IT俳句会その82「かぶとむし」
俺は保育園から小学校2年生まで岩泉の山奥の「釜津田」という所に住んでおりました。昨年度も同学年のSさんが茸採りの最中に熊と闘うニュースになったくらいの山奥です。父親が教師という関係で飲み屋の一軒もない所でT男という(アル中で猛犬飼ってて性格超ワル)さんが夜な夜な自宅に飲みに来て断れない父親を見た思い出もあります。ただ、大自然の環境、清流でのカジカ突き、段ボールにかぶとむしの幼虫を育てて夏の夜に一斉にふ化して台所でぶんぶんかぶとむしが飛ぶなど貴重な経験もできたのは収穫です。ここで一句、
ぶんぶぶん夜にふ化してカブト飛ぶ(1点) 春照
大鋸屑はかぶと幼子ねぐらなり 春照
黒兜白き幼虫気味悪し 春照
なで肩の美人富士山頂吹雪く 春照
青氷かける練乳岩手山 春照
炎天下氷の一滴我返る 春照
神社杜石段沁みる蝉の声 春照
俳聖4冠王に昇進しました。
https://jphaiku.jp/haiku/person.php?person=1652
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