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初恋とラジパ

スペースでは話したことのある私の初恋の話。
ふと、悲しい出来事だけではなかったことを思い出して、noteに書くことにしました。

私の初恋は小学5年生、同じクラスだったサバンナの高橋さん似(私見)の男子でした。(以下、A君と記す)
隣の席になったりしてまぁまぁ話していたりしましたが、特に進展はなく小6になりました。

クラスが変わってしまい、ただただ思いを寄せるだけの日々でしたが、卒業も近づいた12月、私は意を決して告白することにしました。

今どきあまり無いであろうラブレターを書いて、A君に渡しました。しかし、何日経っても返事はありませんでした。

私の母校は中学受験をする子が多くて、ちょうどその時、私も含め受験勉強の真っ只中。
告白のタイミングを間違えたことに気づいたのは、受験勉強のための合宿的なものに参加している時に、その子に話しかけられた時でした。

「手紙ありがとう。でも受験の前だからごめん。」

周りから見たら顔はイケメンとは言い難いと言われたけど、とても賢くて、スポーツもできて、児童会にも入っているような子でした。

フラれる要素しかありませんでした。

なんて馬鹿なことをしたんだ、と思い私も受験勉強に取り組み、無事に中学に合格。A君も合格しました。

そしてバレンタイン、最後のチャンスだと思い、本当は学校に持っていってはいけないチョコを自分のお小遣いで買い、こっそり渡しました。

その後、放課後に星の観察会があった時、親の迎えを待っていたら「チョコありがと」と言ってきてくれました。

でも、サッカーやってるような一軍男子が私の方に歩いて来て

「あいつチョコ苦手だから親にあげたらしいよ」

と言ってきて、私はまた過ちを犯してしまったことを知りました。その会話を聞いていたA君はすぐ謝ってくれたのですが、心の傷はえぐられていくばかり。

そして3月(?)、A君は同クラだった学年イチのぶりっ子女子(これも私見)と付き合い始めました。
登下校の時は彼女がベタベタくっついて歩いているのをよく見かけました。

そして卒業。

もう会わない、会えないと思ってました。
嫌な思い出だけだと思っていました。
でも、私の幼稚園からの同級生だった男子とそのお母さんからのお誘いもあり、A君・幼稚園からの同級生・私の異色コンビでラジオパーク(以下、ラジパと記す)に行くことになりました。

同級生のお母さんの車に乗せてもらい、A君の家に迎えに行って乗ってきたA君は私の隣の席に座りました。
言ってくれた言葉は覚えてないけど、ホワイトデーを渡してくれました。車の形をしたオシャレなチョコレートでした。
初めてのホワイトデー、なかなか食べられなくてずっと冷蔵庫に入れてあったのを今でも覚えています。

ちなみに、幼稚園からの同級生の子は私と同じくその当時からラジオを聴いていて、後にテキトーナイトリスナーの先輩になる子でした。
でも、A君はラジオなんてほとんど聴かない子だったので、青葉を歩いていて私が「鉄ちゃんだ!」と反応してもポカーンって感じでした。

唯一盛り上がったのは、当時のラジパで恒例だった番組対抗企画。(優勝番組には番組制作費5万円がもらえるものでした)(また復活して欲しい)
その年は流行りだったおにぎらず対決で、3人であーだこーだ言いながら食べました。

A君に会えたのはその日が最後でした。
最後はいい思い出だったなと思いつつ、結局、今も変わらずラジオ聴いてイベント行ってる私、変わらないなと思いながらこのnoteを書き終えることにします🥲


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