ターンエー面白い。

ごきげんよう、さきすみです。

わたくし、まとめサイトを見ていた限りですね、ターンエーガンダムは面白くないという評価だったんですね。
まぁ、しかし、そのまとめサイトは、後に、偏った思考の方が運営していたサイトだということが分かり、閉鎖になってしまいました。（偏ったというのは、富野監督のアンチで、富野監督が担当したアニメシリーズだけ凄い、叩いている、もしくは面白くないと言っている、ということです。）

その当時の私は、「そうなんだ！」と思い、最初に見るガンダムにしようと思ったのでした。

私的には、面白いガンダムを見たら、その他のガンダムの評価が変わってしまうだろうと思っているんですよ。面白くないガンダムでも、一度は嫌い嫌い言わず見てみようと思っている訳です。

わたくし自身、ターンエーは非常に面白いと思います。結構好きです。
映画がもし、今やるのであれば、全力で見に行こうと思います。それくらいは好きですね。

まぁ、しかし、何故人気がないかというのは良く分かりますので、それについて語っていこうと思います。

まぁ、まず、キャラデザインが、一般向けではないと言う事ですね。皆さん一度見てみるといいのですが、本当に普通のアニメとは逸脱しているキャラのように感じるんですね。非常に私は異国感というか、異世界感を感じるのでいいと思います。そして、設定上、月から来ている人も結構いらっしゃってですね、なので、世界観はマッチしていると思います。

しかし、女子向けでも、男子向けでも、ないというのが少々難儀というか、不思議なキャラの集まりという感じなんですね。そこが、なんか惹かれにくいというか、入りにくいと言う事になるのかなと思います。

そして、あまり、機体がかっこよくない、もしくは、あまり活躍しないので、ワクワクしない、そして、倒す敵とかそういう問題ではないという感じですね。

明確な意思を持って戦争をしているとはいえない、そして、ガンダムが成長したり、装飾をつけたりみたいなのが、無いので、好きじゃない人は好きじゃないかもしれませんねと思います。私は、結構好きでしたが。
（月と地球？（もしくは他のコロニーなのかもしれない）で行われる戦争みたいなのなので、意思疎通とかそういう問題が生じてくるというか、条約とか結んでいないでしょうという感じです。）

そして、世界観が、良く分からないと言う事がありますね。

なんか、曲調が、アニメ内で、流れているＢＧＭとかは、少々、古代チックというか、原始的な感じがして、そういう、化石とか、発掘とかをしているので、そして、高度な技術が存在しなさそうというか、原始的なようで、中世に近いかなみたいな感じですね。
（話によると19世紀のヨーロッパとか、アメリカとかがモチーフらしいです。納得ではあります。機械とか使っていたようなという感じなので。）

そして、観た人にしか分からないと思うんですけども、成人の儀式とか、そういうので、ヒルとかが出てくるんですよ。まぁ、ちょっと不気味かなと思うんですね。

少々、アニメ序盤から、不気味でして、月から来た人が何者なのか、そして、全体的に不穏な感じがするというか、もやもやが晴れない感じで、終盤まで行くんですよ。私はこの不穏さが大好きなんですけども、好きじゃない人は好きじゃないかもしれないなと思います。

この、機体の売り上げとか、そういう面とかになってくるとこの作品はあまりという感じかもしれないんですけども、物語は神聖さとか、そういう神秘さとかが感じられて、とても楽しい作品だと思います。私は結構好きですね。

私は、あまり、主張しない感じなのが好きですね。まぁ、ロボットアニメあるあるの、名シーンとか、名言とか、そういうお決まりの変身バンクみたいなのを廃して、そして、ただ日常にロボットが存在しているだけの世界というか、人は簡単に死にますし、そして、生きるのに精いっぱいです。そういうのが、詰め込まれているのではないかなと思います。

ガンダムにこういうシリーズがあってもいいのではないかと思います。私がこのアニメを称する時に、ガンダム版「ジブリ」と表現しますが、そんな感じです。

わたくしは、フランちゃんが好きなんですけども、彼女、序盤から、結構不気味な感じがしませんか？内面が見えないというか、とても静かで、淡々としていてという感じしませんか？ジョセフさんも結構不思議な感じがしていて、彼らのことが凄い気になったまま、終えたので、ここら辺の話を深堀してほしいなと思っているのと、（なんか、恋愛描写なく、いつの間にかという感じが私にはしました。）

ハリーとキエル嬢の話も深堀してほしいなと思います。

富野監督とそのスタッフら曰く、オタクを相手に作っているものではないらしいです。まぁ、確かにと思わなくもないですが、この人々の評価に左右されるこの時代だと見てくれる人はごく少数かもしれません。全部見ようと思う派の人以外は。