マガジンのカバー画像

文学の同人誌を作って頒布するまで

10
2023年5月19日開催の文学フリマ東京38に向けて、雑誌制作に励む6名のメイキングです。
運営しているクリエイター

#同人誌の作り方

文学の同人誌を作って頒布するまで #4 (校正編) - 文フリ東京30日前

前回(デザイン編) 鈴木「文学フリマ東京38まであと30日……30日!?」 石田「ついに開催まで1ヶ月を切りましたね。SNSなどでは、ちらほらと文フリ参加者のみなさんの脱稿報告が聞こえます」 鈴木「喜ばしい!当合同誌『Quantum』も小説部分はほとんど脱稿済みですね」 石田「しかし、終わりは新たな始まりでもあります」 鈴木「ものものしい。でも確かに、本作りという意味ではまだまだ途中です。今回のテーマは本のクオリティを底支えする『校正』。当合同誌の校正担当で、本職の校正者で

文学の同人誌を作って頒布するまで #3 デザイン編 - 文フリ東京41日前

石田「文学フリマ東京まであと41日。ついに合同誌『Quantum』の表紙デザインが決まりました」 鈴木「決まりましたね!」 石田「ということで今回は『デザイン編』。書影を公開しつつ、じっさいに雑誌の装丁(そうてい)を担当した原石かんなさんに話を聞いてみようと思います!」 原石「よろしくお願いします~」 手に持って出かけたくなるデザインを鈴木「ところで、デザイン担当って何をデザインするんですか?」 原石「今回の合同誌だと、本文のレイアウトはDTP担当がやってくれているので、

文学の同人誌を作って頒布するまで #0 (PR会議編) - 文フリ東京125日前

文フリで(あるいはそれ以外でも)縁のあった6名で合同誌を発行することになりました。純文学・BL・分析美学の書き手が集まって、2024年5月19日の文学フリマ東京38での頒布をめざします。 参加者のなかから石田・鈴木がサークルのPR担当になったものの、何をすればよいのやら……ということで土曜夜にオンライン会議をすることになりました。 石田「すみません、突然お呼びたてして」 鈴木「いえいえ PR方針を決めないとですもんね」 石田「とりあえず元旦にXのアカウントは作りましたけど