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スケートのプログラム作っているよ

大人(30代)からフィギュアスケートをはじめて5年
試合用のプログラムを作ってもらっています!ひゃっほー楽しい!
今はまだ振付が始まったばっかりのホヤホヤ状態
でも、そのホヤホヤ状態って今しか得られない貴重な状態だなと思って、文章にしておきます。

どうやって作り始めるの

今回は個人レッスンを受けている(定期的に教わっている先生がいる)という前提でお話をします。

先生から「プログラム作る?」と言っていただける人もいれば、指定の級以上じゃないとプログラムを作らないという先生もいるようで。
わたしの場合は、紆余曲折あって(わたしの伝え方が悪かった)、「お時間あるときにプログラム作っていただけないですか」とお伝えしました。

お伝えしたのが24年の1月くらいかな、そこから時間がちょっと空いて、2月になって、先生から「6月に試合の予定がありますが出ますか?」というお話をいただき、でも、それに間に合わせるには、2月中に曲を決めて、3月から振り付けをするというスケジュール。突然過ぎる展開に。
ちなみに、2月といってもその時点で2月18日。
迷う時間もなくて即決!
24年は閏年があっても29日まで!そこから、わたしは頑張りました。
間に合わなければ、その後の試合とかを目標にすればいいやとも考えて。

曲探し

元々、いつか自分用プログラムをと、ふんわり考えていたところはあるけれど、いざとなると、大混乱、大迷走、大迷宮
Apple Musicに入っている、数百はあるだろうかというプレイリストから、
30曲くらいまで絞って、そこを周回し、自分のプレイリストだけでは心もとないと感じて、良いなと思ったアーティストのページに表示される「同じタイプのアーティスト」まで探しに行ったり、YouTubeでオススメだよという表示される動画まで見にいきましたね。うんうん、大変だった。

でも、結局最終的に候補として残った10曲は何年も前からずっと聴いていた、馴染みのある曲ばかりになったから、まぁ、そういうものですよね!!

先生がお忙しいのはわかっていたから、とにかく早く!と思って、公式のYouTubeのURLと共に、リストを先生にメールで送ったのが2月20日
10曲全部がYouTubeで聴けてよかった。
(音楽データはファイルサイズ大きすぎて送るの大変なので)

そこから1週間くらいして先生からご連絡があって3曲ほどに絞られて、そのうちの1曲に決まりました!
先輩スケーターの方々より、「だいたい却下される」と聞いていたから、二軍も用意しかけていたのだけれど、決まってよかった〜!

曲を探すときに考えた自分的ルール

初めてのプログラムだから、音楽に背中を押してもらえるものがいいよというアドバイスをもとに、自分的ルールを決めて、そこから選んでいきました。

  • 初見で好きだ!と思えること

  • ポジティブな気持ちになれるもの、明るい曲

  • 歌ものであれば歌詞も確認(洋楽とか歌詞の意味知らなくて…うぁわ、ということがありえた)

  • 拍がとりやすいもの(床で踊れるか、試してみたりもした)

  • フィギュアスケートあるある曲(著名すぎる曲)じゃないこと

  • イントロが明確で聞き取りやすいもの

  • メロディが展開するもの。Aメロ、サビ、Bメロみたいに

この辺は皆さん、考えることかなと思うんですが、わたしはオタクなので、先生が振り付けた今までのプログラムを思い返しながら、この辺の音楽だったら、きっとお好きなのでは!?とか、振り付けしやすいのでは!?とかも考えていました。

初級〜6級くらいまで幅広くプログラムをここ2年くらい見ていて、先生によって、特徴が分かれるなぁと思ってのことでした。
もちろん全日本クラスの振り付けされる先生になると「この曲で!?」みたいな驚きがいっぱいあります。

後日、振り付けしていただいた際に知ったんですが、わたしが使う曲、先生、過去に振り付けされたことがあるそうで、なおかつリストにあった曲、他の方に、ちょうど振付をされているとか…笑
自分の感覚が間違ってなくて、にやっと嬉しかったです。

(ちなみに決まった曲、みんな一度は聞いたことはあるメロディなのに、予想外に滑っている人が見つからなくて大変だったんです。その中で、見つけ出してくれたお友達には大感謝ですよ)

という経緯で、わたしの場合1週間くらいで曲が決まりました!早い。
日もない中だから、リストの中から選んでいただいたという可能性もあるので、一般的には、もうちょっとかかるのではないかなと思います。

曲の編曲

音楽を編曲します。
大人スケーターの試合の規定はだいたい2分±10秒
この時間内に収める必要があります。
(自分じゃどうにもならない場合は、先生にお願いするか、人に頼むか、なのかな)
先生にできますか?と聞かれたので、自分でやりました。

曲が決まってから、繰り返し聞いて、使いたいところを決めます。
イントロ、Aメロ、1サビで綺麗に切れればそれが一番簡単だけど、まぁ、そうもいかないのです。

イントロとアウトロは絶対使いたい!音楽の雰囲気は壊したくない!中途半端にブチッと切れるのは嫌!と自分の面倒くさいこだわりのために、カンマ何秒単位で微調整微調整微調整微調整。

歌ものにしてしまったから、歌詞のつながりがおかしくならないようにと考え始めて、気が遠くなりました。なった。

Macユーザーなので、デフォルトで入っているiMovieで編集しました。(本来は動画編集ソフトなのだけど)
他にも探せば、音楽編集に特化したソフトはあるので、使いやすいもの見つけていただくのがいいかと。とはいえUIはどれも独特だと思うので、まじわからんです。

別にその日のうちに終わらせる必要はなかったのに、決まったことが嬉しすぎて、夜中のテンションで数時間かけて、なんとか、ツギハギしていることには気づかないかな?というレベルにはもっていけました。(別に会場の音響が良いわけじゃないし)

そして出来たmp3データを先生にお送りして完了です。
わたしの先生の場合、スマホで音楽を流されているからデータでいいけど、CDを使われている先生は、この時点でCDに焼く(書き込む)必要があるのかも。

プログラム作りましょうと決まったのが、2月18日で、編曲したデータを送ったのが2月28日でした。10日でやりきたった!無茶!

そして、振付へ!


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