神ノイアーの手を掠めてゴールに収まり、
1-1とフランクフルトが同点に追いつきます。
同点に追いつかれたバイエルンに更なる追い打ちが…前半27分、
極端な接触プレーはないように思えましたがボールを外に出してプレーを
止めるとピッチに座り込んでしまったライマーが足を悪くしてしまった
ようで…プレー続行不可と判断し代わりにパヴロヴィッチが投入されます。
バイエルン側に負傷交代があったり、両チームともに守備が散漫なのか
攻撃が巧みだったのか不明ですがお互いに数回シュートチャンスが
あってもぅ少し点が入ってもおかしくなかったと思いますが、
結果的にそれぞれ1点ずつしか挙げることができず…
前半は1-1のドローで終了します。
後半へ続く…。
さて後半。
バイエルンは前半序盤に負傷し、そのまま交代せずにプレーしていた
デ・リフトに代わってキム・ミンジェが入ります。
ライマー同様プレー続行不可か、大事を取っての交代かと思われます。
そのバイエルンが後半もキックオフから試合のイニシアチヴを握ってジワジワと
ラインを上げつつ、しかしフランクフルトのプレスを巧みなパス&ムーヴで
かわしながら徐々に相手陣内に侵攻していきフランクフルトの守備の綻びを
探しながらプレーして、フランクフルトは自陣ゴール前までバイエルンに
攻められるもボールを奪えばスピードのあるディナ・エビンベのドリブルから
カウンターを展開して反撃を試みるていう構図で展開されます。
序盤はお互いの攻防から決定機を作るところまでは試合が動くことはなく…
と思われた後半14分、バイエルンが自陣でフランクフルトからインターセプトして
反撃に移り、フランクフルト陣内へ侵攻すると左サイドのケインからゴール前へ
クロスが送られるタイミングでPA内中央でミュラーがコッホに倒されたプレーが
一度は流れるものの、後ほどVARの判定でファウルとなりバイエルンにPKが
与えられます。
これをケインがGKトラップの読みをものともせずゴール左隅へ決めて2-1として
バイエルンが勝ち越しに成功します。
この後バイエルンはマズラウィに代えてデイヴィス、更にキミヒに代えて
マティス・テルを投入します。
一方のフランクフルトは途中足を吊りかけていた?ディナ・エビンベに代えて
エンクンクを投入、更にエキティケに代えてバオヤを投入し、
試合は終盤に差し掛かります。
そしてフランクフルトは更なる交代カードを切り…ゲッツェに代えてラーション、
ブータに代えてファン・デ・ベークを投入します。
一方のバイエルンもラファエル・ゲレイロに代えてズヴォナレクを投入し、
残り時間10分を切ったところで交代カードを使い切ります。
後半の2/3の時間帯はバイエルンが巧みなパス&ムーヴを展開して相手を
自陣ゴールから遠ざけ、更にリードを奪う試合を見せましたが、
得点差が1点ということもあり、試合終了が近づくにつれてフランクフルトが
最後のあがきとも言ふべき前線から強烈なプレスを仕掛けて同点目指して
バイエルンゴールを襲いますが、リーガ前半戦での大敗とは異なり、
バイエルンの守備陣は冷静にボールと周りの選手を見て対処し、
フランクフルトに決定的なシュートを打たせることなく、
試合は終了し、UCL準決勝マドリー戦に向けて弾みのつく勝利となりました。
戦績:22勝3分6敗(勝ち点:69)
得点:89/失点:38
順位:2位
ゴール
▼バイエルン
前半9分:ケイン
後半16分:ケイン(PK)
▼フランクフルト
前半23分:エキティケ
■出場メンバー
◯バイエルン
GK:ノイアー
DF:キミヒ、デ・リフト、ダイアー、マズラウィ
CMF:ライマー、ゴレツカ
OMF:ミュラー、チュポ=モティング、ラファエル・ゲレイロ
FW:ケイン
▽交代
ライマー→パヴロヴィッチ、デ・リフト→キム・ミンジェ、マズラウィ→アルフォンソ・デイヴィス、キミヒ→マティス・テル、ゲレイロ→ズヴォナレク
イエローカード:
監督:トーマス・トゥヘル
○フランクフルト
GK:トラップ
DF:ブータ、トゥタ、コッホ、パチョ
MF:クナウフ、ゲッツェ、スキリ、ディナ・エビンベ
ST:マルムシュ
FW:エキティケ
▽交代
ディナ・エビンベ→エンクンク、エキティケ→バオヤ、ゲッツェ→ラーション、ブータ→ファン・デ・ベーク、スキリ→チャンドラー
監督:ディノ・トップメラー
では、Tschuess!!!(V)o\o(V)