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見上げればロマン

約600光年離れたところに、長年の定説を揺るがすような新しい星が見つかったそうだ

私は、天文学は明るくないのだけど、理論的にありえない結果を裏付けられるだけの観察を続け、論文発表にこぎつけたチームの苦労を想像すると胸が熱くなる。
しかも、観測拠点はチリのアタカマ砂漠とのこと。まるで映画「オデッセイ」に出てくる火星みたい。

ところで、こういう宇宙のニュースでよく出てくる「〇〇光年」は、時間の単位ではない。光が届くのに〇〇年かかる距離、という、距離の単位。

つまり、600光年離れた星を見るとき、見えている光は600年前に発せられたもの。
もし、向こうの星の上でも、同じように地球を観察していたとしたら、600年前の地球が見えているはず。
もしももしも、同じ瞬間にお互いを見ていても、視線が合うことはないっていうことだよね。

今の地球上での暮らしとのギャップが大きくて果てしないけど、なんか切ないようなわくわくするような気持ちになる。
見えないものを見ようとするのもロマン、見えないものを想像するのもロマン。

肉眼で見えるスケールは実はすごく限られていて、その外の世界に思いを馳せるのが大好きです。

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