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②メレン・トーマス・ベネディクトさんの臨死体験

末期がんで死亡した後に蘇ってから、臨死体験の間、そして生還してからもずっと(20年以上に渡って!)続いた高次元からの情報をもとに様々な発明をし、特許もたくさん取得したメレンさん(故人)の体験談はアメリカでは様々なメディアで取り上げられ、科学的研究の対象にもなり、また著作も2冊あります(どちらも未邦訳・絶版)。

そんなメレンさんがラジオのインタビュー番組に出演したときの音声を翻訳してお届けします⭐️2009年ごろのインタビューだと思われます。

元の動画→ pt2 https://youtu.be/kfLBecdPJ2w

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〈前回の記事①はこちら〉https://note.com/sako_n89/n/n8eab2909bd98

M  両親は私を急いで病院に運んだが、私は死亡宣告を受けたんだ。そして母は実際に、私が小さなストレッチャーに乗せられて運ばれていくのを見ていた。そして母から聞いたところによると、待合室に戻ってきたとき、母は初めて膝をついて祈っている父を見たそうだ。

そのときに私は最初の臨機体験をしたのだと思う。なぜかと言うと、私にはイメージがあった、光の手に乗せられた小さな赤ん坊が光に押し上げられる映像があったんだ。そして私は戻ってきた。だから、あれはたぶん臨死体験だったんだと思う。私はすっかり忘れていたし、母はそのことを知らなかった。

とにかくそうして人生を振り返るのは、遡れば遡るほどひどいものだった。すると唐突にライフレビューが終わった。私は途方に暮れ、魂の中で「どうしよう、どうしよう、これで終わってしまうのか?」と助けを求めた。
すると文字通り、天使が私の前に現れたんだ。私は天使なんて信じていなかった。天使というのは、置物か何かだと思っていたんだ。

G (笑)

M 金色の天使が実際に現れて、私はこう言った。「あなたは死神ですか?」そんなふうにしか考えられなかった(笑)

G 当時はそんな意識でいたんだね。

M 「死神なんですか?」と。なんてことだ!と思った。すると天使はこう言った。「いいえ、私はメレンです」と。そのとき受け取った感覚は、"私はあなたの守護天使です"という感じだった。

G  生きているときは守護天使の存在を知らなかったんだろう?

M  知らなかったし、そのようなことを信じてさえいなかった。そんなのは神話の世界だと思っていた。その天使の助けを借りて、私はいわゆる”光”と皆が呼んでいる場所に連れて行かれた。

光にたどり着いたとき、私は無神論者を含むすべての信仰を持たない人々がすることをしたと思う。「あなたは神ですか?」と尋ねたんだ。ハハハハハ。

G  フフフ。

M 「あなたは神ですか?オーマイガッド!」とね。その感覚は多幸感に満ちていた。まったくの多幸感。それから今までに長年、光の場所に行っては学んで帰ってくるということを繰り返してきたので、その多幸感がどうして起こるのかを説明できるようになったし、臨死体験の中にある経験がどういうものか説明できるようになった。

それは、この世界の重力や圧力、そして私たち全員が巻き込まれているサバイバル・モードから離れる感覚からもたらされる。私たちは普段それについて考えもしない。私たちは皆、自然界のあらゆるものと同じように、毎日サバイバルに巻き込まれている。そういったことすべてを捨て去ることは、実に恍惚感を感じる経験なんだ。

私は自分が経験しているこういったことが一体何なのか理解していなかったが、それから何年も経った1985年か7年頃の夏、研究者であるPMH・アトウォーターの講演会に出席して、そこで初めて、自分が臨死体験をしたのだと気づいたんだ。

G (アトウォーターは)臨死体験研究の第一人者だね。

M それでフィリス(アトウォーター)に相談したら、彼女は私に色々と教えてくれ、そして、私のケースに興味を持っていたケンを紹介してくれた。
そして彼らは、私の臨死体験にはいくつか変わった点があることに気づいた。そのうちのひとつは、光の前で私がこう言った瞬間があったということだ。私はいきなり、「ちょっとここでストップしてもいいですか」と尋ねたんだ(笑)。「ちょっとここで立ち止まって、これが何なのか理解したい。質問があるんですが。」と言うと、光は「もちろん、いいですよ。」と言ったよ。

G それはすごい!

M  この体験が臨死体験の記録の中で、インタラクティブな体験が観察された最初のケースだそうだ。

そしてその瞬間、"光"は双方向的なコミュニケーションが可能だと悟ったし、そして、私達の死の経験も完全に双方向的なものだと知った。その経験の中では、ただ列車に乗って連れていかれるだけ(のような一方通行のコミュニケーション)ということもあり得るし、対話を始めることもできる。
”光”は「ここにはプレッシャーはないよ。」と言った。そこにはどんなプレッシャーもなかった。それで私はたくさんの質問をした。私は"光"と話し、"光"は質問に答えてくれた。私の質問に対して、私個人が理解できるように答えてくれたんだ。

私はあらゆることについてたくさんの質問をした。
そしてある時、私は質問をし尽くした。疑問は尽きたと感じた。
私はすべての疑問に納得のいく答えをもらって、今この生を生きている、と人に話すが、決してすべてを知っているわけではない。
なぜなら、私たち一人ひとりが、宇宙を探求するための独自の質問を持っていると思うからだ。しかし私にとって、私の持つすべての疑問は答えられた。私が理解できる形で、私の納得のいくように。
それはずっと変わらない。

G  すごいことだ。メレン、インタビューの後半に、あなたが向こう側で何を学んだかを、もっと詳しく説明してもらいたいと思う。
さて、あなたはこの死後の体験という出来事が起こってから今まで、何年もかけて進化してきた。生き返ってから今日に至るまでの間に、その体験のおかげでまた新しくわかったことはあるかな?

M  私は毎日“光”の中に戻っている。 PMHアトウォーターとケン・レインに会うまでは知らなかったのだが、彼らが知っている中で、こんなことをしているのは私だけだったそうだ。私以外の人もそうしていると思っていた。
そしてその後、私は様々な研究の被験者となってきたよ。何年もこうした研究のモルモットになっているのは面白いことだね(笑)

でも、(”光”に出入りするのは)みんなやっていると思っていたんだ。毎晩、それに相談や発明などで必要があればいつでも、光に出入りしている。私は検査によって、自由に発明することができるということを証明してきたよ。

G  あの世で君にレッスンを与えてくれるのは、誰なの?

M  私は 〈グレート・ライト/ 偉大なる光 〉もしくは〈グレート・セルフ/ 偉大なる自己 〉と呼んでいる。この世界には実際は、ひとりの私たちしかいない。そしてこの宇宙にも。それが〈偉大なる自己〉だ。それは私たちすべてと、これまでに存在してきたすべてのものの総体なんだ。

神という概念は空にいる髭を生やした白人のような存在だというように、単純化されてしまっているね。しかし、神とは〈自己〉であり、私たちの〈自己〉であり、この宇宙で学ばれてきたすべてのことの総体なんだ。

G  君は臨死体験をし、そこから戻り、そして学び、人々に教え、様々な人々と話をし、そしてまた文字通り顕微鏡で研究されてきた。これは事実だ。そこから言えることで、今この惑星上にいる我々にとって最大の教訓とは何だろう?この地球上で生きて、呼吸して、過去の出来事にずっと悩まされている私たちにとって、最大の教訓は何だろう?何を伝えたいだろうか?

M  すべての創造は始まったばかりだということだ。未来はとても明るい。信じて欲しい。人類の未来はとても明るいんだ。また後で詳しく話したいのだが、私が知ったのは、私たちはすでにそれを成し遂げているということだ。それにまだ気づいていないだけなんだ。
私たちの生存と未来は可能性があるだけでなく、私たちはすでにそれを成し遂げているんだ、それは必然なんだ。

G  君は今、生というものを理解している?

M  私は生を愛している。何度もケツを蹴飛ばされたけど(嫌な目に遭ってきたけど)笑、私は人生を愛している。私たちが今いる時代を理解しているし、人生の否定的な部分と呼ばれるものに対してさえも、非常にポジティブな見方をしている。他の人たち以上に、たくさん苦しめられてきたとしてもね。これは本当なんだ。

G  君は大きな変貌を遂げた。それで聞きたいのは、例えば誰かが部屋に入ってきて、君にはその人がネガティブな人間だとわかったり、その人は何もかも見下すタイプの人間だったりする。そういう時、気に障ったりするかい?

M  そうでもないよ。というのも、誰かが否定的だったり、意地が悪かったりするとき、多くの場合、それは彼らの人生に関わることであって、こちらとは何の関係もないんだ。だから個人的に受けとめなければいい。 

それに、世の中のストレスを解消するためにできることのひとつは、誰かのストレスを和らげてあげることだ。優しい言葉をかけることが、嫌な奴を変えることもある。まあ、時には彼らから離れることも必要だけどね。ハッハッハ。

G  私は彼らをエネルギー・ザッパー(他人のエネルギーを奪ったり消耗させる人)と呼んでいるが、サイキック・バンパイアと呼ぶ人もいる。

M  パラサイトとかね。

G  そう。そういう人は、他人のエネルギーを空っぽにするすごい能力を持っている。そのような人たちのそばでは、力が出なくなってしまう。

M  そうだね。そういった人たちからは、距離を置くしかない。

G  あの世では、エネルギーしかないのかな?

M  いや、それ以上のものがあるんだ。生と死さえも超える、もっと多くのことがあるのだということを私は学んだ。私たちはまだ生存競争の中にいて、私たちが生と死と呼ぶものに対処している。だが、生と死さえ超えて話すべきことが、もっとたくさんある。

③に続きます




#臨死体験 #NDE  #メレントーマスベネディクト

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