ヘレンさんの役割について〈ジュディの説〉
先日のコース学習者の目標としてのビル・セットフォード|pink cashmere|noteの記事では、だいぶビルに肩入れしてしまったので😁というわけでもないのですが、ヘレンさんについてハッとするような洞察が述べられている動画を発見いたしましたので、ご紹介したいと思います。
これはドイツのAEKIW(英語名称はアカデミー・フォー・コースインミラクルズ)がオンライン開催したウェビナーの一部です。
この中で、ジュディ・(スカッチ)ウィットソンさんが参加者からの様々な質問にご自身のエピソードをたっぷりと交えて回答なさっているのですが、まあ〜、これが、面白い!知られざるコースのエルダー達の逸話や、彼女が長いコース人生の中で培った叡智が明るく、あたたかみをもって語られています。
キャロル・ハウさんもそうですが、私、こういう、おばあちゃんって言ったらアレかな、大先輩の、明るく知的で優しさと迫力が同時にある女性が好きなんですよねえええ。SRFのスリ・ダヤ・マタが、理想です♡
それはさておき、行ってみましょう!
(全訳ではなく、ざっくりとした内容を拾った抄訳となります←結局、ほぼ全訳しました…誰か褒めて!)
ジュディさんへの質問
〈長年コースをやってきて、完全にコースへの信頼を失ったことはあるか。もしあるなら、どうやってそれに対処したのか〉
ジュディさん
コースに信頼を失ったというより、むしろ、自分に失望と言いますか、自分が嫌になって、進歩がないと感じたことがあります。
ある大学教授の友人が、ヘレンに会うためにだけに、カリフォルニアからニューヨークを訪れた時のこと。
彼はコースについて語り合いたかったのだけど、ヘレンはコースではなく、統計学について語りたがった。
帰りの飛行機の時間が近づいてきたその教授は、「もう時間がないので、コースについてひとつだけ質問したい。」と言うと、ヘレンはうんざりしたように「オーライ」と答えた。(ここ、動画2:13辺りのジュディさんの口調を見てほしいwww)
彼「あなたはコースについて、どう感じているのですか?」
ヘレンはしばらく考えた後、こう答えた
“I know it’s true, I just don’t believe it.”(私はそれが真実だと知っている。けれども、それを信じない。)
そして彼は帰って行きました。
私はヘレンにこう言ったのを覚えています。
「あなたが彼に言ったことは興味深かったわね。彼はあなたがどう感じているか聞きたかったのに、あなたはひとつ言葉を綴り間違えたのよ。あなたはdon’t(しない)と言ったけど、本当はwon’t(するつもりがない)でしょう、正しくは、『私はそれが真実だと知っている、けれど、信じるつもりはない』でしょう」
それは意欲の問題なんです。
ヘレンはコースが真理であるとわかっていました。
私(ジュディ)はコースを一度たりとも、決して疑ったことはありません。私はコースに信を失ったのではなく、自分に信を失ったんです。
〈どうやってジュディさんは信頼を取り戻したか?〉
私は一度、怒ってコース本を海に投げ捨てたことがあります。
まあ、版元だったから他にもたくさん置いてあったので大した犠牲じゃなかったんですけど、アハハ!
あまりにも怒っていて、何日間も学習をストップしました。コースに怒ったのではありません。本は鏡。私は私に怒っていたんです。ヘレンと同じ。私は、それを、やりたくなかった。
ヘレンは最初にこう言ったんですね。
『私はそれを書き留める。でも、私は、それを使うつもりはない!』
(4:13辺り、中々の迫力)
なぜ?それを与えられた女性が、それを書きとるけれども、使わないなんて。
私には持論があります。
彼女は常にコースに腹を立てていました。彼女はコースを知り抜いていました。
これについて、私は持論を持っています。ただの仮説ですが。
もしヘレンが実際に、完全に自覚した人間としてコースを実証することを自分に許していたなら、私は彼女に近づかなかったでしょうし、多くの人々も近づかなかっただろうと思います。
そんな人間は恐ろしいものです。なぜなら、あなたは自分とその人を比較してしまうからです。そんな人の前にはいられません。だから、彼女は彼らの前に立ちはだからないようにしたんです。意図的だったとは思いませんが。
彼女はコースを信じざるを得なかったし、信じたくなかったんですね。ですが、それは彼女の役割だったと思います。
彼女の役割は、ただ単にコースを受け取って、与えられた形で提供することではなく、同時に、教祖になるのでもなく、高みに立つのでもなく、等身大以上の自分に見せることでもなかった。
人生の最期にヘレンがあまり幸せではなかったのは興味深い事実です。しかし、彼女の死の瞬間、私はカリフォルニアにいたのでその場にいませんでしたが、ケンと彼女の夫は彼女が亡くなる1時間前まで病室にいました。彼らが帰るのを待って、彼女は亡くなりました。
彼女の顔は輝いていたそうです。
ご主人とケンは、ドクターに呼ばれたので病室に戻りました。ケンによると、彼女は今まで見たこともないような、最も美しい笑顔を浮かべていたそうです。
最後の瞬間何が起こったのか知り得ませんが、それは実際、問題ではありません。
彼女は素晴らしい心理学者で、洞察力に富んでいて、彼女にアドバイスを求めれば、誰でも本当にそれを得ることができました。私もたっぷり嬉しくないアドバイスを受けました!ハッハッハ!彼女は容赦なかったし、また忍耐力もありませんでした。
というわけで、私はたくさん失敗をしましたし、あまり楽しいことではなかったです。
でも、彼女は素晴らしい先生でした。今でも恋しいです。 私は今でも心の中で、ヘレンならこの状況をどうするように言うだろうかとよく考えます。すると、かなり良い答えが返って来るんですよ。
だから、私が信頼を失ったとき、それはコースに対してではなく、自分自身に対してでした。
もしそこから離れたとしても、それはそこで待ち続けるでしょう。そして他の人たちの助けとなっているでしょう。
最近では私は確実に進歩したと感じますが、ずっと昔は、本当に落ち込んだ時には、テキストをランダムに開いて、何か適当に読むことを自分に強いていました。するともちろん、そこにはまさしく私が聞く必要のあることが書いてあるんです。
または、自分にこう言い聞かせたものです。
「そんなに自分に厳しくしないで。ゆっくりいこう。」それからやはり、こう言って聖霊に委ねました。”please help me.”「お願いします、助けてください」
「迷っています、助けてください」と言うんです。それが唯一の方法なのです。誰もあなたの代わりにそれを行うことはできませんし、実のところ、自分自身でそれを行うことはできません。”help me”、必要なのは、たった2つの単語だけです。
〜以上〜
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