天使暦361°-370°/420°

空白の領域

420°スケールで構築される天使暦と、360°スケールの黄道十二宮との最も特徴的な違いがこの空白の領域です。

1°〜360°までのエネルギーを統合させるための空白の領域である361°〜420°は、異なる階層に位置します。

詳細な解説は、この記事の後半にまとめました。図表ができたら書籍化するので、有料エリアに設定します。

D=昼 N=夜
10°(361°-370°)の領域を各デーカンⅠ,Ⅱ,Ⅲで3等分します。

Ⅰ, Libra:(D)Yezalel   -   (N)Mebahel
Ⅲ, Virgo:(N)Hihaayah   -   (D)Laviah  

Ⅱ, Libra:(D)Hariel   -   (N)Haqamiah
Ⅱ, Virgo:(N)Eldayah   -   (D)Haziel

Ⅲ, Libra:(D)Levayah   -   (N)Keliel
Ⅰ, Virgo:(N)Kehethel   -   (D)Akayah

360°および420°スケールの回転方向

一般的に受け入れられている通常の時間体系は、360°スケールによって構築される24時間(昼12・夜12)、24節気(12ヶ月・黄道十二宮)です。

一方、天使暦は、420°スケールによる時間体系で構築され、黄道十二宮などの360°スケールの時間体系とは逆方向に回転します。

占星術では、右回り(時計回り)をプライマリー・モーション、左回り(反時計回り)をセカンダリー・モーションと呼びます。
ホロスコープのチャートは通常、セカンダリー・モーションで表示されます。
惑星が逆行しているときは、プライマリー・モーションとなり、見かけ上の太陽の動き(東から昇り西に沈む)と同じ方向になることから、神(太陽)に並ぼうとする不遜で畏れ知らずな者を表すとされます。

黄道十二宮は、セカンダリー・モーション=左回り(反時計回り)でホロスコープ上に表示されます。
したがって、360°スケールの時間体系は、セカンダリー・モーション=左回り(反時計回り)ということになります。
これは、現象界を支配する時間の体系でもあります。

それに対して、天使暦は、不可視・不可知領域のエネルギーを、知覚可能にするために420°スケールを用いて体系化した概念です。

概念は霊体を通じて現象界で知覚可能な輪郭を表すことができます。
霊界からのエネルギーが現象界において物質に転写されるとき、反転が起こります。

したがって、概念の領域にある天使暦は、現象界を支配する360°スケールの時間体系とは逆方向に回転しているということになります。
つまり、天使暦は、右回り(時計回り)になります。

フランス革命暦における対極の概念

通常の360°スケールの時間体系における夜の時間帯だけ対極のエネルギーを取り入れることで、両極性を意識化することを、筆者は『フランス革命暦ダイアリー』で提唱しました。

例えば、通常の時間体系の2月6日は宝瓶宮16°前後、太陽黄経360°スケールでは316°ですが、420°スケールに度数変換すると、369°になります。

通常のホロスコープでは、宝瓶宮16°のオポジション(180°対極)は獅子宮16°ですが、420°スケールでは、369°のオポジション(210°対極)は、159°となります。369°+210°-420°=159°

黄道十二宮は360°までなので、361°〜420°の領域は、空白となり、1°〜360°までのエネルギーを統合させるため異なる階層に位置します。

天使暦420°スケールにおける361°〜420°は、太陽黄経360°スケールでは309°〜360°に該当します。グレゴリオ暦では、1月29日前後から春分までの期間に対応します。

余談ですが、天使暦での空白の期間に生まれた場合、天使暦420°スケールにおけるオポジション(210°対極)のサインを見ます。
例えば、天使暦420°スケール369°の対極159°は、太陽黄経360°スケールでは223°となり、天蠍宮13°に該当します。2月6日生まれの方の太陽の位置は、通常は宝瓶宮16°ですが、天使暦では天蠍宮13°ということになります。

話を戻し、フランス革命暦では、秋分の日から始まり、一年365(6)日進行します。30日毎に月が変わり、余った5(6)日は公休とされました。

それを筆者は、対極のエネルギーを意識化するために、春分から始め、夜の時間帯に設定することを考案しました。
春分の日は白羊宮、秋分の日は天秤宮に該当します。両者は(180°対極)のサインです。

天使暦はあくまで概念の領域の指標として度数を扱いますが、筆者が考案した夜の時間帯だけのフランス革命暦は、1日を指標としているので、天使暦420°スケールにも、太陽黄経360°スケールにも一致しません。

そのため、360日までは、太陽黄経360°に同期し、361日から365もしくは366日までは、天使暦420°における361°以降に対応させます。

太陽黄経360°はほぼ一日なので数えやすいのですが、361°以降は、余りの5日ないし6日と、361°~420°の60°を同期させるので、1日につき10°ごと進行することになります。5日の場合、中間の3日目は20°にします。

カルデアンかるたの回転方向

天使暦は、概念の領域にあるため、現象界に転写させる媒体を必要とします。
それが「カルデアンかるた」です。
420°スケールで構成されているカルデアンかるたは、現象界の太陽黄経360°スケールと同じ左回り(反時計回り)に配置します。

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