見出し画像

熊本県 花の香酒造

ずっと伺いたかった熊本県和水町(なごみまち)の「花の香酒造」さん。

6代目 神田清隆さんにお話を伺いました。

 

約9年前。

私が花の香さんの焼酎を紹介したブログを見て神田さんがメッセージを下さったことがありました。

その時からいつかお尋ねしたいと思っていた酒蔵さん。

なんとその時の事も憶えて下さっていました!!
 

まずそこから感動し
さらに酒造りへのこだわりを伺って
感動のオンパレード。
 
 

日本酒とは?
日本とは?
和水町で造るということは?
ここだからできる日本酒とは?

これらを徹底的に追求されている方です。


『土地を醸す』

和水町は、約9万年前に阿蘇山噴火の時の火砕流が固まってできた土地です。

ここには2千年以上の米作りの歴史があります。

この土地で育った酒米を使い、仕込み水は岩盤によって自然濾過された石清水を使う。


酒造りにとって大切な「酒米」も徹底研究し続けていらっしゃいます。

花の香農業部を立ち上げ、地元の農家さんと山田錦の品質研究をされ、無農薬、無化学肥料での栽培もされています。

さらに、江戸時代の終わりから明治にかけて栽培されていた熊本の在来種米「穂増(ほまし)」を使った酒造りにも挑戦されています。

まさに、この土地そのものの力【地力】を活かした酒造り。


『日本の本来の文化をお酒とともに伝えたい』

【地力】ということにこだわっているのはフランスでの学びも大きかったそうです。

フランスのワイン造りには「歴史」「文化」「哲学」が根付いていて、それがしっかり守られている。

日本は新しいもの、新しいものへと変化を求める部分があるが、本来の文化に注目することが大切なのではないかと。

日本とは?

日本酒とは?

自国を愛するとは?

この和水町で酒造りをするということは?

を考え、今もまだ学びの途上にいますと仰っていた神田さん。

『この土地を愛してきたからこそできる酒がある』 という土地への畏敬の念から生まれたお酒がこちら。

九拾(きゅうじゅう)
90%精米の低精白醸造

白米が92%なので、ほぼ同じ!

私のなかで、磨けば磨くほど美味しい日本酒になるという思い込みがあったので、驚きました。

とても優しく力強さもある味わい。
美味いです!! 

低山に囲まれた和水町は、
低気圧に強く、風通しがいいからいもち病になりにくいという土地の特徴があるそうです。

だから米作りが長年続いてきた。
この和水町の土地の素晴らしさを味わってほしいと、あえて磨かずに醸した逸品。


酒蔵に行くと、試飲ができるBarカウンターがあり、素敵なギャラリーもあります。

ギャラリーの小窓からは
酒造りの過程を少し覗くことができます!


『つきつめていくと不可能なことはない』

神田さんは何度も厳しい局面に立ったことがあると仰っていました。

木村秋則さんの「奇跡のリンゴ」にも励まされたそうです。

「つきつめていくと不可能なことはない」という言葉に、これまでの様々な経験、想いが凝縮されているように感じました。

『価値を創造していくこと』

蔵の周りも含めて始動していく大きな夢の話もして下さいました。

「価値を創造していくことです」と仰っていましたが、これからまだまだ創造が膨らんでいく【花の香酒造】。
醸されるお酒を頂くのが益々楽しみです!!

3月3日に開催する麻布のBARでのイベントでは、花の香酒造さんのお酒をご提供します。

イベントは既に満席❤️
ありがとうございます!

そして私の夢が1つできました。

神田さんをお招きしてお話を伺いながら、花の香酒造のお酒を味わうイベントも開催したい😆

実現させたいです!









この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?