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ブルーベリーの実がならない 大きな原因はこれ

ベリーの中でも、かなり高い人気を保ち続けているブルーベリー。早い品種はもう収穫出来ている時期ですね!

でも残念ながら今年は全然実がならなかった、という方もいらっしゃることと思います。花はたくさん咲くのに実がならないとき、何故だろう?と思うけどその理由はよくわかりませんよね。

よく言われるのは、自家不稔性というブルーベリーの性質です。自分の花粉では受精しにくいので、別の品種の花粉が必要だとされています。

ですがこれ、すぐ隣で別の品種を育てていなくても大丈夫だったりします。現に私の家では、ラビットアイという昔からある一品種しか育てていませんが、毎年たくさん実がなります。

どこか付近に別品種のブルーベリーがあるのかもしれませんが、すぐ見えるような場所にはありません。受粉を助けてくれる虫たちは知っているかもですが  ʕ⁠ ⁠ꈍ⁠ᴥ⁠ꈍ⁠ʔ

果樹は基本的に年に一度しか実がならないのに、そのタイミングを逃したらまた1年待たねばなりませんから、本当にがっかりしますよね。

実がならない理由は色々考えられますが、一番多いけれど意外と気付きにくい原因を、今日はお伝えしようと思います。

ブルーベリーはツツジ科の植物です。
ツツジ科は、地表付近の浅めなところに根を張るという特徴があります。地中深くに真っ直ぐ伸びるタイプの根ではないので、移植しやすいという利点があります。

しかしその反面、乾燥し過ぎる環境は苦手です。細めの根ですので、日当たりと水はけが良く、かつ適度な水分のある場所を好みます。この条件さえクリア出来る環境なら、育てるのはとても簡単です。

ツツジ科というと、とても丈夫な印象がありますよね。道路脇や公園などに植えられたツツジやサツキは、結構ハードな環境でも放ったらかしで元気です。

ある程度植物に詳しい方はその特徴を知っていますから、ツツジ科にはあまり目をかけない。それが落とし穴だと思います。

ブルーベリーの実がならない最大の原因。
それは、『花期の乾燥』なのです。

ブルーベリーの花が咲くのは、だんだん気温が上がる頃です。この時期は強い日差しに加えて風のある日も多く、特に鉢植えの植物はとても乾燥しやすいです。

その時期につい冬と同じようなペースで水やりをしてしまい、萎れてから慌てて水やりをした経験、誰にでもありますよね。

特にブルーベリーは、花期にぐんぐん水を吸いだしますので、ここで水を切らすとすべての実に影響してしまうのです。

鉢植えだけでなく、地植えの場合でも同じです。大きな実がなる品種のはずなのに、小さいのが少ししかならないとか、全体の葉がやけに小さいといった場合は、乾燥を疑ってください。

今年うまくいかなかった方は、是非来年こそ沢山の実をならせてくださいね (⁠◠⁠‿⁠・⁠)⁠—⁠☆

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