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猫氏との暮らし6日目

夜の間中、添い寝してくれたり、私の膝で爪とぎをしたり、遊びに誘ってくれたりして、部屋中を闊歩した猫氏は
朝方静かになり動きがなくなった。
夜に鳴いた声は、初日とはずいぶんと違って小さく、高く、可愛いものだった。

静かになってから、🐈トイレを掃除して、お水をかえて、ご飯を少しいれて
私も眠った。

寝て起きると8時前だった。
起きてすぐに窓を開けたかったが、外で暮らしていた猫氏が出たくなりそうな気がしたのでやめた。かわりに扇風機だけまわすと
珍しく猫氏が起きてきた。

ひととおりたわむれた後、私が昨日煮込み始めたカレーに火を通そうと換気扇のスイッチをいれると、猫氏は慌てて机の下の奥にいってしまった。

やっとわかった。猫氏は換気扇の音が苦手なのだ。
換気扇を回している間、窓を開けて空気を入れ替えた。30分程空気を入れ替えてから、コンロの火を止め、換気扇をとめ、窓をしめると
再び猫氏が出てきた。

着替えようとクローゼットを開けると、猫氏はクローゼットに素早く入り込んだ。のぞくと、3段プラケースの最奥に外套包が畳んである上で香箱座りをしている。
しばらくしても出てこないので、再び窓を開け、私は窓の側でお茶を飲みながら本を読んだ。

窓を閉めて、洗濯場で作業。
部屋に戻りクローゼットをそっとのぞいてみると、猫氏の姿がなかった。
定位置となりつたある机の下の奥をのぞいて見ると、猫氏が居て目があった。

猫氏は日中出てこなかった。夕方買い物へ出かけて帰ってきても、猫氏は出てきていないようだった。

夜になると、猫氏はようやく出てきた。おいてあったカリカリフードを食べたので、ウェットフードも出してみる。
ウェットフードは、最近食べつきが良くないので、以前好きそうだった買ってきたばかりのスープタイプをだすと、久しぶりに良い食べっぷりだった。
着替えようと閉めてあったクローゼットを開けると、再び猫氏はするりと入る。

しばらくそのままにに任せていたら、ドシンと音がして、猫氏が机の方へ足早に行くのが見えた。クローゼットの中で猫氏が着地に失敗したようだった。
以前預かり先でも、猫氏がゲージの3段目から何度か落ちたことをきいていたのを思い出す。

8時頃、猫氏が出てきて本格的に遊びはじめたので、一緒に遊んだ。
私が寝る時に、昨日買ったバリバリボウルの中に猫氏が入っているのをみて、
密かにガッツポーズした。

ベッドで本を読もうと思ったが、猫氏が遊んでいる姿をみることにした。
たまにこちらをチラリとみるので、
その度に、

カワイイねー

とコメントした。
コメントがあると猫氏も張り合いがあるようで、長いこと遊んでいた。
なんとも可愛かった。

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