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「僕はどうやって生まれたの?」の答え方

久しぶりに性教育について語ってみよう。
というのも、先日性教育セミナーに行ったのです。
いい話がたくさん聞けました。

こういう話は、「気になっていたけど誰にも聞けない」と思っている人も多い話だと思うので、この機会にたくさん書いておきますね。
どうぞ(こっそり?)読んでいってください。


「子どもが保育園で、性器いじりをしていて...」


すごくよくあるそうです。

単純に性器をさわっていることもあれば、4歳や5歳くらいから、自慰をする子どももたくさんいるそうです。
実際にこのような状況になったら、親御さんは焦ってしまいそうですよね。

「どうしたらやめさせられますか?」
という質問が多いそうです。

それに対し、セミナー主、かなえさんの答えは...

「自分の体を自分でさわる行為なので、やめさせようとしなくていいですよ。ただ、さわるときの注意を伝えてあげましょう。

とのこと。

注意というのは、例えば、

・「大切な場所なので、清潔な手でさわろうね。」
・「さわっているところを見ると嫌な気持ちになる人もいるので、一人のときにさわろうね。」
など。

すごくいい声かけだなぁと思いました。


「僕はどうやって生まれたの?」の答え方


「性的なこと=恥ずかしいこと」
という方程式が価値観として定着していくのは、大人になる過程でのことですよね。

子どもの頃は、そういった価値観がないからこそ、「うんち!」「おっぱい!」などの言葉を、笑顔で連呼しますよね(笑)

そんな、「性的なこと=恥ずかしいこと」という価値観がまだなく、プレーンな気持ちで、「性」を認識している時期こそ、性教育の好機と言われています。

ですから、子どもが、「空は何で青いの?」と聞くのと同じ気持ちで、純粋に「僕はどうやって生まれたの?」と聞いてきたとき。

それは絶好のチャンス!

普通〜〜に、「お父さんのペニスがお母さんの膣に入ってね、精子と卵子が出会ってね、」と、あるがまま伝えてあげると、
普通〜〜に、「へ〜〜」と聞いてくれます。

先述した通り、「性的なこと=恥ずかしいこと」という価値観が、まだないからです。

そのときに、
1億個以上の精子の中から、あなたが一番早く、お母さんのところに辿り着いてくれたんだよ。あなたはすごいんだよ!」

と伝えてあげたら、お子さんも喜んでくれるのではないでしょうか。
(そう考えると、あなたも私も、1億倍以上の倍率を生き残った、ものすごい存在ですね。自己肯定感爆上がり🔥)

逆に、性的なことを聞かれたときに、
「そんなこと聞くんじゃありません!」
と返事をすると、子どもは、

この話題はお母さん、お父さんを困らせてしまうんだな。
と学習し、その後、おそらく性的なことは聞いてきません。

もし、「性教育をいつかはしたいけど、今はまだ答えられない...」
困ってしまったなら

いい質問だね!でも、ちゃんと準備してから答えたいから、ちょっと時間をくれるかな?

という答え方がオススメです。
その後、準備して、ちゃんと伝えてあげましょう。


「うちの子、もう思春期です...」


先述の通り、性教育が一番やりやすいのは、性の価値観がプレーンな、幼児期と言われています。

が、「中学生・高校生のわが子に、きちんと性のことを伝えておきたい...」と思う方もいらっしゃると思います。

実際、恋人ができたり、性行為をし始める時期ですが、その中で、

「正しい避妊の仕方を知らなかったら」
「性感染症の知識がなかったら」
「AVを教科書にして行為に及んでしまったら...」

と思うと、怖いですよね。
(怖いけど、本当によくあることです。)

そして、もうしっかりと
「性的なこと=恥ずかしいこと」という価値観はできているでしょう

親からそんな話をされるのは気まずいかもしれません。

それでも、我が子と、我が子の好きな子を守るために、性のことを伝えたいと思ったならば...

そのまま伝えればいいと思います。
気まずいでしょうが、でも、お子さんへの愛があって伝えているのだから、その愛の部分は必ず伝わるはずです。」

これがかなえさんの答えでした。

性のことって、やっぱり、恥ずかしいし気まずいですよね。
なんだかんだ言っても、結局。
(もっと普通に話せることになってほしいけど。)

でも、私はこの話を聞いて思いました。
「愛」って結局、強いな...。と。

どんなに言いづらいことでも、その根本に「愛」があって、それが伝われば、大丈夫だと。
このセミナーで私は、「愛」は最強の最終兵器であることを改めて確認したのでした。

性のことなんてまだまだ無限に書けますが今日はこの辺りで。


何か相談事ありましたら、聞いていただければ、何かしらの形で答えられるかもしれません。
かなえさんも、「答えに困ることあったら聞いてください!一緒に性教育を広めましょう!」と言ってくださいました。

そんな、かなえさん達の絵本、オススメです。

「いきているただそれだけで」(文:あおきかなえ 絵:とぬまりさ


✳︎

◆性教育にオススメのもの集


本「おうち性教育はじめます」


○YouTube「【性教育YouTuber】シオリーヌ」


○オススメサイト「セイシル」



ではでは ♪
一番大切な話が、当たり前にできますように。

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