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#小島圭巽 選手 トップチームデビュー!

ロアッソ熊本ユースの小島圭巽選手が天皇杯でトップチームデビューを果たしました。

第99回天皇杯全日本サッカー選手権大会 2回戦
サガン鳥栖戦
2019/7/3(水) 駅前不動産スタジアム

J1相手に交代出場でチームを活性化させました。

交代が11FW三島康平選手だったため2トップの一角にそのまま入りました。
何度も裏抜けの動きをしてボールを呼び込みチャンスを作っていました。

現役高校生のトップチーム出場は現松本山雅FCの米原秀亮選手以来です。
トップチームのレギュラー選手でも味わえないレベル相手に堂々と渡り合っていました。

この試合にはロアッソ熊本ユース出身の8MF上村周平選手と29DF衛藤幹弥選手がスタメンで出場しており、2人の先輩と同じピッチに現役ユース生が立つことになりました。プリンスリーグ九州で一緒に戦った衛藤選手とは息の合ったコンビネーションを見せました。

チームが延長に突入するとダブルボランチの片方として、ユース出身者の道を切り開いてきた上村選手と共に中盤を支配しました。感動の一瞬。そしてユースの後輩を導くように動き回る上村選手と抜群のコンビネーションを見せました。

将来、他のクラブのようにユース上がりの選手が珍しくなくなる日が来るかもしれません。それは今日のような日があったからこそだと、未来のロアッソ熊本サポーターに残しておきたいと思います。

120分でも決着がつかずPK戦にもつれこみました。両チームとも5人中2人が決めきれず3-3でサドンデス。6人目のキッカーは小島選手―――。

どれだけの高校生がこの舞台に立てるでしょうか。プロの試合に出場している高校生は一握りです。ましてやPK戦のキッカー。Jリーグの歴史をひも解いてもそんなに多くないのではと思います。

この大事な場面で放たれたシュートは真正面。完全に相手GKの不意をつきました。しかしこれがJ1のGKか。残した足でセーブされてしまいました。

PK戦の末ロアッソ熊本は敗退してしまいました。最終キッカーとなった小島選手はとても苦い、でも誰しもができない大きな経験を得ました。その悔しさが強さになると確信した一戦でした。

この試合は2019年、というよりかは近年稀に見る好ゲームでした。

サッカーは面白いと心の底から言えるナイスゲーム。
120分間一歩も引かずに、しかもフェアに戦いきった両チーム。
ゲーム中に何回も戦術を変更しながら試合をコントロールしようとした両ベンチ。
そして試合終了後にお互いをコールし合った両サポーター。

だからこそ勝ちきりたかったですし、その悔しさがまたこの舞台に立つための原動力になると確信します。
この試合のピッチに立てた小島選手。これからも楽しみです。


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