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ドラマで描かれる電磁波被害

ドラマや映画を観なくなって5年ほど経つ。
シーズン2まで観た内容も忘れかけていた『ベター・コール・ソウル』の最終シーズンが配信開始されたというので、Netflixに登録して観ることにした。

内容についての感想は全部見終わったら記事を書くつもりだが、ひとまず、主要な登場人物の一人が、電磁波被害に苦しんでいるという設定なので、そのことについて気がついたことなど書き留めておく。

主人公ジミーの兄は優秀な弁護士だったが、電磁波被害に苦しみ、家の中に引きこもって外出することができなくなっている。
家では電気を使わず、部屋の壁全体にアルミを張り巡らしている。
来客は、携帯電話などの通信機器をポストに入れて、彼の家に入る。
止むを得ず外出するときはアルミシートで身体を覆う。

電磁波が気にならない大多数の人からすると、この症状は精神疾患のように見える。
しかし弟は、電磁波に苦しむ兄を助けるためにいろいろと立ち回っている。
ただ兄弟仲がよいのかというと、確執があり騙し合いを繰り広げている。
弟も弁護士だが、無軌道な言動で周囲から不興を買っていて、その差は歴然である。

筆者が電磁波被害について認識するようになったのは、結構最近のことなので、それまでは、通信機器をガンガン使っていたが、気をつけて使用を制限するようになると、アレルギーが改善した。

ドラマはフィクションだから、電磁波被害に苦しむということが、現実にはありえないことだと思われるかもしれないが、この症状がどういう感じかは、実際に被害に苦しんでいる人を調査した上で演技をしていると思えるくらいリアリティがある。

電磁波に敏感になると、なにか、締め付けられるような感じがある。
これは全ての人が同じように感じるのかはわからないが、喩えると、陶器を棚からテーブルに運ぶ途中で、手を滑らせて床に落とす瞬間、身が竦みザワっと総毛立つような感覚になるのと似ている。

このドラマで被害に苦しんでいる兄は弁護士であるということが、電磁波となにか関係があるのではないかと思う。
弁護士は思考によって、人と人との問題を解決することを生業としている。
携帯電話などの通信機器は、電磁波を媒体として人と人とのメッセージの伝達をする道具である。
人と人との仲介役となる存在というのは、思考パターンが電磁波と干渉して、身体に苦痛をもたらしているのではないかと思う。

それなら弁護士がすべてそういう症状に苦しむのかというと、もちろんそうではなく、なんというのか、その任務にどれだけ責任を感じているのかによって変わってくるのではないだろうか。

ドラマでこの兄のキャラクターは不安定な弟とは対極で、あらゆる人々の言動について深く考慮し、人一倍責任を受け止めているようだった。それが周囲からの信頼と評価につながっている。

つまり、その人が、リアリティを持ってこの世界に関わる振る舞いが、周囲からもその通りに受け入れられている場合、支配者層の脅威になりうると判断されると、電磁波攻撃のターゲットにされる傾向があるのではないだろうか。

出来の悪い弟のほうは、真摯に生きているのに、周囲から全然信用されず、見下されていることが幸いして、電磁波から身を守ることができたのではないだろうか。

シーズン5の終わりで、弟の方にも、電磁波に敏感になる描写があったが、それは、弟の仕事がようやく軌道に乗り始めた時期なのだ。
健全な社会貢献意欲を持つ兄とは違って、大企業のクライアントから相手にされずに、社会の片隅に追いやられている弱者の案件をいくら誠実にこなしていっても、世間から承認を受けることのなかった弟は、その反対のアングラな世界のクライアントと関わり、一線を越えてどっぷりと浸かってしまった自分を受け入れ仕事に取り組むことで世間的には悪名の力を獲得していくことになる。

さて元外交官キャリアでディープステートについて言及して注目を集めている馬渕睦夫氏いわく、米国の法曹界は、ユダヤ系つまりDSに牛耳られているとのことだ。

このドラマの兄弟は、ユダヤ系ではない。
つまり電磁波被害に苦しめられている非ユダヤ系の優秀な弁護士である兄は、法曹界で影響力を持つことを恐れたDSサイドからターゲットにされたと考えられる。

それは、兄弟間で潰し合いをするという悲劇にも通じる。電磁波によって、そういう方向に誘導されてしまうということは十分あり得ると思う。


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