その3、旦那実母と祖父と旦那の気持ち

年が明けて検査当日、義母はやはり不服そうで
「私は認知症では無い」と自信が溢れてました。

検査を受けてる間は旦那実母と2人コーヒーを飲みながら病院の外のベンチで旦那祖父の話を聞きました。
この頃の旦那祖父は自宅介護で週4ほどデイサービスにお世話になっており、昼夜が逆転し、夜中に呼び出され部屋に行くと排泄物を部屋中に撒き散らしたり、脚が悪くほぼ歩けなかったが這ってでも外に行き叫んだりしていました。
「夜は祖父、昼間は義母の対応に頭が可笑しくなりそう。」
と話してくれた実母は
“笑って話してるけど笑えてない”
そんな風に感じました。

「私、義母の介護手伝うよ?」
と声かけるべき?
でも今は電話があるぐらいで何かしてあげてる訳じゃ無いしなぁ、、、
旦那も怒ってきそうやもんなぁ、、、


そう、旦那は怒る
ぜーーーったい怒るw
「約束が違う!!」と
“養子縁組の条件と違う”と

「嫌じゃ無かったん?」
まだ結婚も決まってない頃、初めて養子縁組を組んでると聞いたとき私は何も考えずこう聞いたのを今でも覚えてる。
「嫌に決まってるし、納得なんか今でもしてない。」
そう返ってきた。

養子縁組組んでもそのまま実家に住むし、苗字が変わるがこの家の家族には変わりない。
お墓を守って欲しいし、義母が亡くなったら家もあげる。
義母の介護は実親がみるから介護の心配はしなくていい。

いきなりそう言われたって、18歳の高校生が
「はい、わかりました。」
ってすんなり返事出来る訳なく反抗。
しかし、この頃父の言う事は絶対だったので反抗したってこれは決定事項。
就職時はまだ養子縁組を組めていなかったので、会社に事情を説明し義母の苗字で通してもらい、20歳で養子縁組組まれた。

「自分が嫌な思いしてるのに簡単に手を貸したく無い。沙希が巻き込まれる必要無い。」
これが旦那の思い。

わかるでー!!ありがとう!!
ってなるけど、私にだって結婚してから10年の積み上げてきた気持ちがある。

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