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【脇ボトックス注射の効果】ワキガ・脇汗に効くの?効かない理由は?

脇ボトックスのおかげで、ワキガと脇汗を抑えられるようになったSakiです。

人にもよりますが、脇ボトックスは脇汗にホント効きますよ!

この記事は、「脇汗ボトックス注射の効果について」を深掘りしている内容となっています。

今脇汗やワキガに悩んでいる人の役に立てれば嬉しいです。

脇汗ボトックス注射の効果の仕組み

まずはじめに、脇汗ボトックス注射の効果の仕組みについてです。

専門的な言葉が出てきますが、なんとなくでも知ってた方が良いと思います。流し読みしてください^ ^

私たちの体には、「アセチルコリン」という神経伝達物質が存在します。汗をかく流れを簡単にいうと、

アセチルコリンが働く→神経に伝わる→汗をかく

です。
夏や運動したあとは、このアセチルコリンが活発になってるということですね。

発汗は体温調節という大事な役割をしてくれているので、本来はありがたいことです。

もし神経が働いてくれないと、体温が上がってしまい、正常な体ではいられなくなってしまいます。

が、、、
過度な発汗は困りますよね。

神経が伝達して汗をかくわけですから、
単純に、神経の伝達をブロックすることで汗を止められます。

つまりボトックス注射は、汗の神経をブロックさせる働きがある治療です。

正式には「ボツリヌス菌」といいます。

ボツリヌス菌が入っているクスリを脇に注射する、それが脇汗ボトックス注射です。

脇ボトックスが「なぜ脇汗に効果があるのか?」
わかってもらえたでしょうか。

こんな風に心配する人もいるかもしれません。

「本来必要な発汗を止めてしまって大丈夫か?」

答えは大丈夫です。
私たちが止めたいのは脇汗ですよね。

発汗は脇汗以外にも、背中やお腹、足、、、など全身からするものなので、脇汗が止まっても心配いりません。

また、脇ボトックスをしても100%汗が止まるわけではないので安心してください。

逆に、脇汗を100%止めたいという場合は脇ボトックスでは難しいです。そうなると手術などしかないでしょうか。

ワキガへの効果

脇ボトックスが、「脇汗を止める効果」があるのはわかったとして、

ワキガへの効果はどうなの?

と気になる人もいますよね。
私もワキガ持ちでもあるので気になる点でした。

結論、脇ボトックスはワキガに直接的な効果はありません。

えーーー!!

ですよね。。。

でも、実際は脇ボトックスはワキガに効果があります。

正確には「脇ボトックスはワキガにも効果がある場合が多い」です。

解説しますね。

そもそも、脇には2種類の汗腺があります。
「エクリン腺」と「アポクリン腺」です。

そのうちワキガの臭いに関係しているのは、アポクリン腺から流れる脇汗です。

脇ボトックスはエクリン腺に働きかけるもので、アポクリン腺に働きかける治療ではないんです。

ちーん、、、ですよね。

ただ、ワキガの臭いは脇汗と雑菌が合わさってはじめて臭いを発します。
「脇汗の量」、「雑菌の量」が増えるほど、臭いは強くなります。

簡単にまとめるとこうなります。

脇ボトックス前:アポクリン腺の脇汗(変化なし)+エクリン腺の脇汗(多い)+雑菌(変化なし)

脇ボトックス後:アポクリン腺の脇汗(変化なし)+エクリン腺の脇汗(少ない)+雑菌(変化なし)

脇ボトックスをすることで、エクリン腺の脇汗が減るので、その分ワキガ臭も軽くなりやすいです。

実際、私は脇ボトックスをすることでワキガの臭いにも効果を感じています。

どれだけ効果があるのかは、やっぱり試してみるしかありません。

以上が脇ボトックス注射のワキガへの効果の説明でした。

脇汗ボトックス注射が効かない理由と解決策

脇汗への高い効果が期待できる脇汗ボトックス注射ですが、全員に効果があるわけではありません。

もちろん脇ボトックスが効かない人もいます。

なぜ効かないのか?

大きく4つ理由が考えられます。

・症状が重すぎて最初から効かない
・耐性ができてきて効かなくなってくる
・注射の種類が合わない
・量が足りない

上から順にみていきましょう。

「症状が重すぎて最初から効かない」
これは言葉どおりですが、脇汗(多汗症)の症状が重すぎて最初から効かないというケースです。

発汗の神経が過敏すぎてしまい、注射ではブロックしきれないという状態です。

解決策は、、、
残念ながら、脇ボトックスでは解決できません。

エクリン腺を切り取るなど、手術をする以外ありません。

病院によって「注射のうまい、へた」はあるので、病院を変えてみるのも1つです。

続いて2つ目、「耐性ができてきて効かなくなってくる」について。

脇ボトックスはクスリを注入するわけです。
他のクスリと同じように、繰り返していくうちに慣れてきて、だんだんと効かなくなるということがありえます。

実際私も、初回と2回目以降では効果の持続が違いました。

解決策としては、次に解説する「違う種類の注射にする」、「量を増やす」という選択肢があります。

脇汗ボトックス注射にはいくつか種類があります。
クスリに種類があるということですね。具体的には、クスリを製造している国や会社が違ってきます。

人によっては、そのクスリの種類によって効果が変わってきます。

もちろん価格も違います。

代表的なのは、アメリカのアラガン社が製造する「ボトックスビスタ」です。

世界でトップのシェアで、日本でも唯一厚労省が認可しているボトックスです。

実は、、、
「ボトックス」とは治療名ではなく、このボトックスビスタという商品名からきています。

ですので、厳密には「ボトックス」=「アラガン社製のボトックスビスタ」を使用した注射をさします。

他にはゼオミン(ドイツ製)、ニューロノックス(韓国製)、リジェノックス(韓国製)あたりが国内の病院では使われていることが多いようです。もちろん他にも色々あります。

こう聞くと、アラガン社製以外は効果がないと感じるかもしれませんが、実際はそんなことありません。

どのメーカーも「A型ボツリヌストキシン」という脇汗のブロックに効果がある成分が含まれているので安心してください。

他のメーカー(アラガン社以外)の方が安い場合も多いので、メリットもあります。

あとは実際に試しながら、自分にあう種類を見つけるのが良いです。

私はまだアラガン社製を使ったことがありません。韓国製のリジェノックスの方が安いので、今はそちらを使っています。そちらでも効果があるので。

続いて最後の脇ボトックスが効かない理由です。
「量が足りない」について。

これは簡単な話ですね。
クスリの量が自分に足りないと効きません。

人によって症状の重さが違うので、自分にあった量を注射する必要があります。

難しく考えることはなくて、
症状が軽い人→少ない量でも効果がある
症状が重い人→たくさんの量でないと効果がない
です。

ほとんどの病院では(U)という単位で表示されています。

この数値が多いと量も多いです。もちろん価格も上がります。

私はその病院で1番多い、100(U)を打ってもらっています。

60(U)、80(U)、100(U)とあります。

以上が、「脇汗ボトックス注射が効かない理由と解決策」でした。

脇汗ボトックス注射の効果はいつから出る?

いつから脇ボトックスの効果が出るか?

ですが、数日後から効果が出てきて脇汗が止まります。

個人差がありますが、多くの人が「3日後」あたりから効果が出るようです。

私はもう少し早く効果が出た記憶ですので、3日よりも早い人もいます。

逆に、4日目なのに効果がない!と焦らなくても大丈夫です。ちょっと遅れているだけの可能性が高いです。

効果が持続する期間

効果が持続する期間ですが、これもかなり人によって差があるようです。

病院のホームページを見ると、3ヶ月〜9ヶ月もの開きがあります。

私の場合は初回は7ヶ月、2回目以降は4ヶ月くらいなので、その幅には当てはまります。

3ヶ月〜6ヶ月程度と考えておくのが無難な気がします。

以上、脇汗ボトックス注射の効果について色々書いてきました。

脇ボトックスは手軽にできる最高の脇汗対策ですよ!
悩んでいる方は試してみることをおすすめします。

私が脇ボトックスをした時の体験談をまとめている記事もあるので参考にしてください。


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