見出し画像

【後編】フジテック前会長の弁護士は13兆円勝訴のレジェンド、香港ファンドのモサド式(?)情報戦を論破

【後編】敵対的買収、経済安保も問われる時代

※オリジナルは2023年06月12日掲載

新田 哲史(報道アナリスト/株式会社ソーシャルラボ代表取締役)

  • フジテック前会長と香港ファンドの抗争を経済安保から論じる特集後編

  • 探偵が隠し撮り?レジェンド弁護士が指摘するファンド側の情報戦のリアル

  • 前会長側が推す社外取締役候補に杉浦千畝の四男が登場する背景とは?

エレベーター大手フジテック(本社:滋賀県彦根市)の経営権を巡り、会社を追放された創業家の内山高一前会長と香港系ファンド「オアシス・マネジメント」が繰り広げている抗争がここにきて経済安全保障の新たな論点が浮上し、永田町・霞が関で注目を集めつつあることは前編で書いた

内山氏サイドが「反転攻勢」の狼煙を上げたのは2日の記者会見だ。特に新聞やテレビが報じていない部分で「インテリジェンス」という言葉を想起したシーンがあった。

“レジェンド弁護士”登場

内山前会長(左)の隣で事実関係を説明する河合弁護士

ここから先は

2,747字 / 3画像

¥ 400

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?