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創刊SP対談 松田公太さん #1 外食危機、今思う政治のウラ舞台

家賃支援、安倍前首相が仕掛けたサプライズ

SAKISIRU編集部

SAKISIRU創刊スペシャル第3弾のゲストは、松田公太さん(エッグスンシングスジャパン代表取締役、元参議院議員)です。コロナ禍で外食産業がかつてない危機に陥った昨年は、議員時代の人脈も生かしながら、国による飲食業界への支援策実現に奔走しました。しかし、自民党総裁選を控えた政権与党の権力ゲームに翻弄される形に。5年ぶりに垣間見た永田町のウラで何が起きていたのか。今だからこそ語る「内幕」とは?

コロナ苦境のリアルを語る

【新田】早いもので松田さんが政界を離れて5年が経ちました。外食産業が危機に直面した昨年は本当に大変でしたね。

ただ、政治家時代の人脈もフルに生かされて、中堅ベンチャーの外食経営者と各政党代表者との討論会を実行されたり、仲間の経営者と、テナント家賃の支払いを猶予するための法案を提言されたりと奮闘されていましたが、久々の永田町はどう見えましたか?

松田公太(まつだこうた)エッグスンシングスジャパン代表取締役、元参議院議員 1968年生まれ。筑波大学卒業後、銀行員を経て1997年、タリーズコーヒー1号店を銀座にオープン。翌年タリーズコーヒージャパンを設立し、2001年に株式上場。300店舗を超えるチェーン店に育て上げた。同社社長を退任後、ハワイで人気のパンケーキ店「エッグスンシングス」の日本進出を手がけ、パンケーキブームの火付け役に。2010〜16年、参議院議員。現在はエッグスンシングスジャパンの経営に復帰。し、コロナ時代の外食経営のモデル構築に奔走している。

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