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厚塗りを練習しました
2022/03/15[かっこいい絵を研究したら厚塗りに行きつきました]
前回厚塗りについての発見があったお話をさせて頂きましたが、
今回はその『厚塗り』を練習した話をしたいと思います。
□厚塗りとは
前にもお話ししたことがありますが、特にデジタルの塗りについて私は詳しくありません。主線なしのイラスト、ドット絵とか見てわかるもの以外は、水彩っぽいかなー、厚塗りなのかな、とか。ギャルゲーとかアニメの塗りも、多分、こう言うこと?って思うくらいです。その絵が素敵✨って思ったらあんまり何塗りなのか気にして来なかったと言う人生でした。
しかしながらデジタルも3年目なので、もう少しはっきり自分の中で区別出来るべきなのではないかと考え、研究をしてます。
さて厚塗りですが、私の認識としては何度も言いますが『油絵っぽい』です。
究極は主線なしにしてもその絵の形や顔やどれが影で光で、服で髪なのか、などがはっきりくっきりわかる、と言うもの、と考えます。
練習した時のものです。
まだまだ甘いですが、2度目の練習でこんな感じです。
この上にニットの模様をブラシで置いたので、服は描き込みしてません。
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□□練習の仕方
では、私がどのように練習したか、語らせて頂きますね🙏
練習方法のざっくりした言い方は『普段と逆のことをした』です。
具体的にやったことはこちらです
厚塗り練習
①丁寧じゃない線画
②バケツ使わない
③塗りレイヤー1枚
④下の色は消さないで重ねて塗る
⑤線画は後で
簡単にいうとこの5項目でした!
最初いろんな方のタイムラプスや、動画を拝見させて頂きました。
やり方は様々でしたが、ある程度の線画→バケツ塗りは結構基本なのかなという印象でした。
そういう感じを頭に入れて、ある程度丁寧な線画→バケツ塗り、をしていたのですが、何かが違う?これでいいのかな?という不安で練習に身が入りませんでした。
そこで閃いたのが油絵✨
油絵ってそもそもどうやって描いてるのかな?って。
キャンバス1枚に色を重ねて塗ってて、水彩と違って、上に重ねた色が下の色を隠すことが出来たりする?そして、キャンバスには下描き、うっすらですよね。そもそもバケツ塗りもない!
それだ💡
ということで①と②
丁寧じゃない線画→バケツ塗りしない=ラフ→筆でベタベタ
いつもはラフが出来たら、線を丁寧に描いてからバケツ塗りにして、その上にレイヤーを重ねて塗っていましたが、ある程度のラフを描いたら、水彩筆で大きく色を置いて行きました。
そして③
塗りレイヤーは1枚
キャンバスに見立てて、塗りは本当に1枚だけでまとめました。
これはあくまで練習するために、です。細かい修正などする場合は不向きかと思います。
④
消さない
線からはみ出した色は消しゴムで消しましたが、それ以外は上に色を重ねて、消しゴムは使いませんでした。
そして立体感が出る様に、濃い色、薄い色と重ねて行きます。
注意したいのは、私は濃い水彩筆が好きで使っていて、これは結局水彩で塗りレイヤー1枚だと隣の色を広げたり混ざって汚くなってしまうのと、透明度もあるので、しっかり重ねないと完成した時に部分部分透けている時があります。
油彩筆だとそんなことないのかもしれませんが、まだ試したことがないです。
色と色の際を塗る時はGペンを使ったりして区切り、範囲の広いところは透けていないか確認しました。
最後に⑤
線画は後で
ある程度塗り終えたら、主線を描きます。細かい線を書き足しながら満足するまで丁寧に描き、また最後に色を変えます。
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完成したものがこちらです。
少し直しながら、背景や「覆い焼き発光」で光を、「乗算」で影を、足しました。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/74219391/picture_pc_0f7d6c0cedb7b3acf9bfe4b62b31d8d5.png?width=800)
□□□厚塗り練習3作
1回目の練習
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/74206789/picture_pc_5a95de94a81cfb86b7b6932317f0296b.png?width=800)
2回目
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3回目
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/74206978/picture_pc_4a9868d81304671341878017efe7046e.png?width=800)
そして今回は4回目になりましたが、練習方法として早くて楽だなと感じています。
もっと筆使いの工夫が出来たり、塗り跡なんかをセンス良く残せたらおしゃれな雰囲気になるんだろうな、と思いました。
□□□□厚塗りで思うこと
ささっとした印象の線画で、例えば髪と髪の線が繋がっていないとか、二重線になっているとか、ちょっと歪んでいるとか、そういう感じの線でも塗りの印象によって圧倒されて、全く気になりませんよね。おしゃれでかっこいいとまで感じます。
私はあくまで丁寧な線、細かい線を描くのが好きなのでこの描き方をまだ変える気はないですが、ささっとした印象ももちろん憧れています✨
私の中の厚塗りというものの認識は、もしかしたら間違っているかもしれないし、結局こういう感じ?という曖昧なままなのかもしれません。
ですが、4回に渡っていつもやらない方法で塗りの練習をして来て、今後こうしたいという発見や、自分の絵の無駄な肯定などがわかりました。
取り入れながら、また更に好きな絵が描けるようになって行きたいと思います。
因みに厚塗り=かっこいい、が一番しっくりくるんですが、かっこいい印象の絵では目もかっこいいと思っていて、ずっと気になっていたリアルっぽい形の目、下瞼の線が2本あって下まつ毛もしっかりあって、目の周りに濃い色を乗せる感じの描き方を併せてやってみております👀
顔に立体感が出る、と勝手に思っています。
□□□□□まとめ
厚塗り練習語らせて頂きました🙏
あくまで一つの練習方法として、行き詰まっていらっしゃいましたらやってみてください。一枚のレイヤーでやると、今まで分けていたレイヤーの必要、不必要にも気付けたり、筆の特徴に気付いたりすることもあると思います。
新しい発見や、やりやすい方法を見つける為にも、息抜きの為にも、少しの変化はあっても良いのではないでしょうか。
次回は4/1更新予定、「オンライン即売会に参加した」話しをしたいと思います。
ここまでお読みくださりありがとうございました!
またよろしくお願い致します☺️
無理せずに楽しめるのが一番!と思って活動しています✨ 絵を通して、明るさや楽しさ、優しさなどが広がってくれると嬉しいです☺️