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わたしの決断

来年の春から正式に東京で働くと決めました。このような形でのご報告となってしまったことをお許しください…(>_<)

就職先は「ツクルバ」という会社です。

ツクルバでは、デザイン × ビジネス × テクノロジーを掛けあわせた事業を行っています。具体的には、中古・リノベーション住宅の中から理想の「一点もの」との出会いを提供し、自分らしい暮らしを実現させるためのサービス。また、企業の成長フェーズに合わせた「働く」空間に関わるソリューションの提供などを行っています。

先月、マザーズへ上場したということもあり、ベンチャーの中でもかなり勢いのあるとても魅力的な会社です。魅力ポイントはまだまだありますが伝えきれないので、興味のある方はこちらから。

それより

「え、食はどうしたの?!」「あれだけオーガニックに夢中だったのにいいの?」

そう思われる方も必ずいらっしゃると思います。笑

…そこで、自分の頭の整理も含めて、この決断に至った経緯をいくつかの項目に分けて書かせていただきます!

【目次】

■ ワクワクするところに人は集まる

■ 開業とモヤモヤ

■ ツクルバとの出会い

■ 不安や恐怖よりも勝ったもの

■ 不変の想いをもって

___________________

■ワクワクするところに人は集まる

私はこれまで、「次世代にホンモノをつなぎ、よりより地球を創る」という想いを持って活動してきました。(ここでいう「ホンモノ」とは、「自分の大切な人に伝えたくなるもの」と私は解釈しています。)

オーガニックをその手段の一つとして位置付け、学生団体Organic lien(農業体験や料理教室等のイベントを企画・運営)、Lifood(料理を習慣にすることを目的としたコミュニティ)、大学で「いただきます」の自主上映会やオーガニック弁当の販売企画などを行ってきました。

ただ、これらの活動をする中で、わかったことがあってりまして…

"食"というテーマにおいて言うと

何を食べるかも重要だけど、誰とどのような空間で楽しく食べるか

つまり、”食”を「楽しむ」

ことが大切であるということでした。

そして、

ワクワクするところに人は集まる

ということを、様々な場づくりに関わる中で身をもって学びました。

■開業とモヤモヤ

そこで、個人で「is better」を開業し(これは勢い80%)、食の空間をデザインするオーダーメイドケータリング事業を始めました。

簡素なオードブルになりがちなイベント等の軽食において、テーマに合わせた料理を提供することで、食を楽しみ、場を楽しみ、コミュニケーションを生むことを目的としています。そのため、事前のヒアリングとプランニングを徹底していることが、is betterのこだわりでもあります。

見た目の鮮やかさなどで評価をいただき、口コミのおかげで開業してから十数件もの依頼をいただきました。とてもありがたいことです…

…しかし、自分の中でずっとモヤモヤしていることがありました。

それは、予算等の関係から納得のいく食材を使えないことや、不定期であるために月の収益がかなり不安定であること。

そして何よりも、

学生や個人のブランドが先走り、応援や支援として商品を買っていただいているような感覚があったことです。

つまり、

自分の商品に「真の価値」を感じてもらえているかが不安だったのです。

さらに、全てのオペレーションを一人で回す中で、作ることに必死になって、食の楽しさや、ワクワクする世界観を本当に伝えきれているかな

そんなモヤモヤした感情を抱いていました。

■ツクルバとの出会い

そんなある日、以前から気になっていたツクルバの記事がたまたまFBに流れてきて。

初めは興味半分で読んでいたけど、いつしかツクルバのコミュニティとして在り方や理念にのめり込んでいました。たまたま採用担当の本間さんと繋がりがあったため、思い切ってメッセージをしたことが、ツクルバとの出会いのきっかけです。

そこから数ヶ月面談を繰り返す中で、「philosophy&business」を掲げるツクルバの方針や事業が、自分の目指しているワクワクする世界観に近いことに気づきました。

↑ツクルバの5つのクレド

「オーガニック」や「地球」などのワードを用いる、哲学や思想が強い領域では、経済活動との両立が難しいことを、これまでの活動を通して感じていました。だからこそ、その壁に立ち向かい、もがきながらも本気で実現しようとするツクルバの姿に強く共感しました。

そして、自分もここで一緒にその世界を作ってみたいと感じるようになりました。

ただ、すぐに決めきれなかったのには一つの理由がありました。

選考を進めていく中で、会社で、しかも東京で働くとなると

「自分を変えなければいけない」「本来の自分がどこかへ行っちゃうのではないか」

そう思っていたからです。

■不安や恐怖よりも勝ったもの

そんな中、共同代表の一人、中村さんと面談(ビルのベランダで、風を感じながら…)した際に、たまたまこんな話をしてくれたのです。

※ちなみにもう一人の代表村上さんとの最終面接は焼肉を食べながら…こういうところも好きです笑

「実はさ、『本来の自分』って別になくてさ。人は多面的なものだから、どの方向から見るかによって違うと思うんだよね。」
「だから、きっと『誰と、どんな環境にいる時の自分が好きなのか』が大切だよね。その、自分が好きな『自分』で居られることが一番いいよね。」

…なるほど。

この話を聞いて、私は思いました。

きっとまだ知らない自分がたくさんいるよな、と。

そして、進化するって「自分を変える」のではなくて

「自分の知らない自分を知る」ことなのかなと。

ただそれって、めっちゃ怖いし、勇気のいることです。

けど、その先にはいま自分が見えていない面白い世界が待っているのかなとも思います。

私は、その不安や恐怖心よりも、「好奇心」が勝ったので、この心を信じてまっすぐ突き進むと決めました。

長くなりましたが、これが東京で、ツクルバで働くと決めた理由です。

■不変の想いをもって

21年間北海道にいた私としては、東京へ行くことに不安がありすぎる(電車、ゴキブリ、気温、住まい…挙げたら止まらない笑)けど、このタイミングで東京にいけることを、チャンスと捉えて楽しんできます!

そして、何よりもこの期間を通して「ワクワクすることで、地球を良くする」という、自分の中のビジョンを再定義することができました。

頭でっかちで真面目によりがちな自分だからこそ、意識的にこの「ワクワク」を追求したいと思います。すでに頭でっかちですが笑

そして、変化を恐れずに、考えを丁寧に言語化することを目標とします。

言葉のニュアンスや領域が変わっても、
未来の子供達がより良く暮らせる社会を創る
という想いは、不変的なものです。

ちなみに、東京へ行っても食の活動はし続けます!(現在も完全栄養チョコレートを開発中)

いつかまた北海道で面白いことをするためにも、ちょっくら長い旅へ出てきます!

こんな齊藤ですが、たまに飲みに誘ってくれたら喜びます。笑
よろしくお願いします^^

最後まで読んでくださり
ありがとうございました♪

24歳、北海道生まれ。2022年に日本一寒い村である北海道旭川市江丹別町への移住を決めると同時に、「&SHEEP」の立ち上げを決意🐑羊を通じて、心も身体も環境もととのう、そんな新しい衣食住のかたちを発信します⛄️🏠