豊かな煮物
実家の畑でとったフキは佃煮にしたかったのに父が皮を剥いてしまい
煮物にするしかなくなった。皮が口に残るのが嫌だろうとなんだろうと
佃煮用のフキの皮は剥かないものなのだ。以上。
友人が摘んでくれたコゴミ、別名クサソテツという事を知るが「クサソテツの天ぷら」とか「クサソテツのおひたし」とか、聞いた感じ耳にゴツいよなぁ。ここはやはりコゴミでいいだろう。以上。
自分で茹でた竹の子は、またもヌカを一緒に買い忘れてしまい
丸腰で茹でたもののアクが無くて全くツイていた。
ゲリラ豪雨の中、川を遡上するような格好で自転車を飛ばして向かった
「美味しい豆腐屋さん」。油揚げは初めて買う。こんなムッチリした揚げが
一枚100円というのは破格だ。これは豪雨でも通わざるを得ないだろう。
これらを盛り合わせるとそれなりになったが、もう一つ彩が欲しい。
彩り亡者として食べられそうな彩りを漁りに行くとあった。春の七草の一つゴギョウだ。これの花ハハコグサが黄色い花を咲かせていた。
これを一輪摘んであしらいにしたら完成だ。
一つ一つの具材にささやかなドラマがあり、そんなエピソードの寄せ集めのような炊き合わせはなんだか豊かな味がする。
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