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小江戸鏡山酒造「鏡山」

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埼玉県川越の「鏡山」を醸す。
小江戸鏡山酒造さんへ行ってきました。

小江戸川越は蔵造りの街並みを大切に守り、江戸の面影を残しつつ新しい魅力も詰まった
素敵な町です。

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平成生まれの銘酒「鏡山」の歴史には沢山の苦難がありました。

明治8年に創業し、平成18年に廃業に追い込まれました。
しかし6年後、地元の方々から再興を望む熱い声から、酒造りに情熱を燃やす若者たちが集い「鏡山」を復活させるべく、新たな小江戸鏡山酒造を設立。
杜氏は同じく埼玉県の天覧山酒造の五十嵐兄弟の次男(昭洋さん)を筆頭に再興へと向かいました。

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とはいえ復活の道のりは険しく、廃業した鏡山酒造は建物こそ残っていたが酒造設備はなく、新たな蔵を建設する必要がありました。
さらに酒造りに欠かせない良質な水の確保。

壁にぶつかった若者達を助けたのは、川越に江戸時代から続く老舗の松本醤油の蔵元さんでした。
醤油と日本酒は同じ醸造品です。共に歴史を重ねてきたもの同士、「鏡山」の復活を助けようと、蔵を建てる土地と水源を提供をしてくれたのでした。

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松本醤油さんの蔵を間借りしている状態でその設備は全て新しく、広さはテニスコートの半分くらいの狭さです。

こうして2007年2月から酒造りをスタートさせました。
設立当時は全員が30代という若さで時代に合う味わいへと毎年進化しています。
「鏡山」は少量仕込みにこだわり、鏡山ならではの華やかさが魅力です。

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