'23-'24シーズン チャンピオンズリーグ準々決勝2ndレグ(バイエルンvsアーセナル)


Guten Tag!!!

我が親愛なるバイエルン・ミュンヘン。

今節はイングランドのアーセナル(ARS)をアリアンツ・アレーナに迎え、
激戦の末、バイエルンがアーセナルに1-0で勝って2試合合計3-2で
勝ち抜けが決定し、準決勝進出が決まりました。
※試合は現地時間4/17(水)に開催されました。

バイエルンの欠場者は以下の通りです。

■ブナ・サール(ケガ)
■サシャ・ボエ(ケガ)
■セルジュ・ニャブリ(ケガ)
■キングスレー・コマン(ケガ)
■アルフォンソ・デイヴィス(サスペンション)

さて試合の方ですが、
まず、ロンドンで開催された1stレグで入場を禁止されたバイエルンサポの
鬱憤の証なのか、もしや発煙筒が焚かれている?と思しき…煙がかった中で
キックオフとなります。
1stレグではサポーターの応援もない中でアーセナルに比較的ボールを支配され、
やや守勢に回る時間が多かったバイエルンですが、この日はホームの大声援を
受け、同じく基本的にボールを保持したがるアーセナルと中盤でボールを
奪い合いを展開する立ち上がりとなります。
もちろん、まだ立ち上がりでそれぞれ勝負をかけるタイミングでないことも
あるのか、ボールを保持していても半ば様子を見ながら攻め立てるといった
印象を受けますが、放ったシュート数ではバイエルンが比較的多いという
ところから、ややバイエルン優勢という風に見えます。

そんな前半23分にはバイエルンが自陣ゴール前からのビルドアップでボールを
左サイドに展開すると、縦パスに反応したゲレイロが巧みにマーカーと身体を
入れ替えてスペースに抜け出すと一気にアーセナル陣内をドリブルで持ち上がり、
バイタルエリアに達すると大外をオーヴァーラップしてきたマズラウィへ
スルーパスを送ります。
マズラウィがPA内に侵入してパスを受け、(クロスかシュートか不明ですが)
左足でキックを放つもスライディングでブロックしてきたベン・ホワイトの
足に当たり、ボールはゴールラインとほぼほぼ平行に流れそのままゴールには
収まらずエンドラインを割っていきます。

中盤から終盤にかけて今度はアーセナルが押し気味に進めます。
前半29分、バイエルンを自陣バイタルエリアまで押し込むと一度は
バイエルンがインターセプトするも中央部PA手前で冨安が奪い返すと
こぼれ球を拾ったウーデガルトがシュートを放つとボールはブロックを試みた
ゴレツカに当たってコースが変わるも、ここは守護神ノイアーが横っ飛びで
抑えます。またノイアーは前半30分にも右HSでスルーパスに反応してスペースへ
飛び出したハヴァーツに対し、巧みなタイミングでゴール前を飛び出して
クリアに成功し、お互いに攻守に締まった展開が続きます。

そして終盤は比較的アーセナルが優位に進めていたよぅに映りましたが、
1stレグで苦労した、アーセナルの右サイドのサカやウーデガルト等の連携
からの攻撃についても左SBに守備力の高いマズラウィ、左SHにゲレイロを
配することで対策ができていたのか、バイエルンの守備がこちらのサイドで
崩されることはなく、お互いに決め手を欠いた前半はスコアレスで
終了します。後半へ続く…。

さて後半。
バイエルンが立ち上がりからチャンスを作ります。
自陣左サイドでムシアラのドリブルからアーセナル守備陣を引きつけ、
一旦スローインとなりますが、これをバイエルンが一気に右サイドに展開して
キミヒの縦パスをアーセナル陣内で待っていたザネが受けると、
パスを出してそのままオーヴァーラップしたキミヒが返しのパスを受けると
ゴール前へクロスを送ります。
ここに相手DF陣の間に巧みにPA内にて割って入ったゴレツカがジャンピング
ヘディングシュートを放つもこれはクロスバーに当たって弾かれますが、
こぼれ球に反応したゲレイロが左足でシュートを放つも、これもサリバの
足に当たってポストに弾かれ、ここでもまだ試合は動きません。

序盤から中盤になるにつれて、お互いに疲労(肉体的/精神的)もあるのか、
ポジショニングやバックパスの処理で細かなミスが散見されるよぅになると
それぞれのゴール前でのプレーが増え、少しずつ得点にほひがするように
なった気がします。
そんな後半18分、バイエルンは自陣左サイドの守備でアーセナルから
ボールを奪い返すとライマーが運んで右サイドのキミヒへ展開します。
キミヒからパスを受けたザネがドリブルでアーセナル守備陣に追われ
ながらもエンドライン際まで上がって右足でゴール前へクロスを送ります。
これはGKラヤが手で弾いて勢いが殺されるも、ファーサイドでこぼれ球を
拾ったゲレイロが少しの間タメを作って再びゴール前へクロスを送ります。
ここに飛び込んできたのが右SBのキミヒでした。
アーセナルDF陣がマークしていたケインの頭上を超えたスペースに
飛び込んできたキミヒがランニングヘッドでアーセナルゴールにブチ込み、
バイエルンが1-0と遂に均衡を破ります。

アーセナルはこの後、1stレグで引き分けとなったの立役者、
トロサールをマルティネッリに代えて投入、更にはジョルジーニョに
変えてガブリエル・ジーザスを投入します。
そして途中で足の?痛みを訴え、ピッチから交代要請を出したマズラウィを
どぅするのか…バイエルン側にしばらく考える時間が必要となりましたが、
後半30分に迎えたアーセナルのCKを乗り切ったところでバイエルンは
マズラウィに代えてキム・ミンジェを投入します。
純粋な3CBへのシステム可変かと思いきや、キム・ミンジェはマズラウィが
いた左SBに入るようで、ただ彼にマズラウィのようなプレーを要求する
訳ではないと思われ、どちらかというとリードしている今となっては
守備要員としての投入かと思われます。

そして試合はバイエルンリードで終盤を迎えますが、
この日バイエルンは再三に渡って自陣左サイド…特にダイアーを経由した
ビルドアップを試みていますが、後半38分にはそのダイアーから縦パスを
受けたムシアラとキム・ミンジェとゲレイロのトライアングルでの連携から
アーセナルのプレスを回避してムシアラが飛び出す等、
やや守備寄りにシフトしたものの、機を見ては攻撃的にラインを押し上げる
バイエルンではありますが、アーセナル守備陣も集中力は途切れていません。
逆に試合時間残り5分を切ると冨安に代えてエンケティアを投入し、
より攻撃的な布陣に代えてバイエルン守備陣に襲い掛かります。
後半43分には右サイドでジーザスの裏へのスルーパスに飛び出したサカが
キム・ミンジェに止められるものの、そこを突いて後方から上がってきた
ウーデガルトが飛び出してシュートを放つもここは守護神ノイアーが
ブロックします。

そして、4分間設けられたA/Tでアーセナルに猛攻を受けたバイエルン
でしたが、FKで一旦プレーが切れても集中を切らさず巧みに
クイックリスタートに対応する等、最後までアーセナルからゴールを
奪われることなく1-0ながらアーセナルを破り、試合後のRRではもう
優勝したかのよぅな喜びようで…でもチームの一体感が強固な
ものであることが証明されたよぅに思います。
さて、準決勝の相手はマドリーになったことで、今後もより厳しい
戦いが続くようです。

ゴール

▼バイエルン

後半18分:キミヒ

▼アーセナル

ゴールなし

■出場メンバー

◯バイエルン

GK:ノイアー
DF:キミヒ、デ・リフト、ダイアー、マズラウィ
CMF:ゴレツカ、ライマー
OMF:ザネ、ムシアラ、ラファエル・ゲレイロ
FW:ケイン

▽交代
マズラウィ→キム・ミンジェ、ザネ→ウパメカノ

イエローカード:ライマー、キミヒ

監督:トーマス・トゥヘル

○アーセナル

GK:ラヤ
DF:ベン・ホワイト、サリバ、ガブリエル、冨安健洋
MF:ウーデガルト、ジョルジーニョ、デクラン・ライス
FW:サカ、ハヴァーツ、マルティネッリ

▽交代
ジョルジーニョ→ガブリエル・ジーザス、マルティネッリ→トロサール、冨安健洋→エンケティア

監督:ミケル・アルテタ

では、Tschuess!!!(V)o\o(V)

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