猫氏との暮らし8日目
夜中にタイマーセットしたグルグル回る猫のオモチャで、猫氏は存分に遊んでいた。
更に、タイマーが切れると、置いておいた円状の縁の隙間をボールが転がるオモチャ(回るオモチャと一緒に買った)で遊んでいたようだ。
夢うつつに、チャリチャリとオモチャが鳴る音が聴こえていた。
ふと、目が覚めると静かだった。温かい気がして横を見ると、隣りで猫氏が寝ていた。
距離がだいぶ近くなったように思う。
朝、私が活動を始めると猫氏も起きてきた。
この日の朝は、足元にすごくきてくれた。
足元すぎて、
不意に2回もぶつかってしまった。
猫氏は、キッチン、洗濯場にもついてきてくれた。
出掛けたかったが猫氏が離れなかったり、遊んでほしそうな様子に、後ろ髪をひかれて中々出られない。
回るオモチャをセットしてみる。
猫氏は最初遠巻きにみていたが、
だんだん近寄り、
手を出し、
そして臨戦体勢にはいった。
シッポをふりふり飛び掛かる準備姿勢、ズボラしてバリバリボウルから手を出す姿、
最高にかわいい。
その様子をみて、そっと部屋をあとにした。
帰宅すると
部屋では猫氏の姿はなく、回るオモチャだけが動いていた。
クローゼットの奥を覗くと、猫氏との目があった。
ただいまー
声をかける。しばらくすると、猫氏がでてきた。
さすがに回るオモチャに全く興味をしめさない。夜にまた遊んでもらう為にも、オモチャをとめておいた。
夕方、猫氏はクローゼットの中で寝ていたようだった。夜に活動的になりそうで、若干不安だったが、そっとしておいた。
寝ようと思う頃、猫氏には再び回るオモチャで遊んでもらっていた。色々オモチャを試したが、回るオモチャ以外は全くのってきてくれなかった。
回るオモチャは30分動いた後、15分動きをとめる。
夜になってオモチャが止まっている時、猫氏は部屋を歩き回り
窓の近くでたびたび鳴いた。
遊んでいない時、外のことを思い出すのではないかと思う。
オモチャの動きが再開すると、猫氏は、途中から興奮したようで
部屋を走りまくった。
ご飯茶碗がひっくり返る。
置いてあった紙袋が吹っ飛ぶ。
運動不足かな、と思った。
今宵は眠れないかもしれないと思ったが
切なそうな声を聴くよりいい。
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