その6、アルツハイマー型認知症

義母はすんなり検査が終わったからか機嫌良く帰ってきた。

診察室に再び呼ばれ、3人で入室。
そこで受けた診断は “アルツハイマー型認知症” だった。
旦那実母は “やっぱりか” という表情をしていた。
義母は納得がいかず、先生に何度も
「は?私が?...ほんまにアルツハイマーなん?」
と聞いていました。
“自分は大丈夫と思ってたから戸惑ってるんやなぁ” と思いながら観ている私。
そんな私達に先生は現状の説明をしだした。

脳の収縮は3
人によって認知症の周辺症状は違う
免許証の返納をすること
一人暮らしなら施設に入るか家族の同居を考える
財産の管理も一人でしないようにすること

話している間も義母は
「私が?...えぇ...」
とぼやいていました。

義母の財産事情なんか知らんし、納得して無いことどうやって動かしていったらいいんやろ?
実母だけでいけるん?
なんか色々早すぎるなぁ...
ほんまなんもせんでいけんの?
え、でも施設にはいるってなったり介護サービス契約する時って義母のサインだけでいけるん?
実母のサインじゃ無理なことあるんじゃないん?
え、無理。頭回らん。
帰って一人になりたい。考えときたい。
とゆうか、この話を義母はどこまで覚えてるんやろ...

義母と同じぐらい私の内心もパニックしてた。

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